明日香川 明日文将渡 石走 遠心者 不思鴨
(作者未詳 巻十一 二七〇一)
≪書き下し≫明日香川明日(あす)も渡らむ石橋(いしばし)の遠き心は思ほえぬかも
(訳)明日香川 あの川を明日にでも渡って逢いに行こう。その飛石のように、離れ離れの遠く隔てた気持ちなどちらっとも抱いたことはないのです。(伊藤 博 著 「万葉集 三」 角川ソフィア文庫より)
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