孫文さんの“多摩たまの隠れ部屋”ブログ編

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天津市濱海新区における爆発事故

2015年08月15日 00時00分00秒 | 北京雑感 (北京の話題何でも)
12日深夜に発生した天津市濱海新区における爆発事故、7月に天津の空母キエフを見に出かけているのですが、事故現場とそう遠くない場所にある。
7月に出かけた時は車だったが、2012年11月に出かけた時は、鉄道利用だったので、天津から地下鉄に乗った。 事故現場は、この地下鉄の終点の駅の近くで発生している。

東海路駅 2012年11月撮影
爆発事故で駅が損傷のため、現在運休中


地下鉄車両 2012年11月撮影


空母キエフの艦橋から船首方向 
写真は夕日が映っている。 この方向で爆発事故が発生
もし、事故当時にブリッジにいたら、爆風受けていたかも 2012年11月撮影


大爆発になったのは、化学品の火災に水で消火したことが大爆発につながったようだが、火災原因が特定できずに消火活動に当たった消防士は責められない。ウーン怖いなぁ。
(化学品だったら水で消火活動してはいけない、適切な消火剤を使用という教育は受けているとは思うけど)

ちなみに金属火災でも水を掛けたら、逆に大火災になる場合がある。
軽量化を求められるシャーシに使用されるマグネシウムやアルミニウムの火災では、水を掛けると化学反応を起こして水素が発生して火力は強くなる。 
(20年ほど前ですが、マグネシウムに火をつけて実験したことあります。
 注:大変、危険ですから真似しないでくださいね。 広いグランドで消火装置を整えたうえでの実験です。 水を掛ければ掛けるほど火の勢いは強くなり、化学反応を起こした火災の怖さを体験しました。)


14日夜、大使館から下記の情報が出ました。

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天津市濱海新区における爆発事故による環境影響について(お知らせ)

                          2015年8月14日
                          在中国日本国大使館

天津市濱海新区の危険化学品倉庫にて8月12日深夜に発生した火災・爆発事故について、中国環境当局が発表した環境影響に関する情報を下記の通りお知らせします。

○事故発生後、西南風が続くことから大気汚染物質は渤海方面に拡散しており、天津市中心部や北京への環境影響のおそれはない。

○事故現場の風下における大気監測の結果、トルエンやVOCsにつき基準超過が見られた(※)が、緩やかな下降傾向にある。

○事故現場周辺の5地点の大気環境モニタリングステーションにおいては、6つの汚染物質について影響が見られていない(PM2.5、PM10、一酸化炭素、二酸化硫黄、二酸化炭素、オゾン)。

○水環境汚染について、事故発生後に事故現場における海洋への排水口は全て封鎖しており、水環境への影響はない。排水口内の水を検査した結果、基準を上回るシアン化合物等が検出されたが、当該汚染水は汚水処理場での処理が想定されている。

※ 13日朝5:30時点で、トルエン3.7ミリグラム/m3(中国の大気汚染物質総合排出基準では排出濃度限界値は2.4ミリグラム/m3)、VOCs(揮発性有機化合物)は5.7ミリグラム/m3(中国の工業企業VOCs排出基準では排出濃度限界値は2.0ミリグラム/m3)。

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