我が家から国道163号線を東へ進むと木津辺りからは山と川に囲まれた風光明媚な景色が広がります。
40分ほど進むと、山の中に突如、建物が現れてきます。
バブルの頃に黒川紀章が設計した「やまなみホール」です。
土曜日はオケの練習をサボってやまなみグリーネ管弦楽団の本番前日練習に行ってきました。
日没直前、笠置では多くの人がキャンプを楽しんでいました。(信号待ちで車窓から)
10年位前からチェロパートの人に「入って!」と言われていたのですが、
夫の単身赴任の時は土曜の夜は行けなくて今回初めてご一緒させていただきました。
団員が少ないとは聞いていましたが、驚いたことに、半分以上がエキストラでおまけに
その半数以上がプロ奏者でした。
コントラバスは3人ともプロ。PACの奏者も!下からの支えが頑丈だと、とても弾きやすかったです。
各パートトップはプロ、もちろんチェロも京芸出身の方で完璧に演奏されるので
気楽に付いていくことができて気持ち良く弾けました。。
夜九時まで練習して、真っ暗な道を帰りは西へ。トラックが多く怖かったです。
日曜日の朝、再びやまなみホールへ40分のドライブ。
京都府で唯一の村である「南山城村」はお茶の産地で有名ですが人口減少が激しく
村の財政も厳しくなってきてオーケストラの存続が危ぶまれた時期もあったそうです。
しかし、なんとか村の協力も得て(練習場所、演奏会場)第34回定期演奏会が開催されました。
大阪室内楽協会の河野先生の指揮で(練習は毎回先生の指導です) 演奏曲目は
「アルジェのイタリアの女」序曲 ロシーニ
クラリネット協奏曲第2番 ウェーバー
交響曲第3番「英雄」 ベートーヴェン
英雄は10数年前に弾いたとき、心残りがあったのでもう一度ちゃんと弾いてみたいと思っていました。
今回は4楽章のフーガの速いところも弾けるようになっていたので嬉しかった!
途中の休憩のときにはお茶席でお抹茶を戴けます。
ホールから見た木津川。山の中です。素晴らしい景色。
プロ奏者が多いので流石の演奏でしたが、録画も録音もされていなかったようで残念です。
終演後、近くの道の駅に寄り道してお野菜を買って帰りました。
にほんブログ村