暇つぶしエンジニアリング (旧:休日限定エンジニアリング)

アマチュア無線とエンジン付オモチャいじりの日記です。

燃えたアンテナチューナー HC2000

2020-05-05 12:36:12 | 無線小屋
もう何年も前に貰ったままになっていた東京ハイパワーのアンテナチューナーHC2000
PEPで2KW対応という、うちでは全く必要のない耐入力だけど、せっかくなので何と
か活かしたいと思い手掛けてみた。



貰ったときからジャンク状態だったのので、トップバンドのチューニング中に焼けたと
いう経緯があるものだった。
PEP2KWとなっているが、1.9MHz帯は500Wと取説には書かれている。これを知って
いたのかどうかは不明だが、TL922で頑張ったらしいので、1KWくらいは入ったのか
もしれない。

どういう状態になっているのかとケースを開けてみた。



パワーとSWRの検出ユニットは既に取り外されてついていなかった。
メーターに繋がるハーネスは残っていたものの、黒焦げになっていた。



バリコンはかなり大きなものが付いているが、その羽根の一部が溶けていて、修正した
後がある。

まずはバリコンが機能しているのか、配線を一旦外してCメーターでチェックしてみた。
特に問題を感じられるものではなく、このまま使用できそうだった。

メーターは動かなくても、アンテナチューナーとして機能できれば、SWR計はリニア
アンプにもついているのでこのまま使用できることになる。
そこで、取説にある50Ω負荷時のチューニング目盛を参考に、ダミーとアンテナアナ
ライザーでチェックしていると、18MHz~21MHzのチューニングがとてない。
バンドを変えても14MHzバンドのときと同じ状態なのだ。



何かがおかしい・・・
24MHz帯と28MHzは問題ない。
バンド切り替えのロータリースイッチを良ーく見ると、接点が溶けているのが解った。



東京ハイパワーはすでに会社が無くなっているので、メーカーからの部品入手はでき
ない。どこかでアフターケアを行っているところがあるのだろうか?
あったとしても、部品がでるのかも解からない。
部品取りを探してニコイチにするか・・・そこまでする価値や必要性は、と問われると
ハッキリ言って「無い」! である。

今使っているFC901で足りているし、今後もKWにしたとしても、今どきのアンプは
チューナー付きが多いので必要はない。
かと言って、これはこのままゴミにできない理由もあるし・・・



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