人の少ない松島。小雨が降っているから、という話もありますけどね。天気が悪いと眺めも今ひとつなんですが、それで団体さん達がたくさん来てあちこちで行列していました。
/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄
あの日から一年。仙台の友人とお話をするべく仙台に行ってきました。ホテルなどの宿泊施設はかなり前から全滅。仕方がないので新幹線で行って夜行バスで帰るということに。やっぱり一度は視ておきたくて、午前中の新幹線で入って沿岸を見て回ろうと思い、予定を組みました。が、不通区間もあるので時間的なことも考えつつ石巻までは行かず。松島へ。
昔友人と来たときは冬で風が冷たかったなぁ、なんて思いながらゆっくりと散策。修復途中の箇所がたくさんある堤防。欠けたままの欄干。至る所に痕跡が見て取れました。
それでも、松島はまだたくさんの観光客が訪れており、他の地域よりも復旧は早く進んでいそうです。人の訪れないところにはなかなか復旧の手が回らないというのはメディアの功罪もありますが、なにより優先順位を決められないから、ということなんですかね。この優先順位の話をした瞬間に過疎地は切り捨てられますし。バランスなんか取れやしない。言うだけなら誰にでもできます。でも、個別具体的な話って、わかってないからこそ言えるのかしらね、と。何か者を作るのに、何がどのくらい必要で、どのくらい時間とがかかって、それを作業するのにどのくらい人員が必要か。具体的な話、もう少しでも考えられたら、そしてもう少し広く周りを見てみたら。そんなに声高に要求はできなくなるんじゃないかなぁ、と。お金があっても資材がなければ動けません。資材があっても働き手がなければ作れません。働き手が居ても時間がなければ作り上げられません。人/物/お金/時間に制約があるのに、すべてを巧く速やかに解決なんてできやしないでしょ、と。そのあたりは、お金でお金を作ってるヒトタチにはたぶん届かないのかな、と。
できることから着実にやっていくのが、やっぱりよいかと。早道なんて探さない方が良いのかな、と。早道には早道なりに理由がある、都合のいい話なんてそう軽々しく飛びつくものではないですよね。
夕方からは仙台市内で友人達とこの一年のお話を。ようやく、ある程度わだかまりもなく話せるようになってきたとのこと。今朝方福島/茨城では緊急地震速報で云々~なんて話をしていたら、仙台の方はそういえば最近はあまり聞かないなぁ、なんて話に。わいのわいのやっていられることに、何より幸せを感じますね。