長浜の肱川あらしでしょう。赤の可動橋に白い霧が吹き付けています。やっぱりコントラストが良いですね。わき始めた積雲がなければもっと綺麗だったろうになぁ。今朝は肱川あらしとしてはそこまで規模が大きいわけではないようですが、ホントすごい風でした。
ここよりちょっと上流域に行くとさほど風を感じないのに、河口付近の吹き抜け方はすさまじいの一言。河口付近まで行って初めて水面付近にたくさん蒸気霧が湧いてきて、そのまま川を吹き抜ける風に乗って橋に叩きつけている感じ。
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ということで、先ほど雲海を見たので、長浜経由で帰ることにして、ついでに「肱川あらし」も出ていたら堪能しましょう、と。
出ていましたね。
肱川を河口付近まで北上すると、赤い橋のあたりでなにやらもやもや。おぉ~。せっかくなのでまずは上から。肱川あらし展望公園へ。
海上には結構しっかりと出ているのが見えます。橋の所は少し白んでいる程度でしたね。まだ日差しが出始めたばかりの時間帯。大洲からの霧は、ここでは山の中腹あたりに層雲としてかかっていて、河口まで出ると消えてしまいます。良い眺めだなぁ。
せっかくなので、長浜大橋まで行って、風を体感しましょうぞ。
逆光。ま、仕方ないよね、HA HA HA HA HA!はぁ。吹き抜ける風は容赦ない冷たさ。しかも湿気っています。写真を撮っていると指先がかじかんできて長時間居られないですね。風自体は「風に向かって歩きづらい」という程度でした。今日の規模とこれよりも大規模になるときとでは、風についてはここから大きくは変わらないみたい。ただ、けあらしを伴うかどうかがその日によって大きく変わるみたいですね。
けあらし、ということになれば、気温(冷たい)と海水温(暖かい)が一番重要ですかね。河口付近だから潮の干満もダイレクトに影響しますか。満ちてきている状態がベストなのかな。伊予灘の海水温が冷え切る前に、風がない日しっかり冷えて、潮の具合がよければ規模は大きくなる、ということですかね。
小一時間ほどうろつきながら様子を見ていると、段々「けあらし」の規模が大きくなってきていました。着いたばかりの頃は橋の下を吹き付けるくらいだったのが、帰る間際には橋を越えてくるようになっていました。日差しが出始めてひょっとしたら水温を上げ始めた?そんな短時間で?と思いましたが、まぁ、そんな劇的な変化はあるまい。むしろ、肱川を下ってくる冷たい空気の勢いが増した、といったところですかね。日差しが出始めると雲海の雲ってダイナミックに動き始めるものですしねぇ。
これまで漠然と、「肱川あらしって大洲盆地から吹き出した霧がそのまま駆け抜けているもんでしょ?」なんて思っていたのですが、実際に見てみると、橋の直近で湧いた蒸気霧が風に乗って橋に吹き付けていたんですね。となると「けあらし」そのものですか。もしかしたら、もっとしっかり冷え込んだら肱川を下る霧が下にもしっかり厚みを持って、この「けあらし」とくっついたりするのかなぁ。