教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

日本人が株を買わなくていい本当の理由

2011-01-22 00:01:12 | 経済/経済/社会
日本人が株を買わないワケ
http://www.sec-guide.com/yahoo/column/



日本人はキホン株をやらない。
そのやらない理由についてとある人が分析した結果が↑これである。
理由についてのどうのこうのはリンク先を参照されたい。

しかし!

わたしはそれは本質ではないと考える。
もっと別のところに真の理由があるからだ。



資産運用として見た場合の株の良いところはいくつかある。

1つは預金や債権よりもリターンの期待値が大きいということである。

しかし。
それは日本では働かない。
それはなぜかというと、バブルのときに日経平均が38915円をつけたっきり、一向にその値を回復しそうにないどころか、高値自体すらジリジリ下がっているからだ。
2007年の株高のときだって18300円くらいまでしか上がっていない。
わたしの直感的予想では、次のピークは良くて16000円くらいにしか届かないと思っている。

株はもうからない。
誰がやっても儲かるようなベストタイミングで始めたわたしのようなラッキーなヤツでなければ損している個人のほうがむしろ多数派だろう。
損しやすいならやめといたほうが良いのは当然のことだ。



なぜ日本だけそうなのか?

これは株の良いところの2つ目の理由で説明できる。
インフレヘッジになるという点である。

株というのは本来は強力なインフレ連動性を持っている。
だからインフレが進む国では株を買えば儲かりやすい。

しかし。
そこは日本の特殊事情。
デフレの国では強力なインフレ連動性を持っているがゆえに、むしろ損をする。

株のインフレヘッジ機能は日本でも正しく機能しているがゆえにうまくいかないのだ。



デフレの国の中で資産運用するにはどうしたら良いだろうか?

国債を買うか銀行に預金しておくのがイチバン良い。

株は期待値として損になるからよほどのチャンスでなければ買わないほうが良い。
むしろ売り持ちのほうが期待値として儲かる有様になる。



日本人が株を買わないのは、日本固有の特殊事情により買わないほうが良いから買わないだけのことである。
リスク資産に全く手をつけないから運用ベタで愚かだというわけではなく、個人投資家は最も賢い選択をしたからこそ株を買っていないのだ。