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ハマナス・1~茎

 バラ科バラ属の「ハマナス(浜茄子)」。海岸の砂地などに生育する落葉低木で当地では自生は見られない。牧野富太郎博士は『この名前は海岸の砂地に生え果実が梨のように甘酸っぱいので“ハマナシ(浜梨)”としていたものが転訛したのだろう』とされている。茎には多くのトゲが密生し冬芽はその中にある。
 さて来年(2023年)のNHK朝の連続テレビ小説は神木隆之介さん主演の『らんまん』と発表された。これは“春らんまんの明治の世を天真らんまんに駆け抜けた天才植物学者”牧野富太郎(1862-1957)をモデルとし、激動の時代の中をひたすらに愛する草花と向き合い続けた波乱万丈の一生を描くとのことだ。今年の春がまだ来ていないのに来年の春が待ち遠しい。
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ホソバオキナゴケ

 奥高尾“小仏城山東尾根”の登山道でスギの根元に繁茂していた「ホソバオキナゴケ(細葉翁苔)」。シラガゴケ科シラガゴケ属のコケ植物で日本全土の日陰地のヒノキやスギの根元や腐木に生育している。日影林道は谷の沢沿いの道だが、東尾根は日影林道の北側尾根を小仏城山付近から日影キャンプ場付近まで続く道でところどころでかなりの急勾配になっている。ホソバオキナゴケはこのような尾根の急坂の落ち葉の無い表土を好むようだ。
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