このまえ、どこぞの保険屋からキャッチセールスの電話がかかってきた。
わたしは前に生命保険を20年分一括で支払っているので、生命保険関連商品に対する興味は全くない。
ただ、年末調整で個人年金の枠だけ全く使っていないので、そこを埋める分の税金対策分だけ個人年金に興味はあった。
ちょうどいいからそのセールスマン(だかテレフォンアポインターだか?)の話を聞いてみたわけだ。
その保険屋のアニキのセールストークはこうだ。
「お客様の年齢ですと、月々○万円になります。
60歳までのトータルで○○○万円になります。
年金としてこちからお支払いする額はトータルで○○○万円になります。
これはお申し込みの時点で確定しますので必ず受け取れます。
この差額の○○万円分だけお得ですよ!」
これはきっとマニュアル化されているのだろう。
なんというかこう、
「いいお客が釣れた!」
とでも言いたいような意気揚々とした感じに説明してくれた。
さて。
○○○万円入れると確実に○○万円増える。
まあそれはよしとしよう。
いったいこれはどれくらいお得なのだろうか?
比べる対象としてはリスクフリー資産の利回りと比べる必要があるだろう。
たとえば銀行の定期預金の金利とか、長期国債の利回りとか、TIBORとか。
○○○万円入れると確実に○○万円増えるというのを金利に換算すると年何%だろうか。
何十年もの長期固定金利かつ途中解約ペナルティー付というリスクは、先のリスクフリーレートに比べてどれくらいのスプレッドがあるのだろうか。
・・・というのを先の保険屋に聞いてみた。
しかし、保険屋のアニキはそれはチンプンカンプンだったようだ。
「○○○万円入れると確実に○○万円増えます」
としか言わない。
どうも年利に換算するという概念自体が理解できないようだ。
話が全く進まなかった。
しょーがないので、わたしの言った事をメモって持ち帰って上司に聞いてもらうことにした。
「こりゃー返事は期待薄だな・・・」
わたしはそう思った。
計算するための元ネタは既にある。
なので、こっちで勝手に年利を計算してみる。
しばらくエクセル触ってると結果が出た。
年利○%。
うむ、だったら長期国債でも買ったほうが遥かにマシだな。
税金対策分までは加味してないけど、初めっから税金対策分を当てにすると後でハマるのは目に見えているから、やっぱこれはナシだな。
はい、この件はしゅーりょー。
・・・と思っていたところ、さっきの保険屋から電話がかかってきた。
こんどはさっきのアニキの上司(と思われる男)から電話がかかってきた。
「○○○万円入れると○○万円増えますので、○%分上乗せされます。
これで答えになっていますでしょうか?」
あイタタタ・・・
答えになってまへんがな。
しかたがないから初めっから説明しなおす。
さすがに上司だけあって意味は理解してくれた。
さっきのアニキはメモって渡すことすらしくじった模様。
いくら上司とはいえ、細かい数字までは即答できなかった。
それくらいはしかたがない。
「後で計算してみて電話かけなおします」
と言ってくれた。しかし
「既に自分で計算してしまっているので、そちらの結果を待つ必要はありません」
と答えた。
「参考までにいくらくらいにまりましたか?」
と聞いてくるので
「大まかに計算してみると、だいたい年利○%相当くらいでしたね」
と答えた。男は
「まあ恐らくそれくらいの数字になると思います」
と返事する。
うむ、さすが上司が出てきただけのことはある。
「で、いかがでしょうか?」
この上司は本題に入ろうとする。
「何十年もの長期固定金利かつ途中解約ペナルティー付でこの金利だったら、わたしなら代わりに長期国債でも買います。必要ありません」
もうばっさり切って捨てる勢いで返事した。
その後、男の事情説明をしばらく聞いてみた。
そこでわかったことが2つほど。
(その男がそう言っていたというだけで、ホントにそうなのかどうかまではわからん)
・保険屋は預かった金でまんま長期国債を買い、そのスプレッドで利益を上げる収益構造になっている
・自分で運用できる人にはあまりオススメできない商品である
なるほど。
長期国債買ったほうが遥かにマシなカラクリはわかった。
しっかし、そういうことは最初に説明してほしいモンだよな。
ただのアニオタが質問しているような基本的なことを、保険屋のセールスマンが意味すら理解できないとは困ったもんだよな。
この上司っぽい人なら大丈夫そうだけど、最初に出てきたアニキみたいな人だと、ホントにこいつに任せてもいいんだろうかと不安になるよな。
「他に何かご質問はないでしょうか?」
というので上記のようなことを言ったところ、なんだかすごく申し訳無さそうに謝られてしまった。
かわいそうに、、、
さっきのアニキ、後で上司にしこたま絞られるかもしれん。
わたしは前に生命保険を20年分一括で支払っているので、生命保険関連商品に対する興味は全くない。
ただ、年末調整で個人年金の枠だけ全く使っていないので、そこを埋める分の税金対策分だけ個人年金に興味はあった。
ちょうどいいからそのセールスマン(だかテレフォンアポインターだか?)の話を聞いてみたわけだ。
その保険屋のアニキのセールストークはこうだ。
「お客様の年齢ですと、月々○万円になります。
60歳までのトータルで○○○万円になります。
年金としてこちからお支払いする額はトータルで○○○万円になります。
これはお申し込みの時点で確定しますので必ず受け取れます。
この差額の○○万円分だけお得ですよ!」
これはきっとマニュアル化されているのだろう。
なんというかこう、
「いいお客が釣れた!」
とでも言いたいような意気揚々とした感じに説明してくれた。
さて。
○○○万円入れると確実に○○万円増える。
まあそれはよしとしよう。
いったいこれはどれくらいお得なのだろうか?
比べる対象としてはリスクフリー資産の利回りと比べる必要があるだろう。
たとえば銀行の定期預金の金利とか、長期国債の利回りとか、TIBORとか。
○○○万円入れると確実に○○万円増えるというのを金利に換算すると年何%だろうか。
何十年もの長期固定金利かつ途中解約ペナルティー付というリスクは、先のリスクフリーレートに比べてどれくらいのスプレッドがあるのだろうか。
・・・というのを先の保険屋に聞いてみた。
しかし、保険屋のアニキはそれはチンプンカンプンだったようだ。
「○○○万円入れると確実に○○万円増えます」
としか言わない。
どうも年利に換算するという概念自体が理解できないようだ。
話が全く進まなかった。
しょーがないので、わたしの言った事をメモって持ち帰って上司に聞いてもらうことにした。
「こりゃー返事は期待薄だな・・・」
わたしはそう思った。
計算するための元ネタは既にある。
なので、こっちで勝手に年利を計算してみる。
しばらくエクセル触ってると結果が出た。
年利○%。
うむ、だったら長期国債でも買ったほうが遥かにマシだな。
税金対策分までは加味してないけど、初めっから税金対策分を当てにすると後でハマるのは目に見えているから、やっぱこれはナシだな。
はい、この件はしゅーりょー。
・・・と思っていたところ、さっきの保険屋から電話がかかってきた。
こんどはさっきのアニキの上司(と思われる男)から電話がかかってきた。
「○○○万円入れると○○万円増えますので、○%分上乗せされます。
これで答えになっていますでしょうか?」
あイタタタ・・・
答えになってまへんがな。
しかたがないから初めっから説明しなおす。
さすがに上司だけあって意味は理解してくれた。
さっきのアニキはメモって渡すことすらしくじった模様。
いくら上司とはいえ、細かい数字までは即答できなかった。
それくらいはしかたがない。
「後で計算してみて電話かけなおします」
と言ってくれた。しかし
「既に自分で計算してしまっているので、そちらの結果を待つ必要はありません」
と答えた。
「参考までにいくらくらいにまりましたか?」
と聞いてくるので
「大まかに計算してみると、だいたい年利○%相当くらいでしたね」
と答えた。男は
「まあ恐らくそれくらいの数字になると思います」
と返事する。
うむ、さすが上司が出てきただけのことはある。
「で、いかがでしょうか?」
この上司は本題に入ろうとする。
「何十年もの長期固定金利かつ途中解約ペナルティー付でこの金利だったら、わたしなら代わりに長期国債でも買います。必要ありません」
もうばっさり切って捨てる勢いで返事した。
その後、男の事情説明をしばらく聞いてみた。
そこでわかったことが2つほど。
(その男がそう言っていたというだけで、ホントにそうなのかどうかまではわからん)
・保険屋は預かった金でまんま長期国債を買い、そのスプレッドで利益を上げる収益構造になっている
・自分で運用できる人にはあまりオススメできない商品である
なるほど。
長期国債買ったほうが遥かにマシなカラクリはわかった。
しっかし、そういうことは最初に説明してほしいモンだよな。
ただのアニオタが質問しているような基本的なことを、保険屋のセールスマンが意味すら理解できないとは困ったもんだよな。
この上司っぽい人なら大丈夫そうだけど、最初に出てきたアニキみたいな人だと、ホントにこいつに任せてもいいんだろうかと不安になるよな。
「他に何かご質問はないでしょうか?」
というので上記のようなことを言ったところ、なんだかすごく申し訳無さそうに謝られてしまった。
かわいそうに、、、
さっきのアニキ、後で上司にしこたま絞られるかもしれん。