秋の湿地に夏の積雲。季節の移ろいを感じますねぇ。って、山の上でようやく、と言うところですけれども。そんな竜神平@皿ヶ嶺
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東温/久万高原の皿ヶ嶺まで登ってきました。ホントは東予の方を考えていたんですが、北風で天気が悪そうだったから、南予の方で成川渓谷から高月山に変更しようか、と考えていたにもかかわらず、結局めんどくさくなって(こら)近場に変更。ゆっくり朝寝しました。
9時には東温市上林に入り、皿ヶ嶺登山口というバス停を横目にさらに奥まで行って湧水で車を駐めます。そのまま林道を駆け上がっていけば標高950mの風穴まで登れて山頂までも非常に楽になるんですが、それじゃあまりにも素っ気なさ過ぎるので。また、登山口バス停付近では、邪魔にならないところに車を駐めるのが難しそうだったのでパス。そんな折衷案的な湧水地区は標高440m。これから向かう皿ヶ嶺は1281m。あれ、標高差800mですか、結構ありますね(^^; でも、ほどほどに楽しめそうです。
歩き始めて気が付くんですが、案内が結構不案内。まぁ、状況証拠から推定するとわかるんですが、崩壊していたりさび付いてまったく判読できなかったりすると、初めてだとやっぱり不安になりますね。車向けの案内は充実しているんだけどなぁ。>そもそも一般車向けなんてまっすぐ走れば綺麗な舗装の道なのに、脇にある簡易舗装や未舗装の道に突っ込むわけがないので、まったく不要だと思うんだけど。だけど、歩き向けの山道は林道を始め複数の登山道が絡み合って入り組んでいて結構迷うよ、これ。
それでも多少うろうろしつつも(ちょっと迷いかけたらしい)、一時間程度で水の元(標高830mくらい)に到着。水場、ありがたいですねって、この水おいしー♪ ここで一休み。駐車場もあるのでここで車を駐めて歩いて行く人も多いみたい。ここからは整備された公園になるので木々の配置が適当で、陽のさし方とか苔生し方とかいいなぁ。この緑がたまらん。
水の元から15分ほど登ると風穴に到着。夏場でも涼しい場所で有名なんだけど、今日は北風が吹き荒れて風穴からの風がまったく感じられず・・・。ちょっと残念。そのまま登山道へ入ります。
ここから山頂までは良く整備された登山道ですね。傾斜もあまりきついところはなく、一時間弱ほどで竜神平に到着しました。それがトップの写真。大きな湿地帯だったようですが、9割方、クマザサに浸食されてしまっていますね・・・。周辺を歩いていると木橋があるのに気が付きました。そこでようやく、ここって湿地なんだろうなぁ、と思った次第です。もう、そんなくらいにわからなくなっていますね。水が足りないんだろうなぁ・・・。松山だしなぁ・・・。
皿ヶ嶺の頂上へ向かって更に歩くこと20分ほど。途中にあった三角点を華麗にスルーしつつ頂上に到着です。ん、空港の滑走路が見える。木が邪魔だけど。
ここでお弁当タイム。あんまり疲れていない自分にちょっとびっくり。歩きやすい道だったからなぁ。二人組の熟年夫人たちがおしゃべりに花を咲かせていましたが、どうやら旦那の悪口だったようで。さいですか。
帰りは引地山経由で。途中いくつかピークを越えていくと、唐突に引地山・赤芝峠迂回路と言う看板が。なんの説明も梨に迂回路と言われてもねぇ。まき道なのかな。そりゃまずは直進でしょ。と言うことで直進。なにやら山道のすぐ右側が断崖絶壁、異様に落ちています。ちょっと危なっかしい感じだけど、傾斜がきついわけでもないしなぁ。なにごともなくピーク通過。後でわかったんだけど、このピークが面白嶽というところらしく。ここから西側が・・・・・・
急斜面。
・・・さようですか、このための迂回路ですか。(ーー; 一気に100mほど、落ちます。下るというか、落ちます。慎重に歩を進めるんですが、滑る・・・。木を掴もうとすると、立ったまま腐ってる・・・、体重かけたら死ぬよ、これ、という木々がいかにも掴んで欲しそうな所に立っていて。危険極まりない・・・。やたら時間を食いながらゆっくりゆっくり下りました。夏秋でこれですから、冬は絶対やめたほうがいいな、この道。
しばらく進むと赤芝峠に到着しました。うん?引地山は?この先にピークはなさそうだけど・・・。結局そのまま上林方向へ下ることにしましたが・・・。どうも引地山はもう少し先に行ったところにある三角点のことのようで。ピーク自体は赤芝峠の方みたいでした。なんじゃそりゃ。
赤芝峠からの下りは、とにかく、案内がない。登り方向は充実しているようですが、下り方向は一切案内がありません。しかも、林道が縦横無尽に走っていて、ルートを攪乱。知らなきゃ迷いますね。たまたま運良く迷わずに降りれましたが、ホントに運が良かっただけだな、と後でルートをトレースして気が付きました。もうちょっと下調べをしっかりしておくべきでしたね。
下山後は、ていれぎの湯でお湯に浸かりながらあちこちじっくりもみほぐし。やっぱり山の後の温泉って良いわぁ。