コンビニにつながる専用エレベーターだ。
乗ろうと思って首を傾げた。
そして笑ってしまった。
「停電時は使用出来ません」
あたりまえだろう。
大体、専用のエレベーターを持ったコンビニなんて、ここだけだろう。
世の中には一見なるほどと思うような冗談があるものだ。
バタバタとした一週間を経て、ヤフーニュースを見たら、小保方さんのことが書いてあった。
再審査をしないらしい。
十分に予想された流れだ。
さて、彼女はどうするのだろうか。
訴訟とか書いてあったが、あまり感心しない。
泥沼になるからだ。
原理主義に逆らっても仕方ないだろう。
それは確かに正しいからだ。
原理原則の社会には、ぺんぺん草も生えてこない。
彼女ができることは、理研をやめてハーバード大学へ戻ることだ。
少し時間をおいて、自分を取り戻した方がよい。
ただそれ以外の解答もないことはない。
委員会が処分を決めて、執行しないことだ。
一定期間延期すればよい。
これは大人の対応だろう。
世界で勝ち抜くためには、これくらいの意気が必要だ。
コピー天国の隣国とのビジネスには、原理原則を主張してもだめなのと同じだ。
不思議なエレベータに乗りながら、こんなことを考えていた。