私の今回の旅の目的の大きなひとつはこの函館のレストラン バスクに行くことでした。
5年くらい前にバスクのオーナーの深谷 宏治氏のバスク料理の本を買ったことが函館に興味を持つきっかけでした。この本を買ったことで本場スペインバスク地方のサンセバスチャンにも旅しました。ワイン教室でもこの本の中からヒントをいただいた料理を幾つも・・・・
JRの北東北、函館フリー切符を見つけた時に・・やっと行くことができる!!!と思いました。
レストランのためにだけ旅行する・・・・確かミシュランの三ツ星に与えられる言葉だったと思います。
函館近辺で獲れる魚介や農作物を使って本場のバスク料理(私は本場以上と感じました、たぶん日本人の口に合っているのでしょうね)生ハム、アンチョビ・・・すべてオーナーの手作りです。
オーナーの深谷さんじきじきに生ハムを切り分けてくださいました。この生ハムは2年熟成らしいです。私は今まで食べた生ハムの中で一番美味しかったです。バスクに行ったときの話や今までファンでしたみたいな話で盛り上がり、楽しい食事の始まりです。
生ハム、クリーミーな味わいで旨みが凝縮しています。熟成されています。店の中にも10本くらい天井からぶら下がっています、このほかに60本ぐらい貯蔵されているということです。
アンチョビ・・・塩気がほどほどで本当に美味しい・・・一緒に付けられたパンがまた秀逸でたぶんこのレストランの手作りです。
オーナーの本にアンチョビの作り方が載っていて一度作ってみたいと思っていました、オーナーに尋ねると・・・「大丈夫あのレシピで作れば作れます・・・東京なら冷蔵庫に入れてください」といわれ絶対今年は作りたいと思います。出されたものは2年の熟成だそうです。
今回は年末年始で疲れていたのであまりガッツリ食べられないので・・わがままな注文の仕方をさせていただきました。一品終わると次に食べたいものをたのみました。。快くそして感じよく受けてくださります。
これは天然きのこのスープ、温まります。やさしい味です。
私が今回一番美味しいと感じた一皿。小イカの墨煮、イカ墨がこんなに美味しいと感じたのは初めて・・・パンでお皿が真っ白になるまでいただきました。
たぶん小さなあわびのような貝のコロッケ。熱々とろりで美味しい。
イカのリゾット、軽いトマト風味、野菜のピクルス。
デザートはお米の冷たいデザート。ミルクで煮たお米を少しゼラチンで固めているもの。
ワインもいただきました、グラスでカヴァと白ワイン、赤のフルボトル1本。美味しかった!!量も適量、メインをはずしたので重すぎず今回の私たちにはほどよい量でした。
素敵なお店でした。ご馳走様でした。また必ず訪れたいレストランです。