ふるさと
兎追ひし かの山
小鮒(こぶな)釣りし かの川
夢は今も めぐりて
忘れがたき 故郷(ふるさと)
如何(いか)にいます 父母
恙(つつが)なしや 友がき
雨に風に つけても
思ひ出(い)づる 故郷
志(こころざし)を はたして
いつの日にか 帰らん
山はき 故郷
水はき 故郷
この歌を口ずさむと
思わず涙がこぼれそうになります。
生まれ育ったふるさと。
美しい田園風景、透き通ったせせらぎ。
津波被害にあった東北地域には
今は面影もありません。
でも、きっと心の中にふるさとは
あります。
何年もかかるかも知れませんが、
必ず、もとの風景に戻ると信じてます。
阪神淡路大震災から16年経ちましたが
今、地震の爪あとは全く残っていません。
高速道路が折れたり
地面が割れたりと
原状回復は不可能だと思われた被災状況でしたが
見事に立ち直りました。
私たちには見守ることしかできません。
でも復興してほしい。
そして、世界に示してほしい。
これが日本人だ、と。