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コクラン・1~開花

 ラン科クモキリソウ属の「コクラン(黒蘭)」。関東地方以西の常緑樹林内に生育している。花期は6~7月で10~20センチの花茎を立ち上げ暗紫色の数個の花を総状に付ける。葉は常緑で冬でも見られるため、居場所を冬のうちに確認できる。これは松木日向緑地のもの。
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ハンゲショウ・1~小野路町

 今日は雑節“半夏生”。夏至から数えて11日目、或いは今日から5日間を指し、この頃に「ハンゲショウ(半夏生)」が咲く。またサトイモ科のカラスビシャク(烏柄杓)の別名をハンゲ(半夏)と呼び、カラスビシャクが咲く頃という説もある。ハンゲショウはドクダミ科ハンゲショウ属の多年草で、花期に葉を白くさせて昆虫を誘き寄せる虫媒花。葉の表面は白くなるが裏面は緑色であるため「カタシログサ(片白草)」とも呼ばれている。これは小野路町の道端の水路に植えられているもの。
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ヒメザゼンソウ・1~片倉城跡公園

 サトイモ科ザゼンソウ属の「ヒメザゼンソウ(姫座禅草)」。山地の湿った林床や林縁に生育する多年草で春に長い柄がある葉が伸び初夏に枯れる。その葉が枯れる頃に暗紫色の仏炎苞に覆われた花を咲かせる。仏炎苞の高さは4センチほどで肉穂花序の高さは2センチほど。ちなみに同属のザゼンソウの花期は早春でありヒメザゼンソウは初夏に咲く。これは片倉城跡公園のもの。
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