1983年のアメリカ映画です。
バレリーナになることを夢見る溶接工(!)の18歳の少女を主役にした青春映画です。
ストーリー自体は勤め先のバツイチの社長と結ばれて夢への一歩を踏み出すという他愛のないものですが、ダンスシーン(アルバイト先のショーパブやバレー学校のオーディションなど)はかなり見せます(ただし、すべて実際は主役の女優とは別人が踊っています)。
アカデミー賞の歌曲賞を受賞したアイリーン・キャラの歌う主題歌をはじめとして、素晴らしい音楽が用いられていて、サウンドトラック盤は世界的に大ヒットしました。
当時はやっていたMTVとの融合も話題になり、全編MTVのビデオクリップをつなぎ合わせたような趣があり、評論家の評価は低かったものの、主演の新人ジェニファー・ビールスの愛らしい容姿も相まって、商業的には世界的に大成功を収めました。
そういった意味では、翌年の「フットルース」と同じようなタイプの映画だったと言えます。