今年の花粉は執念深い。いつも今頃は治まっているのに2月半ばから2ヶ月も続いている。
気候による影響なのか自分の体質が変異しているのか…と思っているうちに、 ” 鴻雁北へかえる ” 候となった。
桜は葉桜に移り、庭にはチョウが訪れるようになって季節のリズムは真に見事。
さくらの散っていく情景を歌った一首があります。
「桜花散りぬる風のなごりには水なき空に浪ぞ立ちける」…古今和歌集 つらゆき
水面に散った花びらが集まり流れゆく景色は花筏。写真の題材として良く撮られていますが、風に煽られて空に
舞う花びらも背景によりいろいろ変化して撮ってみたい対象です。
我が家の庭の草花もいろいろ顔を出してきました。
<撮影2016.4.11>
エビネラン
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赤花オダマキの中に風鈴オダマキが仲間入りしました。
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隅々探していたがなかなか見つけられなかったオニタビラコ。きょう、やっと一つだけ探し出した。
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見頃になったタイリントキソウです。
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身近には和服の習慣から遠ざかってしまった女性たち、襟足という言葉は死語になってしまったでしょうか。
このタイリントキソウの襟足の美しさ、天然の織物のつくる美に感服しています。
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淡い色の種類です。
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