Always Autumn

Letter from Perth

いきなり早口言葉

2008-06-01 11:50:00 | 娘と息子の勉強風景
この頃、娘とそのカレシ(C君)の俄か日本語教師になっている私。

先日の夕方も、娘はC君と一緒に大学から帰って来て
近々行われる日本語の口述テストの特訓をして欲しいと言う。

軽いノリで良いよ~と夕食後、早速特訓に入る

テストは出された問題に沿って、先生が質問をするので
答えを言えるように前もって考えておけば良いだけのこと。

彼らの書いた答えを読みながら、検討していくことになった

【あなたの家はどんな家ですか】という問いに対して

娘が用意した答え:≪古いけれど、じょうぶです≫

「ウチは丈夫かなぁ。でも確かに昔の家の方が頑丈にできているんだよね」と、私。

C君の場合:≪大きいけれど、Worn-outです≫

そこでC君、「Worn-outってニホンゴがわからなくて」と私に聞いて来た。

ふむ・・・。
Worn-outか。

普通は洋服が“使い古した”とか“すり切れた”という表現で使うこの単語。
C君に言わせれば、彼の家は単に古いのではなく、何となくボロボロきている状態であることを表現したいらしい。

そこで私、いろいろな日本語形容詞を並べてみる。

「古ぼけた家、古臭い家、ひなびた家、廃れた家、薄汚い家、ボロ小屋・・・違うな~」

「ムズカシイ

「う~ん。そうだ“古びた”って言うかも
“古びた”・・・そう、それだ、それにしよう

「フルビタ?」

「そう、ふ・る・び・た家

「OK

良いよね、これで(誰に聞いてんだ)。

この表現でしっくりした(ような気がした)ので、これで一つは決まり。

次、娘が質問して来た。

「Woodでできた家具のこと、なんて言うの?」

「“モクセイ(木製)”の家具だよ」

「ジュピター(=木星)

「ぶっどこの素材の家具だよ、それ
でも、いつの間に娘が惑星の名前なんぞ覚えたのかと不思議に思ったり

次、C君からまた質問。

「Gardenのことを言いたいけど・・・Front Gardenはマエニワ。
でも、Back Garden(Backyard)はナンテイイマスカ?」

「裏庭だよ。う・ら・に・わ」

「ウラニワ・・・」
ささっとメモを取るC君、勉強熱心でよろしい

「そう。あのね、良く言うでしょ。

裏庭には二羽 庭には二羽 ニワトリがいる・・・って」

「ウラニワニワニワ・・・?」

「うん、裏庭と庭にはニワトリがいるって話」

「ニワトリ?」C君、ノートに書き込む手を休めて、私が何を言い出すのかと混乱している模様。

私も慣れない先生ごっこをしているから、考えないで口が先に動く。

「ガーデンはニワでしょ。そこにいるバード、つまりバード・オブ・ザ・ガーデンだからニワトリなの

なんかもう、わけわかんねぇし

お硬いお勉強ムードを和らげようとしたのだけど・・・
和らげすぎたかな

大体、この俄か教師、集中力に欠け過ぎだって

反省したのは一瞬。

ついでに懐かしの早口言葉を検索して遊ぶ。

高校生の頃、放送研究部にいたけど、発音練習とやらで
この早口言葉をよくやらされたもんだ。
大きな声で言おうとすると余計に難しくて、苦労した覚えがある。

あの頃なかなか言えなかった早口言葉。

かえるぴょこぴょこ三(み)ぴょこぴょこ 合わせてぴょこぴょこ 六(む)ぴょこぴょこ

この釘は引き抜きにくい釘

後、何だっけ。

この竹垣に竹立て掛けたのは 竹立て掛けたかったから 竹立て掛けた

・・・こんなもん、書くのもこんがらがる(笑)

私が一番得意とする早口言葉は何かと言うと、これ(って誰も聞いてない)。

坊主が屏風に上手に坊主の絵を描いた

これなら大声で言っても間違えないという、無駄な自信がある



さて・・・
日本語のテスト勉強はどうなったのかな










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