chuo1976

心のたねを言の葉として

「草山」  金子みすず

2012-11-14 04:38:34 | 文学
  「草山」  金子みすず



草山の草の中からきいてると
いろんなたのしい聲がする。

「けふで七日も雨ふらぬ
のどがかわいた水欲しい。」
それはお山の黒い土。

「空にきれいな雲がある
お手々ひろげてつかまうか。」
それはちひさな蕨の子

「お日さん呼ぶからのぞかうか。」
「私もわたしも、ついてゆく。」
ぐみの芽、芝の芽、芽萱(チガヤ)の葉
いろんなはしやいだ聲がする。
春の草山にぎやかだ。
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札幌国際芸術祭

 札幌市では、文化芸術が市民に親しまれ、心豊かな暮らしを支えるとともに、札幌の歴史・文化、自然環境、IT、デザインなど様々な資源をフルに活かした次代の新たな産業やライフスタイルを創出し、その魅力を世界へ強く発信していくために、「創造都市さっぽろ」の象徴的な事業として、2014年7月~9月に札幌国際芸術祭を開催いたします。 http://www.sapporo-internationalartfestival.jp/about-siaf