【北の大地への旅路Part. 12】
くまごろ=チャイロ系(以下チャ)「ハァ~、ズズズズ(洟をすする音)、土方・啄木浪漫館通り過ぎちゃった」
クマル=シロクマ(以下もクマル)「当然です が降る前に行動しないとだから」
Chris=クロネコ(以下C)「でもさ、修道院の外観見るだけなんだろ? 中に入れるわけではないんだろ?」
クマル「いつまでも、あんたが来たときの昭和のままじゃないから」
C「なんだとコラ!」
クマル「イヤ~ン、ミカエルさま♪、ステKING」
クマル「アアン テンション上がりまくりぃ」
C「昭和の時代もそんなんだったけどな」
クマル「でも、これはなかったべさ」
C「うッ」
クマル「そりゃ修道院の中に一般人は入れないけど、でも、ここでわたしたち旅行客もお祈りすることが可能になったから クマル、かなり長い間ここでお祈りしちゃった」
クマル「ほんじゃば、行けるとこまで行ってみっか」
クマル「や~ん、ルルドのマリアさまぁ」
クマル「もう鼻血でそう」
クマル「で、行けるのはここまで、あの塀の向こう側が聖域」
C「それって脱走できないように、そうしてあるの? それとも、おまえみたいなマニアが入れないよにそうしてあるの?」
チャ「ここに不思議なおばちゃんがいて説明してくれたんだけど、以前ここには多いときで120人以上の修道女たちが暮らしていたんだって。でも、このご時世、どんどん修道女になるヒトの数が減っていき、いまでは60人くらいだといってました。ってことは、入ってるヒトたちがそんだけ死んでるってことだよね」
クマル「すげーフレンドリーなおばちゃんだったよな あれ、クマルが思うにガブリエルさまだから」
C「や、わたしの質問の答えにはなっていないのだが」
クマル「ちょっとカメラの性能がわるいから写ってないけど、この海の向こう側に薄っすらと津軽半島が見えています」
C「や、見えないけど」
クマル「だからの性能がわるいんだってば 新しいの買ってくれよ」
クマル「毎日毎日この日課を繰り返してるのよねぇ。えらいっていうかすごい。死ぬまでこれだけを繰り返すんだもんね。日々酒浸りになって、欲望ばかり追求してるヒトには絶対できないことだよね」
チャ「え、ぼく……」
クマル「チャイロ系ちゃんはいいから。一度殺されて復活をとげた天使さんなんだから」
C「そいつはもういうなよぉ」
クマル「彼女たちのつくったクッキー、ぜったい買わねば」
クマル「これも買っちゃった 禁断の園が写真入りで載ってるから」
クマル「ちょびっとだけチラリズム さ~て、それではショップで、暴れ買いしますかね」
C「おまえこそ欲望をもっと慎めよ」
クマル「このCD、えがったの このあとで、こればっか聴いてた」
クマル「で、これ」
C「ありがとう!」
クマル「あんたにじゃないから」
あいばくりすさんが、「わらのいぬ」の補充にご来店。北海道土産「トラピスチヌ修道院のクッキー」をいただいてしまいました。ありがとうございます。また、ごゆっくりお過ごし下さい。お待ちしています。 pic.twitter.com/j0c0mcOkmC
— 弥生坂 緑の本棚 (@yayoi_midori) 2017年4月8日
クマル「お世話になってるヒトたちへのお土産だから」
C「嗚呼、そうかよ」
クマル「マリアさま、お天気晴れさしてくれてありがとね ハイ、じゃあ次、男子の部いってみよう」
チャ「五稜郭」
クマル「ちがうから 男子の修道院ってことだから」
チャ「……」
つづく
少年: くんくんとくまごろの大冒険 | |
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あいば くりす |
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