結局というか、8年間何もしなかった行政に対して、科学の成果は積み重ねられてきてしまった。
2014年5月14日、朝日新聞夕刊大阪版に、琵琶湖湖底に蓄積したヒ素・マンガンの記事が載った。
事実だから仕方のないことだろう。
私たちは2008年からこのことを指摘してきたのだが、知事も行政も真実を軽く見て事実を否定してきた結果だ。
残念なことだが、もっと真剣に琵琶湖と向き合ってほしかったと思う。
琵琶湖を恋人といい続けた知事に、引導を渡したような記事だ。
期待してきただけに、残念なことだ。
少なくとも、過去2回の選挙で彼女を選んできた結果が、こんな結末になって忸怩たる思いがある。
これからどうなるのかは、誰にもわからない。
ただ、あまり良い事態は期待できそうもない。
今度知事になる人には、もっと真剣に琵琶湖の未来を見つめてほしいと思う。
琵琶湖から力を、そして琵琶湖に力を。
そうしないと、この湖はダメになってしまうかもしれない。
事実を知り、真実に勇敢に立ち向かう。
そんな強い意志を持った人はいないのだろうか。
ごまかしはもう許されない。