goo

マヤラン・1~片倉城跡公園

 ラン科シュンラン属の「マヤラン(摩耶蘭)」。神戸市の摩耶山で初めて発見されたことから名付けられているが、関東地方以西の常緑広葉樹林内で普通に見られる。自身ではほとんど葉緑素を持たずイボタケ属やベニタケ属などと共生する菌従属栄養植物。地中の根茎が枝分かれして群生を作るが、個体群の消長が激しく大きな株だったものが数年後には跡形もなく消えてしまうことがある。当地では、南大沢3丁目の高齢者施設前南大沢中学校南側遊歩道東京都立大学キャンパスなどで以前は群生が見られたが、今はそこでは見られない。ここ片倉城跡公園では去年よりも更に多く見られるが、これまでの他所の例もありいささか心配ではある。
コメント ( 10 ) | Trackback ( )

ユクノキ・3~果実

 都立大戸緑地で見られる「ユクノキ」。マメ科フジキ属の落葉高木で数年に一度しか花を付けない。今年は運良く開花を見られたので、その後の様子を観察に来た。高木で枝が高く間近で見られないのは残念だが、望遠レンズで見てみると豆果が出来ているのがわかる。豆果は長さ7~9センチあるように見える。
コメント ( 8 ) | Trackback ( )