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アカザ・1~若葉

 長池公園“自然館”前で見られる「アカザ(藜)」。ヒユ科(←アカザ科)アカザ属の一年草で若葉が赤いことから名付けられている。赤い葉は成長と共に薄れていくが、この若い葉を日干ししたものが生薬の“藜(れい)”。下痢止め、健胃、強壮などの薬効がある。一年草だが草丈は2メートルにもなり、茎は太い木本状になる。葉が落ちた後、乾燥させて茎の表皮を削って磨けば“あかざの杖”が出来あがる。軽くてそこそこの耐久性があり中国では仙人の杖と言われ、七福神の寿老人、福禄寿が持っていた。水戸黄門も持っていたようだが日本全国を漫遊することはなく、せいぜい鎌倉旅行に使われたかも知れない。
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ジョウシュウカモメヅル・1~長池公園

 長池公園里山地区の畦道に咲く「ジョウシュウカモメヅル(上州鴎蔓)」。キョウチクトウ科(←ガガイモ科)カモメヅル属のつる性多年草で花径は2センチほど。群馬県の榛名山で最初に見つかったことから“上州”の名が付いている。同属のコバノカモメヅルの花径は8~9ミリで花被片はずんぐりとしている
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モミジタケ

 図師町の谷戸の山道で見つけたサンゴのようなキノコ。全体の横幅は6~7センチで高さは3~4センチ。これはイボタケ科イボタケ属の「モミジタケ(紅葉茸)」で基部から棒状の枝をたくさん伸ばしている。
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