【伊豆へなにしにいったの? Part. 6】
や、本院だろ
C「ずいぶんアバウトだな」
チャ「ニューヨークで同時多発テロがあったときの正月旅行だよね」
クマル「あの事件で、アメリカ旅行がキャンセルになったから」
チャ「そのかわりに、国内でゴージャスにしようって、新井旅館に泊まったんだよね」
C「なに!? あの芥川龍之介が大正14年4月16日~5月6日まで滞在したことのある重要文化財の宿か」
クマル「そーゆーウンチク、正直うざいから」
チャ「初代中村吉右衛門(孫は松本幸四郎)が贔屓にしてた旅館だよ」
クマル「あんたもか」
チャ「で、そんときに、奥の院に行ったんだよね」
C「お、ナイスリカバリー」
クマル「なんとなく呼ばれた感があったのよねぇ」
C「それよりも新井旅館の天平大浴堂に入ったのか」
クマル「あそこは、それよりも貸切風呂のほうがいいから。泳げるし」
C「だから泳ぐな!」
チャ「あ、でも、貸切リニューアルしたらしいよ」
クマル「なに!? 泳げないのか?」
C「そこか!?」
クマル「ここ来るまでの途中の道は、のどか過ぎるくらいのどかなんだけど、あるところから、急に変わるから。あ、聖域キタ! って感じぇ?」
チャ「ホテルからずいぶん走るけど、途中でサインがいくつもあるから、たぶん迷わずに行けるよ」
C「あのー、位置関係がさっぱりわからないんですけど」
クマル「どうよ?」
C「なるほど。つまりこれが目的だったってことね。なーんだ」
クマル「残念でした。またまちがいです。あともう一回まちがうと罰ゲームがあります」
C「ハ!?」
じゃあ間違えようないじゃん
え゛え゛え゛
つづく
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