現代児童文学

国内外の現代児童文学史や現代児童文学論についての考察や論文及び作品論や創作や参考文献を、できれば毎日記載します。

竜二

2024-11-21 16:24:46 | 映画

1983年公開の日本映画です。

新宿を舞台にしたやくざ映画ですが、従来の暴力を中心とした映画ではなく、家庭を持ち、子供を持ったやくざが、その生活に疑問を持ち、足を洗おうとして苦闘する姿をリアルに描いています。

脚本を書き、主演をした金子正次は、この映画の封切り直後に胃がんのために死亡し遺作となりました。

全く無名だった金子正次が主役を演じたために、かえって映画にリアリティを持たせることに成功しています。

妻役の永島暎子、舎弟役の北公次や桜金造(当時は佐藤金造)もはまり役ですし、幼い娘役を金子の実の子どもが演じたために、やくざ映画なのに奇妙な生活感を出すことに成功しています。

 

 

 


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