ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

Ride & Walk(自転車と徒歩の合体で散歩を楽しむ) 後編:矢作川沿いまで行って戻ってくる

2015-01-26 07:01:32 | 草花
堀内公園で自転車を置いてから、徒歩で桜井神社まで来て参詣をしました。その後は矢作川の流れを見るために南東方面へ歩いていきます。

南下しながら辻々で東進するように歩いていきますと、次第に人家が疎らになり、川を越えると広々とした田園地帯となり、冬の乾いた水田を渡る風が身に沁みるような冷たさですが、それでも汗ばんでくる身体には心地よく感じます。

木橋 ↓

人家の途絶えたところにちょっとした川がありました。その川沿いを少し歩くと橋が架かっていますが、いまどき珍しい木橋でした。久しぶりにこういう木製の橋を渡ってみますが、少しびくつきました。
下の流れは鹿乗川といいます。

新幹線の橋梁 ↓

水田地帯の向こうに堤防が見えてきました。ここからの距離は1km足らずのようです。堤防に向かって辺りの風景を楽しみながら歩いていきますと、新幹線の橋梁に疾駆する新幹線車両が近づいてきました。

堤防の上 ↓

風に吹かれながら水田地帯を歩いてきて、堤防を目の前にしたときに、意外なほど勾配が緩やかで、随分ゆったりとした造りだと感心しました。

矢作川 ↓

そして、やや強い風の中で、矢作川の水面を眺めます。 これも大変明るい色であり、心和むように感じました。川の向こう側は岡崎市になりますが、西尾市との境界も近いようです。

通せんぼ ↓

強い風を避けて小休止を取るべく、川側に降りて川面に近づくと、これは冬枯れの芝の中で随分柔和な空間がありました。
しかし、その先には堤防を跨いだ内外に通せんぼがしてありました。

愛知県庁までの道標 ↓

通せんぼのために仕方なく、堤防から離れて村道を歩きますと、神社の杜が見えました。近づいた入り口に「愛知県庁まで10里8丁余」という道標があります。今風に計算しなおしてみましょう。
3930(m)×10+109(m)×8=40172(m)・・・・・つまり40km程度先に愛知県庁があるということになります。
この道標の設置は明治28年四月と側面に刻んでありました。

熱田社 ↓

何故に愛知県庁までの距離を示すあの道標が神社前に有ったのか?・・・・疑問に思いながら杜の中に入っていくと、その神社は熱田社で、日本武尊がご祭神とありました。この神社は恐らく名古屋の熱田神宮の末社なのでしょうね。そんなことから「愛知県庁までの距離」が示されたのではないでしょうか。

矢作川の堤防工事 ↓

”通せんぼ”の理由はこういうことでした。堤防に上がる車道を作っているのでしょうか。

今度は素盞鳴神社 ↓

堤防工事のすぐ下に素盞鳴命を祀った神社があります。
前の熱田社とは200mも離れていないように感じました。しかし、所属する集落は違っているようです。
こちらは明治初年に造営されたものを昭和50年に再建したようです。

人海戦術 ↓

神社参拝を済ませ、堀内公園に戻ることにしました。ここまでに堀内町→桜井町→川島町→小川町→姫小川町と歩いています。帰り道ではまた鹿乗川に来て、川沿いを遡上して行きます。
流れの左岸で人が固まって働いています。

遺跡発掘の調査 ↓

作業している人たちに冗談めかして「大判・小判は見つかりましたか?」と聞きますと、精々「宋銭」が出る程度ということでした。宋は中国で960年 - 1279年と聞きますから、遺跡と言えるのかどうかと思いました。
小生の聞き間違いか、作業者の勘違いかもしれませんね。

再び木橋に戻り ↓

木橋に戻り、相変わらずびくつきながら渡っていますが、川面に動きがありました。

鯉たち ↓

良く見ると、濁りの入った川に鯉たちが泳いでいました。冬なのに、水が澄んでいなくて、この濁りようは魚たちに気の毒です。

公園に戻る ↓

途中で辻々を曲がりながら近づいているうちに、採っている道に迷いが生じ、お寺の庭で遊ぶ子供に公園までの道を尋ねると、「観覧車が目印になる」と教えてくれました。
実を言うと小生もそれを目印にして歩いていたのですが住宅が密集していて、観覧車の姿が見えなくなってしまっていたのでした。

歩行総数 ↓

公園の自転車置き場に着き、着替えをしながら少し休みます。
これから後は自転車に乗り換えて戻ることになります。

入り日 ↓

入り日の時間に近づいていましたので、少し遠回りをして、夕景を見てから帰るようにしました。
時刻は午後5時ジャスト、歩道橋の上から日没ショーを眺めて、この日のRide & Walkは終わりが近づいてきました。




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Ride & Walk(自転車と徒歩の合体で散歩を楽しむ) 前編:安城の堀内公園と桜井神社

2015-01-25 07:00:33 | 草花
ここのところ精力的に近隣を歩き回っていましたので、小生の中では周辺歩きも倦怠期入りしています。
天気のよいときは外に出たくなるのが性分ですが、それだからといってこの付近の景色は飽き飽きしてしまっています。
そこで、考え付いたのが、自転車を漕いで、少し遠くまで距離を稼ぎ、そこから徒歩に切り替えて歩き回ればよいという”悪巧み”でした。

その第一番目の候補地は安城市の堀内公園を拠点として、岡崎市との境付近の矢作川沿いの散策でした。
それほど大きな期待をして出掛けたわけではなかったのですが、行く先々でひとあじ違った風物があり、これはかなり楽しめたと思いました。

そんな体験を、今回は2回に分けてレポートします。
実行図 ↓

堀内公園まで自転車で行き、そこから矢作川沿いまで周回しました。自転車走行は22kmで、歩きは12000歩と少しありました。

新幹線の作業車 ↓

先日見たとき作業車は一種類だけでしたが、今度はいろんな種類のものが集結しています。

名鉄電車 ↓

土地の人たちは「めいてつでんしゃ」と呼びますが、これは名古屋鉄道西尾線/蒲郡線 のようです。
新安城駅から西尾駅/蒲郡駅まで通じる路線ですね。

堀内公園 ↓

堀内公園まで自転車でおよそ8kmありました。ここの駐輪場に自転車を置いて次なる徒歩散策に切り替えます。公園内の遊具を見ていくことにしました。 これは小さい子供でも高所に行けるようになっていました。

良くわからない ↓

このスロープがどうゆう遊具なのか良くわかりませんでした。この日は折り悪しく、休園日で小供たちが居ませんでしたので、どうゆう遊び方をするのか分からなかったのです。

ぶら下がり移動 ↓

二つの支柱間にワイヤーが張ってあり、それに滑車が組み込んであります。これにぶら下がり、支柱間を移動するようになっていました。比較的定番の装置ですね。

観覧車 ↓

遠くからでも見える観覧車は、この公園のシンボル的な眺めを作っています。休園日のこの日はもちろん回転は止まっています。

すべり台 ↓

コケ脅かし的ではなくて、安心感のあるスロープでした。

自転車モノレール ↓

この線の上を、親子二人が横に並んで乗る自転車を漕いで行きます。

池 ↓

池ではコガモがゆっくりと泳いでいました。

ミニSL ↓

ちゃんと客車もあって、親子連れのお目当てになっているようなそんな感じがしましたね。
これより公園を後にして矢作川目指して歩いていきます。

お薬師様 ↓

公園を出てすぐにお薬師堂を見つけました。さっそく参拝します。なかなかやさしいお顔ですね。

その由緒 ↓

愛知県の指定文化財になっているようですが、そういうことはともかくとしても、立派なお姿に思えました。

桜井神社 ↓

お薬師様のとなりに立派な神社がありました。横手から境内に入ってここにもお参りして行きます。
一番最後のところで、その縁起を出しますが、これが相当のものでした。

牛の像 ↓

神社に牛? 天神様と関係があるのかと考えました。そのことはここの祭神の一つに菅原道真公がなっているので正しかったようです。

黒松の並木 ↓

境内の参詣道沿いに黒松が植えられていて、これが立派な風景になっています。
人々の神様に対する尊崇の思いがこうして形になっているのです。

この桜井神社の縁起 ↓

今でも近隣住民の崇敬を集めていて、折々に人々が集うようです。それにしてもご祭神がたくさん居られますね。

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1/16 岩古谷山・平山明神山・大鈴山・鹿島山 その7(最終記事):鹿島山から池葉神社を経由して下山

2015-01-24 06:33:34 | 草花
今山行シリーズの最終記事となりました。
岩古谷山から始まって、平山明神山・大鈴山・鹿島山と4つの山を歩く計画を立てて、スローペースでこれをこなしてきましたが、今回は睡眠不足で入山することになり、それが歩運びにかなり影響したようでした。

というのも、自分が踏み出す一歩一歩がなんだかとても不確かなような気持が絶えず付きまとっていました。
そして、帰宅後に(大した距離を歩いたわけでもないのに)膝関節など、相当な身体的ダメージを受けたように感じても居ます。

こういうことを「加齢現象」と済ませてしまいたくは無い自分が居るわけで、次回はしっかり睡眠をとってから山入りして、「加齢現象」かどうか良く見極めてみたいと思っています。

針葉樹林帯 ↓

鹿島山までの尾根歩きは、明るい広葉樹林帯から始まり、やがて、明るさを減じた針葉樹林帯歩きに移行します。

鹿島山の山頂 ↓

大鈴山の山頂から写真を撮りながらの尾根歩きを楽しんで、40分後にはもう鹿島山についてしまいます。
せかせか歩きの人なら恐らく30分も掛からない道のりでしょうね。
鹿島山の山頂では辺りの立ち木に邪魔されて見晴らしが全く利きません。

植林帯の急降下 ↓

針葉樹の植林帯は急斜面なのですが、電光型に付けられた道のお陰で危険を感じることなく下っていけます。

池葉守護神社 ↓

どんどん下ってやがて平らな場所に着きます。ここに池葉守護神社があります。

池葉守護神社のご神木(杉) ↓

神社の社殿の背後にご神木とされる大杉が鎮座まします。

池葉守護神社の社殿 ↓

社殿はこじんまりとしていますが、厳かさを持っています。

池葉守護神社の石段 ↓

斯かる山奥に、このような石段を作るのは、地元の方たちの篤い信仰心のたまものなのでしょうね。
池葉守護神社の創建は1562年で、岩古谷山に築城した際の守護神として、この神社を創ったということだそうです。

再び下り道 ↓

神社を後にして再び下っていきます。

伐採中 ↓

その山道はちょうど伐採が入っているところでした。

切り口 ↓

切り倒された杉の切り口はきれいな円形で、これにしばし見とれましたね。杉からすれば無残なことなのでしょうが、人間からしてみると何かほのぼのとするような不思議な気持ちになっていたひと時でした。

水場 ↓

池葉守護神社から下りはじめてすぐに水場があります。ここでも小休止を取り、相変わらずのんびりとしています。

林間の下山路 ↓

水場から下は勾配が随分なだらかになり、どちらかと言えば”冗長さ”を感じながら下っていきます。

ミヤマシキミ ↓

道端にお約束のように実をつけたミヤマシキミが出てきました。

地道の林道 ↓

地道の林道をクロスします。

倒木くぐり ↓

また山道に入りますが、こんな倒木くぐりもさせてもらえます。

今度はアスファルトの林道 ↓

また林道に出ましたが今度はアスファルト舗装です。下山路はこれを横切って再び山の中に入っていくのですが、ふとイタヅラ心が沸いて、今回はこのアスファルト道を下ることにしました。

ちょっとした滝 ↓

初めて歩くアスファルト舗装の林道でしたので、どんなものに出会えるかと期待していましたが、その収穫はこの滝の眺めでした。
落差は3メートルほどでしょうか、暑い夏なら飲み水にも使えそうです。反対から歩き始める場合はこの道は使えそうだと思いました。

林道の終点 ↓

やがて林道を詰めて、国道に出会うことになります。

国道歩きがほんの少し ↓

国道歩きをほんの少々やります。日は傾き、夕刻に入ってきているのです。

出発地点 ↓

すぐに出発地点に戻ってきてしまいました。

総歩行数 ↓

身体の疲労感の割には歩行数が少ないような気がします。岩稜歩きが多くて歩運びが慎重でしたので、計器のカウント数が適当ではなかった可能性もあるかもしれません。
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1/16 岩古谷山・平山明神山・大鈴山・鹿島山 その6:大鈴山と鹿島山に至る尾根道

2015-01-23 07:18:32 | 草花
今回の記事では、グミンタ峠から大鈴山に登り、来た道を少しだけ引き返して、今度は鹿島山を目指して、比較的なだらかな下り勾配の尾根道を歩く場面をレポートします。

やや長い登りの始まり ↓

グミンタ峠から始まる大鈴山の登り道について、ネット上で拾う記事を読んでみますと、かなり長くて急傾斜で、登るのに苦労する旨を記されています。過去に二度この道を歩いていますが、そういった表現を必ずしも間違っては居ないと感じながらも、ここはひとつ、自分のペースでゆっくり歩いていくことに徹します。

途中の潅木帯 ↓

グミンタ峠から、この斜面を歩く場合の高度差は約150mほどで、時間にすると20分くらいしかないところです。この20分の登りを辛抱すれば山頂にピストンできる分岐点に到達できます。
この区間の歩き始めは、明るい潅木帯でした。

ツチガキ ↓

そしてこの登り区間が針葉樹の植林帯に入ると、勾配が急になります。そんな道の地面にツチガキが出てきました。

鹿島山と大鈴山との分岐点 ↓

20分間の辛抱のあと、植林帯に笹原が混じるT字路(分岐点)に着きました。ここで右を取れば大鈴山に至り、左すれば鹿島山に向かいます。
まずは、大鈴山のピストンのために右に入っていきます。

大鈴山の山頂の直前 ↓

分岐点から200mとは離れていない場所に大鈴山の山頂があります。この間の標高差は大したことはないのですが、山頂直近で高さ20-30mほどの最後の登りがあります。

山頂の二等三角点 ↓

山頂は無人でした。三角点の付近では雪解けの水が凍り付いていて、風もやや冷たく感じます。

荒川・赤石・兎・聖岳 ↓

ここからの眺望も抜群でしたが、平山明神の手前の馬の背岩でのときのほうが、時間が早い所為でもう少しすっきりしていたように感じました。

カシバードによる描画 ↓



南アルプス南部 ↓

最南部付近の眺めもまだ保たれては居ますが、馬の背岩のときよりも雲が少し増えていますね。

カシバードによる描画 ↓


三ツ瀬明神と平山明神 ↓

立ち木に邪魔されながらも二つの明神山が遠・近で見えています。
左手の遠くに三ツ瀬明神山で、右手の近いところのドームが平山明神山です。

南アルプス北部 ↓

注意してみると北岳も見えています。これに限ると馬の背岩のときよりも良好ですね。

同上部カシバードの描画 ↓


聖岳から南の部分 ↓

この部分は多少のガスはありますが、雲は掛かっていません。

同上部をカシバードで描画 ↓


鹿島山までの稜線歩き ↓

大鈴山の山頂を辞して、再びT字路分岐点に戻ってきました。ここからこの日最後の山となる鹿島山を目指します。

ブナの木 ↓

この尾根でもブナの木が時々出てきます。 今山行中ではブナの出現頻度が一番多いところだったように記憶しています。

明るい稜線 ↓

始めのうちはブナの木の混じった明るい広葉樹林を行きます。

天狗棚 ↓

広葉樹の生育密度が疎らであり、かつ葉を落としていますので、木の間からチラチラと奥三河の山々が見えています。右側のコブは天狗棚のようです。

大川入山 ↓

もう少し遠くの大川入山も見えています。

恵那山 ↓

大川入山の左には恵那山も見えていましたが、折角の眺めを木々の枝が邪魔していますね。

井山と天狗棚 ↓

左側に風力発電のプロペラが見えますが井山です。その右(中央よりもやや左)にピラミッドの先端を見せるようなのが碁盤石山の山頂で、一番右には天狗棚が見えています。

恵那山と大川入山 ↓

これがこの日最後となる恵那山と大川入山のツーショットでした。
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1/16 岩古谷山・平山明神山・大鈴山・鹿島山 その5:平山明神山からグミンタ峠へ

2015-01-22 07:08:47 | 草花
馬の背岩は眺望の素晴らしい場所でしたが、短い長さながらもナイフリッジの岩場なのです。
しかもこのナイフリッジはこの場合の近づき方ですと下り傾斜になっていて、さらには厭らしいことに、細かい岩礫が岩の表面についていますので、もしかするとこれでズルっとすべりはしないか・・・といった不安がよぎります。

今回は安全のために腰を落として、跨いで通過しましたが、帰りにここを通るときには登り勾配ですので、立って通りました。
どういう方法で通過するにせよ、僅かな長さですが、かなり危険な場所であることに違いはありません。

出来ることなら、ここに手すりをつけて岩古谷山のように安全に通過できるような措置を取って頂けたら幸いだと思いました。

馬の背岩の残り部分の画から今回のレポートは始まります。 
目の前に平山明神山の山頂部分 ↓

馬の背岩の目の前にドーム形状が見えます。これが平山明神山の最高地点です。

二つの明神山 ↓

馬の背岩から三河にある二つの明神山が見えました。左が平山明神山のドームで、右隣に三ツ瀬明神山があります。

馬の背岩 ↓

眺めの良い馬の背岩を通過して平山明神山のドームまで行くことにします。安全のために腰を落としてこの下り勾配の岩場を跨いで通過します。

茶臼山 ↓

馬の背岩を通過したところから三河の最奥にある茶臼山を眺めます。双子の峰の左側が愛知県の最高峰茶臼山になり、右側は第二の高峰である萩太郎山です。

ヒメイワカガミ ↓

岩場で生育するイワカガミの仲間ですが、ここのものは葉が小さくて、ヒメイワカガミとされています。
寒さの厳しい今の時期は葉が紅葉して、ツヤを残しています。

平山明神山山頂 ↓

遠くからこの山を見たときにお釜を伏せたようなドーム形状をしていますが、その頂に着きました。
一人旅ですので、ここでのんびりと小休止を入れます。

大鈴山 ↓

この付近に”東の覗き”と”西の覗き”といって、断崖上の見晴らしの良い場所があります。
(今回は山頂から近い”東の覗き”に行くことは割愛しました。)
山頂からの戻り道で、”西の覗き”に立ち寄りました。 視野の割合近い場所で、これから行くことになる大鈴山が見えています。

仙丈ケ岳 ↓

南アルプス最北端にある3000m峰の仙丈ケ岳は先ほどまでは見えていませんでしたが、戻り道の”西の覗き”では見えていました。

加加森山・光岳など ↓

聖岳よりも南部の山塊が見えています。 下にカシミールのカシバードで描画したものを出しておきます。

カシバードの描画 ↓


南ア最南部付近 ↓

南アルプスの最南部付近の峰々も見えています。
ここからは富士山が見えないのが残念ですね。

カシバードで描画 ↓

ここまで来ると顕著な峰が乏しくなり、どれがどれだかわからなくなります。
山名を何度覚えてもすぐに記憶から飛んでしまい、ボケ頭が口惜しい限りです。

もう一度勇姿を ↓

荒川・赤石・兎・聖の優美で堂々とした姿を、目の網膜と脳裏にしっかりと留めたいところです。

南アルプスの遠景 ↓

”西の覗き”からはここまでの景観が得られます。

再び馬の背岩 ↓

馬の背岩に戻ってきました。今度は登り勾配ですので、それほどの危険を感じず、歩いて通過します。

小明神山 ↓

痩せた岩稜を戻っていくと、”小明神山頂”と記された棒杭が立っていました。
ここから分岐点まで下り道を戻っていきます。

岩古谷山から来て、大鈴山と平山明神山を案内した分岐点 ↓

再びこの場所に戻ってきたのは90分後のことでした。景色が良かったので写真撮影に贅沢な時間を使いました。
これから大鈴山を目指します。

ブナの大木 ↓

尾根道にブナの木がまた現れてきました。

痩せた尾根道 ↓

始めのうちは痩せた尾根道で、林相も自然林に近いものでした。

やがて植林帯 ↓

尾根道が広くなると、植林帯が現れてきます。

また自然林 ↓

そしてまた自然林が出てきます。大鈴山に向かう稜線ではこんなことが繰り返されてきます。

そしてグミンタ峠 ↓

やや小広い感じの鞍部に棒杭が打たれていてそれにグミンタ峠と読める字が書かれていました。
”グミンダ”と、”タ”に濁点がつく場合もあるようですが、この名称が何を意味するものかネットで検索しても不明です。
ここからかなり長めの登りが始まり、大鈴山に近づいていきます。

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