野鳥、旅、nature、
 ♪ 雲よ風よ空よお前たちは知ってるかい、触れ
 合う心に夢溢れくる、ほのぼのとした喜びを…。

 禁:無断転載





・日本の半導体を牽引していた東芝、不適切会計問題発覚し8年、混乱の挙句昨年11月上場廃止となった。
 半世紀ほど前、日の丸半導体は輝き米国と半導体戦争の状況を呈していた。
 CMOSがまだ開発途上で市場には出ていなかった頃、ディスクリート(一個、一個の)半導体は国内では
 多くのメーカーが競っていた。ICは外見では中身が見えないブラックボックスだがディスクリート半導体は
 そのものズバリなので判りやすい。当時はまだアナログ回路、物分かりが良く能動的な面もあった。
 自動車に搭載する電装品には半導体が欠かせない。この電装品を買ってもらっている自動車メーカーからは
 米国の半導体も使うように、と云う指示が強く出された。
 米国の圧力だろう、使用状況を定期的に報告しなければならぬようになった。今思うと隔世の感がある。
 これからの車の動力はモーターだがこのモーターを動かすパワー半導体も車の性能に左右する。
 
・昔の仕事の話は置いて、趣味に使っていた半導体の残骸がまだ残っている。鉄道模型の走行や車両、信号機、
 建物の照明などの電源に使用している。東芝のトランジスタやサイリスタ、ダイオードなど、NECも残ってい
 るが、さてこれから何に使うか。秋葉原で電子部品を買って以後、20年以上経つが秋葉の今はどうなって
 いるだろうか。 昔は鳥のさえずり音など作って遊んでいたものだ。

・この子たちを残して東芝は苦難の連続だ、行く末が心許ない。(部品箱に残った一部をアップしてみました)
 もう使われることないガラパゴス半導体か。

  
・因みにトランジスタが世に出て70数余年、今から51年前,サンフランシスコで開催されたWescon Showで
 記念に入手したトランジスタ開発25周年記念メダルが引き出しの中で錆びついていた。材料は真鍮のようで少し
 磨いたが凹凸の部分は除けなかったが紹介します。

・表の表情はトランジスタ開発者でノーベル賞を受賞した ウイリアム・ショックレー、ウォルター・ブラッテン、
 ジョン・バーディーンの3氏です。

・裏です。
  
・サイズは直径44mm、厚さ5mm、重さ50gでした。  
 
・さてこれからの半導体開発グループは下記のようだ。さてさて挽回なるか、意識改革はできるか。
(1)ラピダス…… トヨタ、NTT、ソニーグループ、デンソー、NEC、ソフトバンク、キオクシア、三菱UFJ、
   8社が共同出資。
   政府は700億円を助成する。線幅目標、2ナノを目指す。工場は北海道、量産目標は2027年。
(2)車載用半導体開発結集(SoC)System on Chipの略、トヨタ、ホンダ、日産、マツダ、デンソー、
   パナソニックオートモーティブシステム、ルネサスエレクトロニクス、他総勢12社。
   自動車用先端技術を研究開発し、2030年量産車に搭載目指す。
   理事長にはトヨタ、山本圭司シニアフェロー。
(3)他半導体工場建設、これは外国勢が日本に工場。
   ・熊本……TSMC、台湾積体電路製造、大規模工場複数建設。
   ・広島……米マイクロテクノロジー、微細加工装置でメモリーの製造。
   
        


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 輝いていた頃の日本の製品、シャープのポータブルコンピュータシステムを1988年(S63)1月に
購入した。 32年前になる。 もう32年経ったか、いや,まだ32年しか経ってないのか‥‥、こんな
感慨を抱くこの頃である。
 2年前に大量に断捨離をしたが、嵩張らないのでまだ廃棄しないで残った。
  秋葉原で購入した当時の価格は以下のようであった。
  ・PC本体46,000円、プリンタシステム55,000円、RAMモジュール20,000円、
 フロッピードライブ32,000円、漢字ROM9,600円、 フロッピーディスク800円 合計はざっと163,400円、
こんな具合の時節であった。 何に使ったか、と云うと当時はBASICと云うプログラム言語が一部、実務で
若い者が使いこなしていた。
 BASICとはどんなものか知る目的で購入したが理解する道具には良かったと思う。
 当時のパソコンはまだDOSのレベル、普及始めたWin95は1995年から。
 当時使用したパソコンはこのポータブルコンピュータの次、翌年に購入した東芝のノートパソコンJ3100SL
と云うもの、なんと当時の価格は44,8000円、 秋葉原価格で335,000であった。
 今の時節に比較すると随分高かったと思う。記録を紐解くと1992年は12月に秋葉原ソフマップで
エプソンのノートパソコンPC386-NAR2を購入、185,000円。 DOSのバージョンは3.3であった。
 因みにワープロは1989年、シャープワープロミニ書院が発売(178,000)されいた。

    ・ システム全体(ポータブコンピュータ、プリンタ、フロッピードライブ)、ロール紙使用時。 

    ・A4を使用時、4色カラーのプロッタプリンタ。
 
  ・RAMモジュールの取説 
 
  ・当時のチラシ   

  ・BASICと本体の説明書など

    


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良い年でありますよう、ヨッシャ、ヨッシャ、9コマも入れてしまった。


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  本をゆっくりと読むにはに書見台が相棒。今使っているのはもう30年以上世話になっている。
  木製でしっかりしているが机の上でスペースを取られるのが気になりだした。
  と云う訳で今より小ぶりのもがないか新宿小田急デパートはI文具店で探したが見当たらず、作ること
 にした。サイズは文庫本からB5版まで使え、できるだけ小さく、材料は手持ちの物で賄うことにした。 
  
  これからは電子書籍が拡がるだろうが、当方はパソコン、タブレットの画面は目が疲れて長居できない。
  国は小学生から一人1台のパソコンを与えてプログラミング教育の必修を掲げているが、目に与える
 障害を考慮しているのだろうか。義務教育の子供たちにはもっと熱を入れてほしい科目はあるのにと思う
 この頃である。

 <2019.9.2>

  今、塗装剤は使いやすくなった、昔は有機溶剤を使用、マスクが欠かせなかった。
  現在はほとんどが水溶性で今回も水溶性。外装にも使われて安全になった。しかし今使っている黄銅性の
 鉄道模型は有機塗料でラッカーシンナーは環境に悪い。マスクを着用し、できるだけ外に散らばらないように
 拡散防止用のカバーで覆い、手短に吹き付けねばならない。
  早く水溶性にならないかと思っているが。

 角度は見やすく45度に設定。

 表は紅茶が入っていた薄い箱の蓋を利用。帆船のイラストが入るようにカット。

 裏の表情……このままでは軽いので黄銅の記念メダルがあったので取り付けて重心を下げた。

   バックの支え板は折りたたむ際には少し固めで滑らかが良い。2.0φの黄銅パイプがあったので
 1.9φのドリルで貫通して押し込んでちょうど良い。支え板の端は45度で止まるような角度でカットする。
  机に着く3本の足の下には滑り止めに薄いゴム板を接着。
 
  文庫本ではこんな感じ。下の横長のスペースには何か文字が入れられそうだ。  
    

A5サイズの場合。


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  多くの日本人が敬愛していたドナルド・キーンさんが一昨日別れを告げた。日本の文化、美意識を日本人
 以上にこよなく愛し、日本国籍を取得した巨星が逝った。ご冥福お祈りいたします。

  遡れば来日して日本文化に魅せられ日本の古典や言語の研究で日本を海外に紹介した偉人は数多い。
  明治初めに来日した英国人イザベラ・ルーシー・バード女史、日本の地方を廻り庶民の生活佇まいに多く
 の感銘を受け記録を残した。
  同じく英国の比較言語学者、バジル・ホール・チェンバレン氏はアイヌ語や琉球語を研究し、古事記を翻
 訳し明治時期の日本で近代的な日本語文典を作り出すのに尽力。
  またチェンバレンと親交のあったラフカディオ・ハーン(小泉八雲)日本民衆の古い伝承民話を元に創作
 した再話文学を発刊し日本の文学に多大な影響を残した。
  日本の美術を広めたアーネスト・フランシスコ・フェノロサ。近くでは日本言語を深く理解し、日本語の
 普及に取り組んだ元、東工大世界文明センター長ロジャー・パルバース氏。イタリア生まれ日本の古典研究
 に勤しむイザベラ・ディオニシオ女史。
  万葉集の英訳で全米図書賞を受賞し「日本語は特殊」は間違いと言うリービ・ヒデオ・イアン氏。
  国文学研究資料館長で活躍するロバート・キャンベル氏。

  日本に親しむ外国人は多い中で顧みるに現在の日本人自身の民度の劣化、見るも嘆かわしい…。
  新聞記事には腹ただしいニュースが毎日後を絶たない。弱者への虐待、如何に騙して金銭を巻き上げるか
 振込詐欺は増加し、防止スローガンはいたちごっこの様である。少子化が叫ばれている中、子供の自殺、虐待
 は第一に防がねばならない。防止の処方は色々出されているが、虐待が何故これほど起きるのか要因について
 はどこからも発信されない。原因を分析して対策をとるには少なく見積っても2世代かかる内容になるかもし
 れない。2世代とは100年か。 
  この2事例には根底に同じ悪玉コレステレロールが潜んでいるだろう。
  古い言葉であるが思い出して欲しい、「弱い者いじめをしない」「恥を知る」「お天道さんが見ている」「足
(たる)を知る」。
  こんな言葉は死語になったのだろうか。もひとつ大事な言葉がある、「ある時はありのすさびに語らはで恋し
 きものと別れてぞ知る」…流れゆく日常が平穏であればその中に重要な要素が無意識のうちに潜んでいる。
  当たり前なことでも失ってみて初めて、こんなものが、こんな事が大事であったか、と気が付くことが多い。
  日常の何気ない空気感の中で微妙な違和感をリーダーたる者は見逃してはならない。

  政治家や社会学者、法曹界など著名人の中から問題提起されてこないのは何故だろうか…。
  このままでは日本は家族や共同体の概念が益々薄れて行くだろう、キーンさんは天国で憂いているだろう。
  こんなこと想い巡らせているこの頃である。

 <2019.2.25>

  薄れ日のほほ笑みながら花は咲いて…少しだけ開花したヒマラヤユキノシタ。


 ホトケノザ群落の中に見かけない花一輪。

 

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  昨年は多くの方々のご訪問をいただきました。真にありがとうございました。
 本年もよろしくお願い申し上げます。



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  前々回(6/3)の投稿で規定容量3GBに達し、このままでは新規投稿が不能になってしまった。
 今までの記録を無駄にしたくなかったでの前回(6/11)の投稿からブログアドバンスに更新した。
 10年も経つと左の欄、エントリーアーカイブがダラダラ長くなってしまった。
 今のテンプレートはそのままでアーカイブのみスクロールに変更したかったが自信はないのでこれを
機会にテンプレート変更を試みた。しかしうまくいかず元に戻したがおかしい現象が出ているようです。
 自分のPCでは元に戻っているのですが他のPCではCSS中身が初期のスタイルに戻って今までの設定
が壊れたようです。 再設定できるまで乱れますがご容赦を…。

 13年前に北海道旅行した時の最北端稚内駅です。今はどうなっているだろうか…。




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いつもご訪問いただきありがとうございます


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きょうは新年にふさわしく快晴、穏やかな素晴らしいお天気となりました。



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明けましておめでとうございます


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 来年4月から消費税アップの決定。きょうの気温もアップ、10月だというのに夏日
 となった。
 米国の連邦政府もねじれて暑くなっているようだ、立て直して早く正常に戻ることを
 願いたい。
 気象状況も異変を起こしているが、日本の言葉、文化も変容が進む。
 
・ きょうの夕刻、NHKテレビで「マタハラ」なる言葉が表現された。
 いったい何だ?…、この表現は。 それは「マタニティーハラスメント」という。
 誰が簡略し、報道を許可するのか。 報道に携わる人や知識人、文人と言われる
 人々は怒りを感じないのだろうか。 実に腹立たしい造語を堂々と出すものだ。 
 他にもある、「イクメン」、「イケメン」…マザコンなど々。 響きが悪く、汚く嫌いな
 言葉だ。 
 長い横文字を覚えやすくスマートに、良い響きで簡略するの許容できるが、人間に
 対する言葉には尊厳を持って品格のある日本語で対峙してもらいたいものだ。
 報道関係、ドラマ等の制作関係者に猛省を促したい。

・ 秋葉原電気街のラジオストアが11月末で閉館されるという。
 半世紀以上続いた電気、電子部品など、小売店の終焉である。 少年たちが小銭を
 貯めて5球スーパーラジオを作る部品を買いに行ったところである。
 筆者も電気、電子部品や工具はちょくちょくと買いに出かけた。 吹きつけ塗装する
 コンプレッサーや電子回路の波形を見るオシロスコープまで買ってしまった。
 一日中見て回るのも飽きないほど楽しかった。
 ここがなくなると小さな電子部品はこれからどうやって手に入れるのだろうか。
 少年のころ小銭を抱え、気持を高ぶらせて秋葉に向かった庶民の文化はいよいよネット
 でないと購入できない時代となるようだ。 ネットは栄えても、想像し、驚き、感動して
 感謝する、という気持が失われなければ良いが、と思うこの頃である。

きょうのW公園はエナガでした。
<撮影2013.10.3>





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26年間、暑いとも、寒いとも文句も言わず働いていた壁掛け時計が動かなくなった。
電池の残量はまだ充分あるのでどこかおかしい。 
これと同じような壁掛け時計はもう一台あるが一度分解掃除し、オイルを注して34年間
動いている。 ステップモータの出力軸に近い歯車に微細なプラスチックのヒゲの様なも
のが付着して止まったのであった。

またこれと同じよな微細なゴミが歯車に付着したかも分からない。
復活するか否か、分解して負荷の大きい部分の歯車だけ洗浄して、オイルを注してみた。

20~30年ぐらい前の製品は多少無理すれば傷も少なく分解できるが、時計に限らず今
時の製品はもう分解は不能。 自動化が進み効率化はコスト低減、使い捨て、ユーザー
は開けて修理してはいけない思想である。 
ネジ一本はもちろん、パッチン止めの構造も見られない今時の携帯、スマホの外観はすば
らしい。 しかし動かなくなったら、ゴミ捨て場行きだ。 ネジの1~2本で組み立てら
れて単純な製品は素人でも分解できて再利用できる構造にしてもらいたいものである。

 <2013.9.14> 
 表にはガラスもなく、秒針もない、シンプルな時計


        裏の様子 (単三乾電池一本、ごく普通のクオーツ時計)


     ムーブメントを外したところ。 さて、これからケースの蓋をはずすのが難儀。
     ほとんどの方は此処まででハイ「さよなら」だろう。 いや、
     こんなことやらず時計の状態で、すぐゴミ捨て場へ、このような時計は燃やせる
     ゴミか、不燃ゴミか、どっちだ?。


     この製品、蓋は8箇所のL字部分(足の様に出ている部分)でパッチン止め
     構造をとる。 1箇所のL字部分にケースについた凸部が入る。 蓋を開け
     るにはトータル8箇所の凸が開放されるように隙間を作り、蓋をこじ開けね
     ばならない。ヘタをすればL字部分は破損。 厄介な構造である。 
     パッチン止めでなく、ネジの一本で止められるように出来ていれば、何とい
     うことないのだ。
     考えた末、凸部に隙間が出来るように真鍮の薄い板(上に映っている小さな
     金属片)を差し込んだ状態で蓋をこじ開ける事にした。
     こうやって開けた内部の様子。


        下の真ん中はステッピングモーターのローター。
        上の長い軸は秒針軸 (この時計には秒針は使用されてない)


        全てシンナーで洗浄後オイルを少し注し、歯車を元に戻し
        蓋をパッチン止めして文字盤に組み立て完了。

        元に戻して2時間、異常な動きはないので問題なそうである。
        この後、何年働いてくれるか、楽しみである。

        つまらない日記を書きました。


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歌謡曲(特に演歌)が好きなので、テレビ番組はよく観る。 NHKの1Ch、BS3、また7Chの歌謡番組は
力を入れているのが分かる。 日本の歌謡曲が忘れられないよう努力しているのはうれしい。
観客席を映すと、いつも客席は満杯で、それだけ日本の歌謡曲が愛されていると思う。
しかしながら、最近は新しく親しまれる曲、ヒットが少ないように感じる。 懐メロのカバーが多くなった。
これはこれで名曲が引き継がれるのは歓迎したい。 しかし古手の歌手以外は聞いただけでは誰が歌っている
のか、顔がうかんでこない。 若い新人の方が多いが皆さん教科書(師匠の教え)通り歌っていると思う。
しかし声の質も曲回しも、みな同じようなで味付けがない。 これでは上手いとはいえない。 特に女性の歌手
にこの傾向が強いがこれは天性なので仕方ないと思う。 第二、第三のひばりが生まれるのを待つしかない。

一方、自信横溢している古参の女性、ko…さんやya…さん、曲のフレーズの途中で、しばしば崩した歌い
方が出るのは聞き障る。 これは年輪を重ね、変に気取った曲回しにするのか、これはやめてほしい。
初心に帰って持ち味を出してほしいと願う。

世界には、クラシックといわれる古典やイタリアオペラ、フランスのシャンソン、米国発祥のジャズなど世界中の
人々に永い間親しまれてきた名曲は多い。
日本には古くから独自のさまざまな民衆歌謡があるが、特に戦後以降のいわゆる流行歌(または歌謡曲)、演歌
などに注目すると今世紀の進化はすばらしい。 何がすばらしいか、と云えば歌手の背後の演奏の進化である。
さまざまな楽器による演奏方法と音響効果技術、原曲を元にした曲奏をマネージメントする技術の発展はモーツ
アルトの舞台オペラを凌いで余りあると思う。 これらは日本人が伝統的に持っている感性を背景にした独自の演
奏わざであろう。 日本の演歌(歌謡曲)は歌手とオーケストラとが一体となった総合芸術の領域にある、と云っても
過言でない。(時々歌手の背後で多勢踊ったり、飛び跳ねたりするステージがあるがこれは論外として)

この時勢、デジタルの発展は利便性は向上するが、スマホを放せず、自然の移ろいに気を配れない人々の中から
は優れた曲や作詞、そして歌い手は生まれてこないのではないか、と危惧する。 演奏や音響総合技術、情報技術は
進化するが、アナログの世界である作詞、作曲、歌い手は迷走…する、にならなければ良いが、と思うこの頃である。

<なつかしい風景>


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