Always Autumn

Letter from Perth

西オーストラリアの写真を少し~鳥編 ①~

2008-09-22 15:42:01 | 花や木や鳥の話
オーストラリアには実に様々な生き物がいますが、珍しい鳥もまたたくさん。

もちろん、同じ国内でも州によって、見られる鳥が違いますが
この辺で見かける鳥について少しお話してみます。

最初にご紹介するのは、やはりこの方(笑)

オーストラリアの国鳥となっているエミュー(EMU)です。

ダチョウと同じく、飛べない鳥。
オーストラリア全域の草原や砂地などに住んでいます。

なんとなく、カモフラージュっぽい色の
ぼさぼさの羽毛がオーストラリアらしいかな、と。

身長は約1.6m~2.0m程度、鳥類の中ではダチョウに次いで背が高く
体重は40kg~60kg程度。
丈夫な鳥だと言う噂。


(Cohunu Wildlife Parkにて)

卵を温め、子育てをするのはパパエミューの仕事です。
エライエライ

郊外でドライブ中に野生のエミューを見かけたことが何回かあります。


そして次はこの鳥。

日本では、動物園などでしか見たことがなかったのですが、この国には極普通にいます。
私が20年前にパースに住み始めた時、彼らをあちこちで見かけて驚いたものです。

ペリカンです。


(フリーマントル港にて)

ペリカンにはいろいろな種類がありますが、この国で見られるペリカンは
オーストラリアペリカンと呼ばれる種類です。

特徴は、赤みがかったくちばしと、羽やしっぽの一部が黒いところです。

側で見ると、かなり大きい鳥です


(パースから南へ下がること409キロ、アルバニーという町にて)

くちばしを、カポーーーッと開けた瞬間を激写して満足な私


(Cohunu Wildlife Parkにて)


次は西オーストラリア州の州の鳥。

黒い白鳥(笑)ブラックスワンです。
赤いくちばしが鮮やか


(Cohunu Wildlife Parkにて)

ブラックスワンにまつわる初おデート中のハプニング話は以前書きましたが
http://blog.goo.ne.jp/bellanr36/e/4c42f46072e9721fc9d5c60b3595dbb4
今日は、別のおもむきのお話を。

まず、以下の2枚をご覧ください。





2年前にウェーブロックへ行った時に、休憩所で昼食を食べたのですが
そこの池にいたブラックスワンです。

池に一羽、岸に一羽いますよね。

ところがよく見ていたら、岸にいる鳥はまったく動きません。
変だな~と思ったら・・・。
実はこちらは、良く出来た置物なのです

休憩所の人のお話によれば、確かこんな感じでした。

池を泳いでいるブラックスワンには、最愛の奥様がいました。

でも、奥様が病気で亡くなったあと、残された旦那様スワンは凄く落胆して
それはそれはかわいそうだったとか。

その様子を見ていたお世話の係の方々が、旦那様スワンを元気付けようと
こうしてブラックスワンの置物を作ってあげたところ

旦那様スワンは嬉しそうに幸せそうにスイスイ泳ぎ回り
以後、その置物のスワンの側を離れないのだそうです

何だかとても切ないお話で、思わずウルっと来ちゃいました

ブラックスワンはいわば「おしどり夫婦」。
一夫一婦制、一生同じ相手とつがいでいるそうです。

“離婚率は6%”とWikipediaに書かれてありました。

“怖い”と思っていたブラックスワンには、こんなに深い情があるとは・・・。

意外な一面を知って、今は彼らが愛しくさえ思えてしまうのです

あの旦那様スワンは、まだあの池にいるのかな。

機会があればまた訪れてみたいと思います。


次回はちょっと小さめの鳥さんたちをご紹介します


















Comments (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トリップアドバイザー

トリップアドバイザー様にお勧めブログとして認定されました☆ オーガスタ
旅行口コミ情報