平々凡々とした日々(?)を支離滅裂に綴る雑記

映画・F1・時計等が趣味です。
日々これらのことにに関することや雑感などを駄文乱文でつづっていきます

アウシュヴィッツの生還者

2023年08月15日 23時59分31秒 | 映画・ドラマ・アニメ
先週の土曜日、伏見ミリオン座で観た4本目最後の映画は、「アウシュヴィッツの生還者」です。
毎年、夏になるとナチスやアウシュヴィッツ関連の映画はよく上映されます。今年は5本くらい
上映だったかな。そのうちの1本です。この映画は、「レインマン」の名匠バリー・レビンソンが、
アウシュビッツからの生還者ハリー・ハフトの半生を息子アラン・スコット・ハフトがつづった実話
をもとに映画化しているので、観ることに決めていました。


内容は、1949年、ナチスドイツの強制収容所アウシュビッツから生還したハリーは、アメリカで
ボクサーとして活躍しながら、生き別れた恋人レアを捜していた。レアに自分の生存を知らせるため
取材を受けたハリーは、自分が生き残ることができたのはナチス主催の賭けボクシングで同胞の
ユダヤ人たちに勝ち続けたからだと告白し、世間の注目を集める。しかしレアが見つかることはなく、
彼女の死を確信したハリーは引退。それから14年の歳月が流れ、別の女性と新たな人生を送るハリーの
もとに、レアが生きているという報せが届く。


別なアウシュヴィッツを題材にした映画で、収容所でドイツ兵の娯楽として、賭けボクシングをやって
いたのは知っていたので、それ自体は驚きではなかった。でも他の映画では相手がドイツ兵だったように
記憶しているが、この映画のケースはユダヤ人同士で、負けたら殺されるという感じ。ハリーは勝ち続ける
ことによって仲間を殺してしまったことや親衛隊帳の肝いりになったおかげで特別待遇を受けていたことで、
戦後仲間に負い目を感じることになるが、毎日を生死の狭間で生きていくには仕方なかったように思えるのだが。
まあ仲間内には、裏切り者と言う人も実際にいたようだが・・・。そんなボクシングを収容所時代のPTSDに苦しめ
ながらやり続けたのは、昔の恋人探しのためだったようで、大きな試合の前に過去を告白し注目を集めたが、
試合に負け恋人探しも止める。この辺は、奥さんとなる女性に出会ったことが大きかったのではないかなあ。
自分の年齢的なこともあるし、後の人生を考え始めたのが本当ではないか。結婚して幸せだったが、PTSDはまだ
あったようですが、昔の恋人に会ったことで、なくなったのかなあ。そこは気になるところ。







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