知り合いから
「○○の歯医者さんで歯垢をとってもらったけど
めっちゃ気持ちよくて寝てもうたわ」
と言うのを聞きました。
さっそく私も!!
と言うわけで予約を取り
普段なら死んでも行かない“歯の検診”と言うものを
受けることにしました。
歯医者さんと言うのはどこも同じ雰囲気で
まず待合室が静かで緊張感が漂ってます。
鼻をほじったり居眠りこいたりするような
リラックスしている人はみかけません。
(それは公園のベンチやろ)
なんか入社試験の面接を待つような
いや~な感じです。
本も雑誌なんかもあんまり置いてなくって
せいぜい婦人画報。
あとは歯に関する本か、絵本など。
なんかお尻がおさまらない感じで
そわそわと待ちました。
名前を呼ばれて診察室へ。
椅子の背をを倒されて、無影灯が顔に当てられるとき、
緊張がマックスに達しますね。
そっと現れた若く爽やかな感じの男の歯科医。
やんわりと問診し、検診したところ
軽い虫歯が見つかりました。
2回ほどの通院で完治するとのこと。
大事に至らなくて胸をホッとなでおろしたものです。
その後2週間が経ち、治療はすんなり終了。
いよいよ歯垢の除去をしてもらう時がきました。
きっと次の予約だな、と私がウキウキしていると
マスクをはずしたさわやか歯科医が
「えっと、特にフクさんの場合は歯垢をとる必要が
ないので、治療はこれで終わっておきます」
と宣告されました。
なぬーーーっっ!!!!
何のためにイヤイヤ歯医者へ通ったと思てんねん、われーー!!
軽い虫歯治療なら、その辺の歯医者でこと足りたんじゃ!
って言うか、ほっといても何ら支障はなかったんちゃうか!?
くそーくそー!
まあ、そんなことを腹の中で吐きまくってることを
みじんも匂わさず、私は無表情のまま、
がっくりと治療台を降りました。
確かに私は月に1度、歯が赤く染まる薬などを使って
電動ハブラシで丁寧に磨いてます。
どうも、それがアダになったな・・・。
よけいなことをしていたようです。
でも、いつか、
歯垢をたっぷりためて
うっとりと寝てしまうような、
そうまるで極上のエステを受けているような
歯垢除去の体験をしてみたいものです。
アイシャル リターン!