教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

宇宙空間での戦闘

2013-09-13 22:57:21 | オタネタ全般
銀河機攻隊マジェスティックプリンスを見て思ったことがある。

なぜわざわざチームドーベルマンの命を賭してウルガルのゲートを見にいかなければならなかったのか?

ようするに別の方法を取れるはずだと思ったわけだ。

地球から超長距離観測すればいいじゃないかということだ。
そうでなくても、たとえばミサイルのような無人の使い捨ての偵察機を使えばいいじゃないかという案もある。
そうすればチームドーベルマンの命は損なわれずに済んだはずなのだ。

ではなぜ超長距離観測ではダメなのか?

太陽から離れすぎていて、かつ小さすぎる場合、反射光のエネルギーが小さすぎて必要な解像度の画像データが得られないのかもしれない。
それなら現地に行かざるを得ない。

では無人の使い捨ての偵察機を飛ばしたとしよう。
それでなぜダメなのか?

そもそも人間が現地に行かなければならない理由を考えてみると手掛かりがつかめる。

理由、それは、現地では地球からの通信に何時間または何日もレイテンシがかかるため、いちいち地球の人間が判断を下すことができない。
ということは、よほど周到に準備した高度な判断ができるプログラムを実装しなければならないということであり、予行演習なしの1発屋でしかも今すぐという場合にはちょっと無理があるということだ。
だから人間が乗ってその場で判断せざるを得ない。

では現地に行ってする事は何か?

その代表格は戦闘。
プログラムで書いた動作しかできないならマトモな戦闘にはならんかもしれない。

もう1つは捜索対象の絞り込み。
ウルガルのゲートに相当しそうな対象が無尽蔵にたくさんある場合、それをしらみつぶしに探している時間はない。
それっぽいものに当たりをつけて捜索するしかないかもしれない。
ではその「それっぽいもの」をどうやって判断するかってぇと・・・やっぱり現場の判断になり、プログラムで現場の判断に比類しうるものを作るには試行錯誤と開発時間がかかりそうだ。
そもそもウルガル側も探査機が送られてくることを前提にしていてデコイをバラまいている可能性だってあるはずだ。

はっきりセリフまで憶えていないが、ウルガルのゲートに到達したではなく、見つけたに近い表現だったように記憶している。
だんだん画像の解像度が上がってくるわけではなくて、見つけた瞬間にいきなり高解像度の画像が上がって来たわけだしな。



実はこれと同じ論評でもう1つ疑問を解決できるものがある。

なぜウルガルのゲートにビーコンを撃ち込まなければならなかったのか?
さっさと撃てばいいのになぜしないんだ?
という疑問だ。

これも同様に超長距離観測では必要な座標精度が確保できなかったからだと推測できる。
対象まで光の速さで数秒かかる距離(100万kmのオーダー)離れていて、それを誤差100mでレーザーをぶち込まなければならないとすると、1億分の1の精度が要求されるという気が狂ったような精密射撃が必要だ。
ビーコンから位相情報も拾え、それを3点以上の多点観測を行えるとするならば、精度は軽く1桁は改善するだろう。
だからビーコンは絶対撃ち込みたかったのさ。
たぶん。