7年ぶりのイタリア紀行。
遠路はるばる、やっとの思いでペルージャに到着したベコですが、
一晩ぐっすり寝てようやく目覚めました。
目をこすりながらカーテンを開けてみるとびっくり!
なんとそこには…
ペルージャの町を囲むように雲海が広がっていたのです!
ひょえー!
周囲は完全に雲海です。
いや、これはすごい…
予想外の光景にホントびっくり。
ちなみに、これは昨晩ライトアップされていた教会のようです。
教会の向こうの方は完全に雲の中。
もくもくです。
雲海の上には山並みが見えてます。
ペルージャのあるウンブリア州は、小高い丘が連なる地形。
そんな丘と丘の谷間に雲海が立ち込めるのです。
朝からえらいことになりました。
ベコ 「えらいことだべこ!」
予想外の雲海に、寝ぼけまなこのベコも感動です。
あれは旧市街に建つ教会の塔でしょうか。
凛々しい姿です。
塔の向こうの谷にも雲海がただよっています。
はるばるやってきたペルージャですが、長旅の苦労が報われる絶景ですね。
とはいえ、朝はかなり冷え込んでまるで冬の寒さ。
持参したダウンジャケットを着込んでしばし撮影です。
さあ、お日様も徐々にのぼってきたようです。
木々の新緑もきれいですね。
屋根瓦とのコントラストも味わいがあります。
さて、朝の撮影もここまで。
お腹も空いてきたところで、朝ごはんといきましょう。
ということで、
朝食はお屋敷の一室を思わせる食堂でいただきます。
何かのホールとして使われていたのでしょう。
窓から見える外の景色は石造りの建物。
中世っぽいです。
そして、これがホテルの朝ごはん。
ベコ 「いただきますだべこ!」
イタリアの朝食はいたってシンプル。
ハム、チーズ、パンがメインで、野菜はごくわずか。
温かいスープもありません。
パンの種類はかなり豊富なのですが、日本でいえば菓子パンとタルトばかり。
毎日これだとちょっと厳しいかもね。
さあ、腹ごしらえがすんだら、さっそく活動開始です!
つづく
<ベコたびinformation>
ウンブリア地方のバス Fsbusitalia
ペルージャはウンブリア州の州都でローマからは直通列車で2時間半。しかし旧市街は小高い丘の上にあるため、鉄道のペルージャ駅からはバスかメトロでさらに20分程度かかります。
今回利用したバスは4路線ありますが、いずれも終点は旧市街のイタリア広場。バスの切符は駅の窓口か自販機で購入し、1回70分有効で1.5ユーロ。自販機で何枚かまとめ買いましたが、10ユーロ札がはねられたためカードで購入。やはり自販機は厄介です。
バスの車内では停留所の表示もアナウンスもありません。たまたま終点が目的地だったので良かったですが、途中のバス停だとかなりヒヤヒヤ。そういう意味ではメトロの方が安心ですが、宿泊するホテルがバス停の近くなのでやむなくバス利用でした。
ペルージャをはじめウンブリア地方のバス路線図や時刻表は「fsbusitalia.it」のサイトで閲覧可能です。必要なページだけあらかじめ印刷するか、まるごとスマホに保存していけば便利。
ホテル・シーナ・ブルファニ Hotel Sina Burufani
ペルージャ旧市街の南端にある5つ星ホテル。バス停のあるイタリア広場のはす向かいという好立地。思ったほど大きくありませんが、格式を感じさせる立派なホテルです。
今回宿泊したのは30平米のスーペリアルダブル。落ち着いた作りで雰囲気のいい客室でした。部屋はガーデンビューを予約しましたが、バルコニーからはウンブリアの緑の大地を一望できる絶景の部屋でした。
お風呂はバスタブ付きで足を伸ばせるサイズで嬉しいところ。カーテンはやたら分厚い布で、まるで宮殿の寝室。無料Wi-Fiの接続も良好で助かりましたが、コンセントが少ないのは玉にキズ。
ペルージャはローマよりも気温が低く、5月でも朝晩はかなり冷え込み冬の寒さです。さいわい客室のエアコンはしっかり効いてくれ、お風呂のお湯もアツアツで助かりました。
朝食バイキングはまずまずですが、5つ星ホテルとしては寂しい限り。パンは品数が豊富ですが、野菜やおかず類はごくわずか。スープ類もありません。ヨーロッパの朝食は質素なものが多くやむを得ないのですが、ちょっとがっかり。
客層は欧米人が多い様子で、日本人は見かけませんでした。スタッフもフレンドリーで快く滞在できるホテルです。5つ星なのに料金もかなり安く、ペルージャ滞在の際はおススメです。