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現代児童文学

国内外の現代児童文学史や現代児童文学論についての考察や論文及び作品論や創作や参考文献を、できれば毎日記載します。

白土三平「八方変現の巻」カムイ伝所収

2019-05-04 11:18:48 | コミックス
 この巻では、正助(百姓)とナナ(カムイの姉、)の身分を超えた結婚願いとそれに対する弾圧を、新田開発願いにからませて描いています。
 一方で、抜け忍の赤目(カムイの師匠)に対する、カムイも含めた隠密の忍者たちの追手との戦いも描かれています。
 その過程で、夢屋七兵衛が、自分の目的(金)のために漁師や百姓を搾取する、資本家としての正体がだんだん明らかになっていきます。
 この巻のタイトルにもあるように、いろいろな登場人物が、本物なのか誰かの変装なのかが入り乱れていて、読者はかなりこんがらがります。
 
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