元サラリーマンの植物ウォッチング第6弾。写真はクリックすると大きくなります。
多摩ニュータウン植物記Part6
野鳥・5~アオサギ
八王子市は高齢者数が多くワクチン接種が全国で一番早く始まり私は運良く5月14日には2回目の接種を終えていた。7月になってカミサンの年齢が接種対象になり9日に第1回目を受けた。私の時は3週間後の2回目枠が確保されていたので予約がスムーズだったが、今は2回目分は確保されておらず1回目接種が終わってからの再予約が市のルールになっている。昨日がその予約日だったが、今回の対象者は“60歳以上”“40歳以上で基礎疾患あり”“16歳以上で難病あり”とかなり拡がっていて朝からインターネットと電話で予約を試みるがなかなか繋がらない。結局夜になっても状況は変わらず予約が取れずに1日目が終わった。カミサンは真夜中にもスマホでトライしていたが結局繋がらず世に言う“2回目難民”になってしまった。今朝再びパソコンを操作しながら片手で電話を掛け続け、午前10時過ぎにやっと繋がって来月上旬の2回目予約が取れた。ワクチンは十分に確保されていて希望者には全員行き渡るはずだが、やはり1回目から間隔が長く空いてしまうのは心配でありこれで一安心。
写真は南浅川“五月橋”付近で見掛けた「アオサギ(青鷺)」。梅雨で水量の増えた流れをじっと見つめて餌の魚を狙っている。しばらく見ていると素早く嘴を流れに刺して見事に魚をゲットした。その瞬間を撮り損ねたが面白い光景を見ることができた。以前はアスファルト道路に溶け込んだアオサギを見たことがあるが、色々楽しませてくれる。
写真は南浅川“五月橋”付近で見掛けた「アオサギ(青鷺)」。梅雨で水量の増えた流れをじっと見つめて餌の魚を狙っている。しばらく見ていると素早く嘴を流れに刺して見事に魚をゲットした。その瞬間を撮り損ねたが面白い光景を見ることができた。以前はアスファルト道路に溶け込んだアオサギを見たことがあるが、色々楽しませてくれる。
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シャボンソウ・1~南浅川
南浅川“水無瀬橋”付近の遊歩道脇に植えられている「シャボンソウ(石鹸草)」。ナデシコ科シャボンソウ属の多年草でヨーロッパや西アジア原産。日本には明治時代に薬用植物として渡来した。全草にサポニンが含まれていて葉を揉むと泡立つために古くから天然石鹸として利用されてきた。英名は“soapwort”で「サポナリア(Saponaria)」や「サボンソウ」とも呼ばれている。
さて“読書の秋”ならぬ“読書の梅雨”で、外に出られない日は書棚の本を読み直している。今は塩野七生著『ローマ人の物語』の続編の『ローマ亡き後の地中海世界』を読んでいるところだが、その中でイタリア半島やシチリアでは古代から石鹸が特産品だというくだりがあった。調べてみると古代ローマ時代に羊を生贄で焼いた時に滴り落ちた脂肪が木の灰と混ざり偶然石鹸のようなものが出来て重宝されていたという。
世界史の復習だが、紀元476年にオドアケルが西ローマ帝国皇帝を廃位させ古代から中世に時代が進んでいった。8世紀頃にはイタリア半島やイベリア半島(現スペイン)などで本格的に動物性脂肪を原料とする“軟石鹸”の製造が行われていた。
紀元800年にフランク国王のカール(シャルル・マーニュ)がアルプスを越えてイタリアに侵攻しローマ法王から冠を授かって初代神聖ローマ帝国皇帝となり、そのカール大帝がローマに来て石鹸を使って洗う良さを知りフランスに戻って広めたようだ。
12世紀頃には地中海沿岸原産のオリーブ油と海藻灰で作られる“硬石鹸”が工業的に製造されるようになり、イタリアのサボナ、ベネチア、フランスのマルセーユなどで石鹸製造が盛んになった。フランス語で石鹸を意味する“savon”はサボナに由来している。塩野さんは『もしかしたらマルセーユの石鹸産業の中興の祖はカール大帝かも知れない。』と記している。
さて“読書の秋”ならぬ“読書の梅雨”で、外に出られない日は書棚の本を読み直している。今は塩野七生著『ローマ人の物語』の続編の『ローマ亡き後の地中海世界』を読んでいるところだが、その中でイタリア半島やシチリアでは古代から石鹸が特産品だというくだりがあった。調べてみると古代ローマ時代に羊を生贄で焼いた時に滴り落ちた脂肪が木の灰と混ざり偶然石鹸のようなものが出来て重宝されていたという。
世界史の復習だが、紀元476年にオドアケルが西ローマ帝国皇帝を廃位させ古代から中世に時代が進んでいった。8世紀頃にはイタリア半島やイベリア半島(現スペイン)などで本格的に動物性脂肪を原料とする“軟石鹸”の製造が行われていた。
紀元800年にフランク国王のカール(シャルル・マーニュ)がアルプスを越えてイタリアに侵攻しローマ法王から冠を授かって初代神聖ローマ帝国皇帝となり、そのカール大帝がローマに来て石鹸を使って洗う良さを知りフランスに戻って広めたようだ。
12世紀頃には地中海沿岸原産のオリーブ油と海藻灰で作られる“硬石鹸”が工業的に製造されるようになり、イタリアのサボナ、ベネチア、フランスのマルセーユなどで石鹸製造が盛んになった。フランス語で石鹸を意味する“savon”はサボナに由来している。塩野さんは『もしかしたらマルセーユの石鹸産業の中興の祖はカール大帝かも知れない。』と記している。
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イシミカワ・2~果実
青い実が美しい「イシミカワ(杠板帰・石見皮・石膠)」。タデ科イヌタデ属の一年草で果実の直径は5ミリほど。青い部分は果肉ではなく萼片が肉質化したものになる。拡げてみると中には直径3ミリほどの黒い種子がある。イシミカワの名前の由来は諸説あり定かではない。イシミカワの全草を乾燥させたものを中国では生薬の“杠板帰(こうばんき)”と呼び、下痢止め、利尿、解熱などの薬効があるようだ。
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