2001年に公開されたロマンティック・コメディです。
レネー・ゼルウィガーが、大酒飲みでヘビースモーカーの小太りの(日本の基準ではずばりデブかも知れません)三十代の独身女性を熱演して、世界中で大ヒットしました。
怠惰で男性関係にもだらしなく、かなり下品なのですが、それでいてどこか憎めない可愛らしさがあるところが、彼女の人気の秘密でしょう。
いつも彼女を励ましてくれる友人たちも、優しいゲイの元歌手や言葉の汚い女性記者など、キャラが立っています。
ハッピーエンドの相手役はイマイチなのですが、彼女と一時愛人関係になる好色なダメキャラの上司は、こうしたダメ男役をやらせたら天下一品のヒュー・グラントが演じているので、主役の彼女との絡みで十分笑わせてくれます。
それにしても、「あなたはそのまま変わらなくても、いつか白馬の王子様が現れて幸せになれるよ」的作品は、洋の東西を問わずに、現代でも若い(?)女性には人気があるようです。