ついに念願のイタリア・トスカーナ に足を踏み入れたベコ。
いよいよオルチャ渓谷を巡る絶景の旅が始まります!
まずは絶景ルートのひとつ、主要道路のSP146号線を走ります。
旅の相棒は本場イタリアのフィアット500L。
意外と車内も広めで、乗り心地はまずまず。
それでは、さっそく絶景巡りとまいりましょう!
SP146はサン・クイリコ・ドルチャの町からピエンツァへ続くオルチャ渓谷のメイン道路。
この道路沿いにはオルチャ渓谷を見渡せる感動の風景が広がっています。
おー
おおーっ
これはすごいですね!
なだらかな緑の丘陵が彼方まで続いています。
そんな丘の上に一本だけぽつんと立っている木。
現実の風景とは思えません。
あっちにも、
こっちにも、
次々と絶景が広がる奇跡の渓谷です!
視線を上げると、あれはアミアータ山。
オルチャ渓谷の南側にそびえるトスカーナのシンボルです。
いやー、いきなり絵葉書のような風景にノックアウトされますね!
シャッターを切る指先がなんだか震えてしまいます。
さて、このSP146沿いで有名なのがビタレッタ教会。
丘の向こう側に見えてきました。
ヴィタレッタ教会は緑の丘の上に建つ教会。
朝日や夕日とともに撮影した風景が有名ですが、今回は昼間の風景。
よく見ると教会の周辺に人影が見えます。
遊歩道を歩いて行くと教会まで行けるのですが、今回は時間の関係でパスしました。
ところで、
このSP146沿いにはたくさんのアグリツーリズモの宿があります。
そんな宿とイタリア特有の糸杉がオルチャ渓谷の原風景。
絶景の丘の上にぽつんと建っているのです。
あのようなところに住んでいるとは驚きです。
道端に車を停めながら、パシャパシャ写真を撮っていきます。
はー
ほー
こうして見てみると、ああいう宿に泊まるのも良かったかも。
ベコもちょっと後悔です。
それにしても不思議なのは、とてもなめらかな曲線のような丘。
風が吹くと波打つ海のようです。
おそらく小麦畑なのでしょうが、まるで生き物のようです。
ふむふむ
ふむふむ
いやー、不思議な感覚に襲われる風景です。
そんななか、黄色い花の群落がありました。
真っ黄色です。
遠目に見たら菜の花かと思ったのですが、ちょっと違う様子。
けど、やっぱり菜の花のような気もします。
いったい何という花なのでしょうか?
緑の渓谷に黄色い花々。
ホントにこの世の風景とは思われませんね。
我を忘れるとは、まさにこのこと。
さあ、そんな感動のSP146を進むと、丘の向こうにピエンツァの町が見えてきました。
オルチャ渓谷といえばピエンツァ。
それでは、ピエンツァの町に向けて進みましょう!
つづく
<ベコたびinformation>
オルチャ渓谷 Val d'Orcia
オルチャ渓谷は、アミアータ山のふもとを流れるオルチャ川流域に広がる丘陵地。緑の丘が一面に広がり糸杉が並ぶ印象的な地域で、世界遺産にも登録されてます。
もともと粘土質の土壌のため、農作には適さなかったものの、地道な土壌改良の取り組みを続けることで現在のような緑豊かな土地になったそうです。
そんなオルチャ渓谷の地図はこちら。
(C)Michelin
青い円で囲んだあたりが絶景エリアです。そこにいくつかの町が点在しているのですが、主な町は次の通りです。
ピエンツァ(Pienza)
サン・クイリコ・ドルチャ(San Quirico d'Orcia)
バーニャ・ビニョーニ(Bagno Vignoni)
カステリオーネ・ドルチャ(Castiglione d'Orcia)
モンテキエッロ(Montechiello)
また、これらの町をつなぐ主要道路はこんな感じ。
SP146:渓谷を見下ろす絶景ルート
SR2:糸杉の見える絶景ルート
SP18:渓谷の谷間を走る絶景ルート
SP53:川沿いから渓谷を見上げる絶景ルート
いずれもオルチャ渓谷のなかを走る絶景ルート。どこを切り取っても絵画のような風景が広がります。
オルチャ渓谷の詳しい情報については、後日あらためて「情報編」としてご紹介予定です。オルチャ渓谷訪問をお考えの方はぜひご覧ください。