Chris's monologue

二匹+ONE?のクマンズとChris(謎の生命体)の怠惰な生活

鈴傳

2009-10-25 07:33:29 | ビバ☆オヤジ酒場

こんばんは、久しぶりに熊田優作です。
ぼくの左手の細い入り口から見えてるように、サラリーマンがわらわらと立って飲んでいます。
ぼくのようなジーンズ姿はひとりもいません。
目立ってしょうがないです。

四谷にあるここ“鈴傳”は、酒好き――とくに日本酒好き――で知らなかったらもぐりです。
とにかく酒が好きなサラリーマンの巣窟みたいなところです。
会社帰りに一杯。
でも貴重な一杯は、どうせ金を払うんだから、旨い酒が飲みたい。
そんなときはここがベストです。
ということで、まずは一杯。
「すいませーん、十四代くださ~い」

いきなりそんな高級な酒かよ?

それでは、十四代をコップ酒(500円。ありえない安さ!)でやってる間に、店の紹介を安西水丸氏にお願いすることにしましょう。

【宮内庁御用達・創業一五七年の酒屋】
 日が暮れ始めた頃、酒屋に置いてある日本酒のラインナップを眺めながら、ふらりと店舗の奥をのぞくと、そこには、まるで悪ガキの秘密基地のように、ひっそりと、しかし適度なざわつきの中に、立ち呑みスペースが作られていた。カウンターには煮たまご、砂肝炒め、マカロニサラダ…。酒のアテにぴったりのおふくろの味がならんでいる。日替わりで十五種類ほどの酒肴を作っているのは、十年以上調理場を任されているれい子さん。お客さんはどんどん代替わりをし、その客筋の変化を目の当たりにしている。
「昔は大勢で連れ立っていらしてましたが、今は、一人でいらっしゃる方が多いですね」。
 江戸末期創業の酒屋、鈴傳。従来、酒屋は店頭でお客にお酒を呑ませる場所でもあった。ここ鈴傳もその伝統を、今に引き継いでいる稀少な酒屋である。終戦後、四谷に大蔵省や国会図書館が移転してきたのをきっかけに、立ち呑みスペースを利用するサラリーマンが増加。大蔵省が虎ノ門へ移転後も、近隣サラリーマンが変わらず足繁く通ってくる。
 酒屋の地下セーラーには、常時五百種類もの酒が保管され――(続きを読みたいヒトは買って読んでね。m(_ _)m)
東京銘酒肴酒場―古典酒場探訪ガイド (SAN-EI MOOK)東京銘酒肴酒場―古典酒場探訪ガイド (SAN-EI MOOK)(2008/11/17)不明商品詳細を見る



おふくろの味です。
十四代はフルーティーで、飲み口軽く、日本酒の概念を根底から変えるようなお酒で、これなら日本酒を飲めないヒトでもクイクイ飲めちゃうようなお酒です。
WOWOWの銘酒誕生物語にも登場しました。

手ぶれしてるけど、茄子味噌です。
燗酒が飲みたくなったので、燗酒専用「九頭龍」を注文。
あとでネットで調べてみてぶったまげました。
これ600円で飲ましてもいいんですか!?
この日だけなのかなぁ、黒龍祭りって書いてあったし。

こりゃあ、近隣のサラリーマンに目をつけられるわけですよね。
これぞ本物系の角打ち!
ワンカップでカキピー目当ての客はご法度です。
ぼくは、ここの女将さんの笑顔が大好きになりました。
また美味しいお酒飲みにくるね。
店舗のほうに回ってみると、銘酒誕生物語に登場したあんな酒もこんな酒も……眩暈がしました。

註:写真にはないけど、「鈴伝」って看板も見えます。けど同じ店だよ。

さ~て、本日の脳内JAZZは、
Guitarist~Solo Guitar AOR Cover AlbumGuitarist~Solo Guitar AOR Cover Album(2009/06/10)鳥山雄司商品詳細を見る

から、ビリー・ジョエルの名曲で「JUST THE WAY YOU ARE」をどうぞ。

くりす的全国名酒場紀行/鈴傳】←詳細

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