現代児童文学

国内外の現代児童文学史や現代児童文学論についての考察や論文及び作品論や創作や参考文献を、できれば毎日記載します。

文 最上一平 絵 北見葉胡「緑の葉っぱのパン」

2025-01-14 10:36:43 | 作品論

 明記はされていませんが、ロシアによるウクライナ侵略を想起させる絵本です。

 亡くなったパン職人だったおとうさんとの思い出、平和を願う気持ちが、少女によって土で作られた緑の葉っぱのパンに込められています。

 その光景を眺めていたのが、平和の象徴であるハトであることによって、世界平和を祈る作者の思いが表れています。

 戦地からは遠く離れた日本においても、こうした思いを込めた絵本を出版することは、重要な意味を持っています。

 

 

 

 

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