なんけ鮮魚店の過去記事
9:56 なんけ鮮魚店です。今日は魚種も量も いつもの1/3もありません。猟師さんも盆休みなのでしょう?水槽にはヒラメとカサゴが泳いでいます。対面販売にはキュウセン、小アジ、マダイと大きなサワラが2本だけです。夏のマダイは買ってはいけないといわれていますが、オスだそうなので買ってみます。サザエも1個買ってみます。
・ラインナップ
タマ数が少ないです。刺身用の柵はパックになって揃ってはいましたが、骨ダシも取りたいのでパスです。
・マダイ、サザエ
マダイは小ぶりですが綺麗な桜色をしています。マダイは捕獲しても水温が高いと大きなマダイから弱って死んでいくので小ぶりな方が活きがよいと思います。サザエはトゲがないので地物でしょう。マダイ 35cm 510g 1282円、サザエ 242g 640円 税込み2076円です。
・捌き
捌いてみるとメスぽいです。産卵が終わった固体ではなさそうなので期待できそうです。
【サザエのその後】土曜 夜
・サザエの刺身
一般的なサザエは110g前後ですが、この固体は242gの特大サイズです。穏やかな海域で育ったのでトゲがありません。その分身が重いです。身はコリッとして歯ざわりの心地がよく貝柱はホタテのようです。肝はクリーム色のオスです。刺身はオスのほうが苦味が少なく風味を堪能出来ます。サザエと肝のパスタは緑色のメスのほんのりした肝の苦味が美味しいですね。好みですけど。スーパーの6個分の価格のサザエでしたが値段だけありますね。うまいです。
【マダイのその後】土曜 夜
・マダイの晩酌セット
メスのマダイでした。500gのマダイなので約2才~3才で、成熟し産卵するのは満4才からなので、産卵後の身のスカスカはありません。湯引きを食べてみると味はありましたので、寝かせればもっと美味しくなると思います。お吸い口のガンバラには脂があり いい味です。
【マダイのその後】日曜 朝
・マダイのケララ フィッシュカレー
今回は酸味にタマリンドを使いました。酸味が心地よいです。ゴラカでもよかったかな。ガルニはジャガイモのポリヤル、赤玉ねぎのアチャール、茸のアチャールです。さっぱりといただきました。夜は北インド料理を作ってみます。
【マダイのその後】日曜 夜
・マダイの晩酌セット
夏のマダイですが、産卵前の若魚で味がありましたので蒸しで味の確認です。ひじきとひよこまめの煮物、マダイのかぶら蒸し杏かけ、マダイの蒸し煮、マダイの湯霜刺しです。かぶら蒸しは蕪の汁を昆布で熱入れしてあんに使いました。具はマダイ 銀杏 三つ葉です。三つ葉よりセリの方が風味が合いそうな感じです。蒸し煮は身が締まっていても、ふっくらして口ざわりがよくて、マダイの風味だとわかります。湯霜はながせの真似です。炙りは香ばしさが出るのですが、湯霜の方が本来の味を引き出して堪能できます。簡単なのに非常に美味しいです。
【マダイのその後】月曜 夜
・マダイの松皮造り カマ塩焼き
マダイの松皮造りと言ってもお湯をかけただけです。皮目が綺麗で味や口ざわりは素晴らしいです。個人的に一番好きかも。美味しいですね。
・マダイのヒュメドポワソン
雑身を取るため動脈の血は完璧に取り除き湯霜してローストしました。ヒュメドポワソンと言うより、マダイの骨ダシです。じっくり弱火でコトコト煮ます。一度濾して沸騰させましたが、脂が凄いです。この固体は脂がのっていたのですね。脂は酸化するので取り除いて凍らせます。