What A Wonderful World

毎日の暮らしの中で、心惹かれたことを語ります。

「うどんじゃないよ、スパゲッティだよ」というお話し。

2011年11月28日 09時28分01秒 | 
 やったー!私と同じ事を思ってた人が居たよ~。と嬉しくなった一文をご紹介。

★「翻訳ミステリー大賞シンジケート / さよならを言うたびに(執筆 大久保 寛)」
( http://d.hatena.ne.jp/honyakumystery/ )より引用

>絵本をたくさん読んだおかげでおもしろいことも発見した。

例えば、図書館で借りた昔の絵本の古い翻訳は、なんとスパゲッティを「うどん」と訳していた! もう20年近く前のことなので、記憶は定かではないが、あれは〝おさるのジョージ〟の昔々の版だったか? スパゲッティを「うどん」と訳さないと通じなかった時代もあったのかと思うと、翻訳で物事を伝える難しさを改めて感じてしまう。

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そう!私の持っている絵本にも「うどん」と書いてあるんです。おさるのじょーじがお店に忍び込んで、おなべからてづかみで黄色い麺を食べているイラストを見て、子ども心に「スパゲッティだよなぁ」と思いつつ、「うどん」と書いてあるのを受け入れていたんですが、長じて子どもたちにこの絵本を読んでいる時に、やっぱり「うどん」じゃな~い と改めて思いました。

まぁ、単純に、当時の子どもたちに「スパゲッティ」という言葉が浸透していないだろうという、翻訳者さんのお考えだったんだろうなとは思うんです。

*私の持っている「ひとまねこざる」(岩波書店)は、昭和48年発行の第19刷です。


大久保さんは「翻訳で物事を伝える難しさを改めて感じてしまう」と書かれていますが、読者としては、翻訳される方によって文章がまるでかわってしまうこと(バーネットの『秘密の花園』を、違う訳者さんによる翻訳で二冊持っているんですが、登場人物の言葉づかいが違うと、まるで印象が違うという事を知りました)、対象年齢対策(小学校の頃に読んだ、大人向けの海外SF作品を子ども向けにしたダイジェスト版は、後に元の小説を読んで、その違いにびっくりさせられました)に気づくことが、それまた読書の喜びではないかと思います。

>絵本が本当は怖くて危険なものであることも知った。 

ピーターラビットは子ども向けの絵本として人気が高いが、あの第1話『ピーターラビットのおはなし』はほんとに危ない。なにしろ、お母さんが買い物に出かけるとき、ピーターラビットら子どもたちにわざわざ「森のみちであそんでおいで」と外に出ているようにうながすのである。しかも、お父さんが肉のパイにされてしまったので、「マクレガーさんのはたけにだけはいっちゃいけませんよ」と誘導するようなことをいう。

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「お父さんはパイになってしまった」は、TV番組の『トリビアの泉』でも紹介されて、当時大反響をよんだ(我が家で)事実ですね。私、自分が持っていた「ピーターラビットのお話」を読み返すまで、このエピソードがまったく頭から抜け落ちていました。子ども心には、お話しの終わりに、ピーターの姉妹たちが食べるイチゴとパンと牛乳の夕食の方が重要だったみたいです(苦笑)

ビアトリクス・ポターの絵本たちは、どれもやっぱりイギリス人の作者らしい苦味が、底辺にあるんですよね。クリスティのミステリーにも「駒鳥の歌」とか「10人のインディアン」とかの童謡が使われているますが、あんな感じの”いましめ”がお話しに込められていて、大人になって読むと、その意味に気づいてどっきりさせられるんです。


 この「翻訳ミステリー大賞シンジケート」のサイトは、海外翻訳作品の紹介もあれば、訳者さんたちのエッセイや原作者さんの裏話や業界話などがあって、本読みにはとても興味深い話題が満載です。ぜひお気に入りに追加されて、時々ごらんになってみて下さい。
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週末のTVでスポーツ観戦記 まとめ

2011年11月28日 08時48分08秒 | スポーツ
・男子サッカー 「ロンドン五輪アジア最終予選 シリア対日本」

 セットプレーが美しくきまって、観ていて面白い試合でした。シリアの10番アルスマ選手は、カリスマぽかったわ~。日本のGKの権田(ごんだ)君は、我が家では”ごん太君”と呼び名が決まりました(笑)

でも、解説の松木さんとセルジオさん、ただの「お父さんたち」だったから!「やべぇーー!」とか「あぶっ、あぶっ」とか、プロの解説者じゃなくて、単にサッカー観戦してるお父さんたちだったから!

めっちゃ面白いので、次も松木さんとセルジオさんでお願いします。

・男子ゴルフ 「カシオワールドオープンゴルフトーナメント」

 ”宮里二番目兄ちゃん”(我が家での呼び名)こと、宮里優作選手残念でしたーっ 今度こそ優勝できると信じて、TVの前で声援を送り続けたんですが・・・最終18番ホールまで続いた大接戦、素晴らしかったです。この経験を糧に、次こそ優勝される事を願ってます。

・フィギュアスケートGPシリーズ 第6戦 ロシア杯

 浅田真央ちゃんの優勝は信じてましたが、羽生君は、どうなる事かとはらはらしつつ録画を設定して、次の朝すぐに再生して演技を観ました。いやぁ、危なかった(汗)スペインのフェルナンデス選手が、二つの四回転ジャンプを成功させた時は、あぁ終わった・・と思いましたが、後半残念なことに。羽生君も転倒して、あああ!と思いましたが、前回よりもぐだぐだにならずに、最後まで滑り終えたのが立派でした。

結果が出るまでどきどきしっぱなしでしたよ(笑)結局二位となったフェルナンデス選手と僅差で、この二人を含め今の若手選手の皆さんが、次のオリンピックまでどれだけ成長するのかが、すっごく楽しみ♪きっと素晴らしい演技を見せてくれるんだろうな~
コメント (2)
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