今日は久しぶりに、けっこうな雪が積もったので、午前中は除雪
午後からはストマジのエンジンを分解してみた(腰上だけ)
ヘッドを剥ぐってみると燃焼室はカーボンが多量についており、
一部からは漏れたあとがあった。
ヘッドガスケットからも抜けた痕が確認できる。
そしてヘッドには「DAYTONA」と記されている。
純正のヘッドでないことは明らかだ。
ボアを測ってみると標準の41mmに対し45mmもある。
やはりボアアップキットが組まれていたのだ。
そしてピストンはというと酷い状態だった。
しかし、シリンダー側はあまり傷がついていない。
燃焼室のカーボンの付き方から見ても、燃調が薄くて焼き付いた
という感じではないようだ。
多分ではあるが、ポートの面取りがなされていないためにピストン
に傷が入ったような感じがする。
ピストンピンはこの位置より抜けないではないか。
しかも紫色に焼けている。
ピストンピンのニードルベアリングはローラーが全く回らない
状態で、ベアリングとしては機能していなかった。
これならピストンピンが焼けるのも納得ができる。
組み上げる段階での初期潤滑不足ではないだろうか。
これらから想像するに、プロが組んだものではなく、DIYで組まれた
もの。しかも、経験の少ないホントの素人さんの作業という感じだ。
クランクケース内を上から覗いてみると、コンロッドに錆が・・・
クランクピンのガタも少し大きいような気がするのと
サイドのベアリングは異音が出ているので、やはりこのエンジンは
修理するよりは、別のエンジンを探した方が早いというか費用的
にも安くあがるだろう。
という訳で、ゴミに認定しました。
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