人も山小屋もおぼろげにしか見えません。10m~20m程しか離れていないのですが。すっかり雲の中に入ってしまいました。三ノ塔山頂1204.8m。
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初めての丹沢。ヤビツ峠~岳ノ台~三ノ塔~塔ノ岳~大倉をコースに設定してみました。が、バスの時間の関係でスタートから蓑毛~ヤビツ峠に変更。むー・・・・・・。ま、この区間も崖崩れがあって狭いところがことのほか多かった他は、だいじょうぶでしたかね。先のルートから振り返ると、その区間は通行止め、とかあちこちに書いてあったような。でも、蓑毛方面にはなかったような・・・。
ヤビツ峠までは順調で、そのあと岳ノ台もまぁ、順調でした。岳ノ台から見える三ノ塔は圧巻でしたね。ってか。いったん盛大に下って登るの?ってことにうんざりしただけなんですけれど。山頂にはかすかに雲がかかってましたが、ややもすると取れそうな感じで。見晴らし良さそうだろうなぁ。
そして下り・・・。なんか祠があるね。菩提風神社。非常にこぢんまりとしていていい感じ。でも、ここってどこからも来れないよね、誰が作ったんだろ。そんなことをぼんやり考えつつサクサクとアップダウン。グライダーが一杯駐まってました。滑空台は見たことがあったんだけど、グライダーが駐めてあるところに出くわしたのは初めてだなー。間近で見るとけっこうカラフル。そして下りきったところから怒濤の登り・・・。なんだけど。
ここで右膝にアクシデント。標高900mくらいの地点で登っている途中に、突然右膝にスジを痛めたような感触があって、右足を軸にできなくなってしまいました。膝を上げ下ろしできない・・・・・・・。これ、やばくない?時間は・・・1時。ここから一番近い下り道は・・・・・・。あれ。戻るより進んだ方がいい?。三ノ塔から下るのがベストのようです。この時点で塔ノ岳はあきらめ。晴れているはずの雲もだんだんと厚みを増してきていました。むー・・・。南側が開けたところに出ると、かすかに眼下が眺められていて、見晴らしは良さそうでした。そこで腰を下ろして膝を確認。外傷無し。困ったなぁ。とかつぶやいていると視界が真っ白になってしまいました。そういえば予想でも南から湿ったのが突っ込んでくるんだったっけ。雲が多少湧くかなーなんて思ってたけどまさにその状態に。見晴らしが悪い。膝が痛い。コレって無理する状況じゃないよねー。とるものとりあえず三ノ塔に進まないとどうにもならない、と。
ふと、足下に桜が散っていました。そうかー、この辺ではまだ桜なんだねぇ。
このあたりから遊歩道もウッドデッキに代わり、整備され方から見ると山頂が近いようでした。もう一踏ん張り。で、トップの状況。見晴らしがいいハズなのにこの視界じゃどうしようもないですよね。で、90分で下れるという案内の元、2時間かけて下りました。山頂では4.6kmだった案内表示は、1.2km下った時点では5.7kmになっていました。詐欺だ(笑)
そうして着いた大倉バス停。塔ノ岳などからも下ってきた人がわんさわんさと押し寄せていました。山歩き装備だけで相当な人数。あれ、ここって20分に一本はバスがあるはずなんじゃ・・・?どうやら一つ前のバスが故障で来れなかったらしく、待合い場所はすごいことになっていました。結局次の定時で来たバスの運転手が見かねたのか臨時便を手配してくれました。結局私が乗ったのはそれから4本目のバス。それでもなおバス停には最初の状態くらい人(ほぼ山歩き)が残っていたので、どんだけここって主要コースだったんだろ。恐るべし丹沢。
膝はお風呂とかで少しこわごわ伸ばし縮みさせるとマシになってきているようなのがわかりました。明日歩けないってことは無さそうな・・・。