ともちの小さなGLOBE

人生は一期一会のLong and winding road。小さな地球儀をめぐる日々をブログにしました。

震災後に再び天草へ

2016-04-30 08:48:44 | 日常
熊本地震から1週間置いた24日から、再び天草へビジネストリップ

天草は地震の被害は無いけれど、熊本から動くルートは使えそうに無いので、名古屋から福岡に飛んで、福岡から直接天草に入る天草エアラインを使うコースに変更
初めて使うコースだけれど、空港までレンタカー会社が来てくれるから、今一番確実な移動ルートか…

福岡まで順調に移動し、初めて使う天草エアラインは、非常にアットホームな運行機体が1機のローカルエアライン
機体の「みそか号」は新しくなったカラーリングもチャーミングなATR 42-600

さて、いよいよ出発

窓から見える夕暮れの有明海が素敵なひと時

着陸態勢で高度を下げると直ぐ横に雲仙岳が飛び込んできます


到着した天草は、晴天からは程遠い、小雨と曇り空の日々
ただし、海に出ると低く垂れ込めた雲が島を浮き上がらせるように見える現象が…

これも、なかなかお目にかかれない景色です

滞在先はいつもの甲羅屋さん

今回は、露天風呂は余震が収まるまで使えなかったけれど、心温まる良い御宿です
甲羅屋さんからの景色も良いねぇ…


滞在期間中の大きなアクシデントは、体勢を崩して手摺に掴った時に左肩を脱臼した事…
手摺を何気なく掴んだのに、全体重を支えたのか、瞬間的にバビーンという感覚で関節回りが伸びた感覚…
目の前が白くなる激痛を覚えて、病院に行ってレントゲンを撮ると、綺麗に肩から上腕の丸い大きな骨が抜けています
まさにピロボールのボールが抜けたのと一緒…
若い先生が、腕を曲げたり引っ張ったりしてくれて、パスンという感覚と共に、骨が元の鞘に収まり、何とか回復…
七転八倒の苦しみも、何処に行ったのかと思える瞬間…
婦長さんが前後のレントゲン写真を見て、「コレ誰が直したの~? 凄いねえ…あんな出来るねえ~」と言って若い先生を褒めていたのが印象的
とても、アットホームな時間に肩の痛みも忘れます
多くの方々に助けてもらい、何とか事なきを得たのが本当に有難かった出来事です
そして、その後は無事に仕事も全て完了し、MISSION COMPLETE

29日の帰りは、同じく天草エアライン
とは言え、空港に2時間前に行ったら売店も開いていなくてガラ―ンとした天草空港


空港内を良く見ると、機体変更時の寄せ書きが綴られた横断幕もあってローカル空港の温かみを肌で感じます
時間つぶしに、空港内のスペースに作られた図書館で暫しの読書…
置いてあった「天草エアラインの奇跡」は色んな試練を乗り越えて今ここにある天草エアラインの姿が綴られています…

一気に全部読んだけれど、ホント良い本です

そうこうしている内に「みそか号」が到着

「みそか」って言うのは、こちらの方言で「かわいい」と言う意味だとか

「天草エアラインの奇跡」を読んだ後だから、凄く心つまされる物があります

いよいよ出発


今度は雲仙も真上から見る事になります

博多湾も見え、福岡へ



今回の出張も、色々あったけれど無事に終了
少しずつ復興が進みだした熊本…

温かい心に触れた思い出深い、天草の1週間でした



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