Always Autumn

Letter from Perth

ミソシル、ヒサシブリ

2008-06-09 23:23:55 | Weblog
オージーの旦那も子供達も、日本食が大好き。

私が料理する日本食などもちろん本格的なものではなく、ことごとく“なんちゃって”がつくけれど。

一応、家族からのリクエストが多いのは
茶碗蒸し、うどん・そば から揚げ、肉じゃが、親子どんぶり、鶏肉大根(って言うの?)
いんげんの胡麻和え、手巻き寿司にお味噌汁などかな。

初めてパースに住むようになった20年前とは比べ物にならないほど
日本食がこの国に浸透してきている(ことは前にも書いたっけ)。

そして食材が実に豊富に出回るようになった。

昔は市内まで出かけなければお味噌なんて手に入らなかったのに
この頃は極一般の大きなスーパーなら、普通に味噌を売っている。

豆腐も日本のに比べればそりゃ大雑把な味だけれど、ちゃんとしたのが
スーパーや中国食料品店に行けばいつでも手に入るし

ただしアジの干物とか、たらこがないんだわ・・・。


今日の夕食は有り合わせの物で、手巻きずしとお味噌汁。

スーパーで売っている味噌は小さいパックなので、すぐに使いきってしまう。
大体いつも、2個ぐらいは買うのだけど、それらも少し前に終わってしまって
そのまま買い足すのを忘れていた

金曜日にやっと買えたけど。

さて。
キッチンで一人『そう言えば、しばらくお味噌汁を作ってなかったよなぁ・・・』と
ボンヤリ考えながら豆腐をお鍋に入れようとした、まさにその瞬間・・・っ


「オーマイガァーーーッド!!!」

・・・と私のすぐ背後でドスの利いた叫び声

びくぅっとして振り向けば、目をまん丸にした息子がぬぼっと突っ立ている。

「WhaaaTっ?!」(“んだよっ”)

あやうく豆腐が床の餌食になるところだったっつーの

息子はお鍋を凝視しながら、ただ黙って突っ立っている。

「なんなのっびっくりさせないでよっ

すると彼はぼそっと一言。

「ミソシル」

「・・・みそしるが、何っ

「ヒサシブリ

そうだった

息子は家族の誰よりも食べ物ラブだから、何かとリアクションが派手なのだった。

「・・・何、そんだけ
人を驚かせておいて、まったくもう

「うん、そんだけ」と言いながら、何事もなかったように立ち去る。

ついでに去り際にちゃっかり
「ママ、Put in アブラーゲ、してね」と指示(捨てゼリフ)するのも忘れない。

油揚げ、入れろってか。
・・・しかしどういう日本語なんだ、それは


それにしても困ったもんだ。
味噌汁どころの騒ぎじゃない。
こんなことを書いていたから、急にあれを食べたくなってしまったよっ

絶対に宝くじを当てて、日本に帰るっ


・・・アジの干物を食べにさ(笑)





















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