goo

ノダフジ・1~冬芽と葉痕

 東中野公園の街路灯に絡んでいる「ノダフジ(野田藤)」。マメ科フジ属のつる性落葉木本で本州~九州の明るい林内などに生育している。単に「フジ(藤)」と呼ばれ、同属のヤマフジ(山藤)はノフジ(野藤)と呼ばれている。写真は冬芽と葉痕の様子で髭面のオジサンがいた。ノダフジとヤマフジは巻き方が左右異なる。蔓が巻き上がっていく様子を横から見た際に、ノダフジは左側が高くなる左巻きでヤマフジは右側が高くなる右巻きになる。この巻き方については真上から見た場合と根元から見た場合は逆になるので図鑑によっては反対に表現されていることがある。
コメント ( 16 ) | Trackback ( )

ヤブザクラ・1~冬芽

 長池公園“ながいけの道”で見られる「ヤブザクラ(藪桜)」。バラ科サクラ属の落葉高木でホシザクラと同様、マメザクラとエドヒガンの自然交雑種と考えられている。関東地方南部、特に多摩丘陵に多く自生している。染色体はマメザクラから16本、エドヒガンから8本で合計24本となり、3倍体のために種子は出来ない。冬芽にはわずかな毛が見られ、これはエドヒガンのほうの性質を受け継いでいるようだ。
コメント ( 4 ) | Trackback ( )