平々凡々とした日々(?)を支離滅裂に綴る雑記

映画・F1・時計等が趣味です。
日々これらのことにに関することや雑感などを駄文乱文でつづっていきます

最後の決闘裁判

2021年10月18日 23時59分54秒 | 映画・ドラマ・アニメ
先週の金曜日、地元の映画館のレイトショーでこの日封切の「最後の決闘裁判」を観ました。
この映画は、史実に基づいている映画ということで観ることにしました。
この手の映画としては、珍しくマッド・デイモン、ジョディ・カマー、アダム・ドライバーと
俳優陣も豪華。事実に基づいた映画って、あんまり大手の映画会社が豪華俳優陣を使って
やるイメージがないので意外な感じだ。


内容は、1386年、百年戦争さなかの中世フランスを舞台に、実際に執り行われたフランス史上最後の
「決闘裁判」を基にした物語を描く。騎士カルージュの妻マルグリットが、夫の旧友ル・グリに
乱暴されたと訴えるが、目撃者もおらず、ル・グリは無実を主張。真実の行方は、カルージュと
ル・グリによる生死を懸けた「決闘裁判」に委ねられる。勝者は正義と栄光を手に入れ、敗者は
罪人として死罪になる。そして、もし夫が負ければ、マルグリットも偽証の罪で火あぶりの刑を
受けることになる。人々はカルージュとル・グリ、どちらが裁かれるべきかをめぐり真っ二つに
分かれる。


そう描いてきたか~と、まずは驚き。史実でもあるので、どんなところに焦点を当ててストーリーを
展開していくのかが一番興味があったところ。女性がモノ言えぬ時代なので、乱暴を訴えるまでの
葛藤とか告白された夫が裁判を決意し、いかに裁判にもっていくかというところにスポットが当てられる
のかなと思っていたら全然違った。しかも、そういう手法で描いてきたかとさらに驚かされる。
真実は一つでも、それに関わっている人間の感情や思いで、そんなにも受け取り方が変わっていくのかと
関心させられる。また決闘裁判とすぐなるわけではなく、事前に普通の裁判のようなことをやるのだが、
その時に、皆の前で乱暴を受けた時のことや日頃の夫婦の営みの事やら色々聞かれる部分があり、これは
本人にとっては耐え難い屈辱だなあと感じ、これが世に言うセカンドレイプってやつかと。こういうのが
現代の世の中でもあるかと思うとぞっとする。それにしても舞台は中世何で、わざと辱めている感じさえ
してなんだかなと悲しくなる。また決闘に敗れた時の敗者に課せられるモノも過酷。決闘の結果が映画の
結末になるので、ここには書きませんが、色々と考えさせられますね。





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