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うぉぉぉ! 青春だぁぁぁ!!!
ごく稀にそう叫びたくなる素晴らしい作品に出会うこともある。
それは何か?
たとえば「あの夏で待ってる」だ。
とくに第3話。
遥か過ぎ去った若かりし日々の日々。
誰かをはじめて好きになったあの日々。
そしてその誰かを想い過ごしたあの日々。
そう、青春というものが何なのかを理解した瞬間のこと。
もはや脳のデータベースにアクセスする機会もなく、脳が破損するまで死蔵されるはずだったあの日々の記憶。
「あれは俺にとって青春だったんだ・・・」
誰にだってそんな思い出はあるはずだ。
あのとき自分は何を想ったのか?
あのとき自分はどんな行動をとったのか?
最近はそんなことを思うこともめっきり減った。
なつかしい。
ただただなつかしい。
そんな記憶を脳の奥底からサルベージしてくれる作品。
それが「あの夏で待ってる」なんだ。
わたしにとってのあの夏。
それは、紐緒結奈にあこがれて秋葉原の橋の下で電子パーツを買いはじめたあの夏。
あの夏も暑かった。
いや、わたしにとっては熱かった。
あの夏があったからこそ、わたしは今ここにあるのかもしれない。
紐緒結奈に遠く及ばない遥か彼方から眺めているところから、あと数歩くらいのところまで来れたかもしれない。
今なら、紐緒結奈に俺は今何をしているんだって言えるかもしれない。
「あの夏で待ってる」のように佐久平駅や軽井沢駅で起きた夏ではない。
秋葉原やブラウン管の向こう側で起きた夏だった。
だがそこには確実にあの夏はあった。
そんな夏の思い出の作品なんだ、これは。
わたしは2012年1Q最高のアニメは「あの夏で待ってる」だと断言する。
(あくまでも現時点での判断は)
いいから第3話まで見てみろ。
それでピンとこないなら我輩はもはや何も言うまい。
この話は
「イチカのえっち・・・」
な展開はないのだろうか?
すごくありそうな予感がするのだがどうだろうか。
無論、雄雌逆的な意味で。