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平々凡々とした日々(?)を支離滅裂に綴る雑記

映画・F1・時計等が趣味です。
日々これらのことにに関することや雑感などを駄文乱文でつづっていきます

愛と闇の物語

2021年02月20日 23時59分01秒 | 映画・ドラマ・アニメ
今日は午前中、地元と映画を観ました。
午前中と言っても、11時45分からという微妙な時間から。
まあ。それでも開始時間が午前中ならモーニング割なので良いけど。
イスラエルの作家でジャーナリストのアモス・オズの自伝的小説を映画化。
ということで、まあ事実に基づいた映画なので見ることにしました。
ナタリー・ポートマンが監督・脚本・出演というところも興味があったしね。


イスラエル建国前夜、幼少期のアモスが両親とともに過ごしていた英国統治下の
エルサレムで体験した日々を描いた。1945年、英国統治下のエルサレムで父アリー、
母ファニアとともに暮らす少年アモス。一家は、ほかの多くのユダヤ人同様に、
迫害から逃れるためヨーロッパから移住してきた。しかし母のファニアは、戦争の恐怖と、
その後に続く日々の退屈さによって心に影を落としていた。さまざまな不安や不満が
鬱積する中、ファニアは持ち前の想像力を生かして冒険物語を創作しては、
息子のアモスに語って聞かせていた。そしてアモスにとっては、母から物語を
聞かされたことや詩を詠んでもらったこと、言葉や言語を教えてもらったことが、
後の人生に大きな影響を与えていく。


イスラエル建国という歴史的な時代を生きた親子の愛と闇。
闇は、母親が一手に引き受けている。頭が良すぎて色々と人一倍多感な上に精神的に
脆かった面があったのか。そんな母親の遺伝子をしっかり受け継いでいるが、
母親が居たことによって客観的に自分を見ることがアモスには出来ているように思える。
夢を叶えてみると思っていたモノとはまた違うように感じ、そこで不満・不安が
沸いてくる 。イスラエル建国という大きな出来事の中で、一ユダヤ人家族を描きながら
当時の社会情勢も描かれており、考えさせられる。








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