以前より、拙ブログでは小沢ハウスの一件に関しては「きちんと追及するべき」という主張を書いていたわけである。07年当時には、そのように言ったのである。これについて、別に撤回するつもりもない(「小沢ハウス」を探せ(笑))。
しかし、今般の特捜の動きは、妙だなという雰囲気はある。
以前の追及や西松事件、水谷事件などの捜査で何も出てこなかったのであれば、いつまでも違法と言い続けるのは無理があるのではないかと思えるが。
これはありがちな「マジック」の手法なのではないか、という疑念もあるわけである。
やけに、マスコミと検察の動きが揃いすぎてやしないか?
こんなに「まつり状態」になるのって、どうも不可解。
マスコミ各社が追いかけ回すという図もそうだし、情報が五月雨式に小出しに流されてくるのも気がかりではある。検察がこんな戦術を選ぶという意図が判らない。言ってみれば、「大炎上」を演出しようとしている「工作員部隊」乙、みたいな感じ(笑)。
ネット上で影響力の大きい人たち―いまは、誰とは言わない―が、揃ってネタ提供というのも、微妙に「微妙」。
新聞などに出ている図解とかを見ても、確かに金の流れというのは、とても分り難い。怪しげな動かし方と言われても不思議ではないかもしれないが、シンプルに捉えるとそうでもないような気もする。
①連結で見る
これまで報道では複雑怪奇な感じになっているけれど、資産と負債の両者を見れば、割と単純では。しかも、小沢と陸山会を分けると難しいのだ。これを、一種の連結決算のような風に捉えると、次のようになるのでは。
<資産> <負債>
定期預金 4億円 小沢に借金 4億円
不動産 4億円 銀行に借金 4億円
これで、釣り合っているように見えますけど。
上段は、陸山会の収支報告書に出てくる部分、下段は記載がなかった部分、ということです。金の釣り合いだけ見れば、使った金と、何に化けたか(定期預金や不動産)、というのは比較的明確なのでは。
たとえば、ここから定期を取り崩して銀行に返済してしまうと、定期と銀行借金が相殺され不動産と小沢の借金だけが残ることになります。
②下段を不記載なのは何故か?
まず、不動産の名義人は政治団体ではできない、ということがあったらしい。登記できないとか、所有権を持たせられない、というようなことで、法律上の法人格を有していない、といったことなのでは。それに、銀行から借金するにしても、法人が融資を受けられないということなら、小沢個人ということになるわけで、つまり下段は実質陸山会の取引であるとしても、帳簿上に載らない事項なのであれば、記載から漏れるということになってしまうのでは?
銀行の借入名義人は小沢個人、不動産所有権も小沢個人、ということになるなら、外見的には報告書に記載するべき事項に該当するのかどうかについて、総務省(弁護士?検察?)なりの公式見解を基礎とする以外にはないのでは。以前の騒動の時には、それで「不動産取得は記載しない」という事項であることが判明していたのであれば、それ以上のものではないんじゃないかな。
③定期担保は何故?
外見的に小沢の個人的取引と区別が付けられなくなるのを避ける、という意図だったのであれば、所有権とか登記上は小沢とするしかないとしても、担保設定が「陸山会の金」ということになると実質上では陸山会にあるということを示すべく、①の連結表記にした時に実質所有が分かるようになっている、というようなことなのではないかな。
④陸山会は小沢にいくら返すのか?
まず、小沢の4億がある。他には、小沢名義の銀行借入があるので、負債サイドにある上下段の金を返すことになる。陸山会に無かった金で、小沢サイドからやってきたのだから、当然に返すことにはなるね。だから、8億円だよ。
小沢中心でみた時の金の出納は、
a)最初に渡した4億:出金
b)銀行から融資4億:入金
c)銀行から受けた4億:出金
d)陸山会から返済8億:入金
e)銀行に返済する4億:出金
ということであれば、出た金と入った金は等量で釣り合っている。
実質は、小沢の最初に出した4億が陸山会から再び戻ってきた、というのと同じである。
⑤議員個人の借金は報告書に記載するか?
もし、他の議員たちについて、全員が等しく記載しているということであるなら、記載するべきなのかもしれない。だが、もしそうなっていないなら、小沢だけに記載義務を求めるのは難しいのではないか。
例えば、ある議員が政治活動や選挙資金などで銀行融資を受けていて、1億円の借金があるとしよう。
一方で、自分の政治団体に議員個人が5千万円を拠出(団体への貸付、ということ)して、収支報告が成り立っている場合、議員名義の銀行借入1億円を「不記載だ」と責め立てているのだろうか、ということである。実質的に議員個人名義の借金が政治団体への資金拠出であるとしても、報告書に載せてないのであれば、小沢以外の議員についても検察は家宅捜索でも何でもやって摘発すべきではないかな。
⑥小沢の持っていた4億を調べる理由は何か?
閣僚とか、議員の収入や資産公開でもいいんだけど、持ってる資産が数億円とかになっていれば、「その金はどこから出したのか言ってみろ」と要求するということでしょうか?
例えば、福島大臣が社民党なのに(これは別に関係ないか)資産が数億円もあって、「やけに持っていすぎやしないか?」という疑念を持たれると、「その金の出所を吐け!」ということで全マスコミから追いかけ回されて、検察にガサ入れくらって追及されねばならんのか?
これって、恐怖の警察統制国家か何かですか?
蓄財もできない、ってことなんでしょうか?自民党議員で、5億円以上の資産を有していた議員なんて、それこそいっぱいいたんじゃなかったでしたか?
⑦不正蓄財に不動産を買うか?
これは誰だったかも指摘していたけれど、本当に隠し財産を目論むなら、登記簿なんて誰でも調べてよくて、簡単に見ることのできるのに、不動産を買うということがあると思うか?
まあ、かなりのバカなら、「どうせ分かるまい」ということでうっかり買ってしまうかもしれんが、小沢がそんなにマヌケとは思えない。せめて、架空の名義とか、自分以外の名義人で登記するといったような「不正手段」みたいなことを考えるであろうとは思うよ。それを、そのまんまダイレクトに「自分名義」で登記したりなんかするか?親族でもないんだよ?
相当頭のキレる小沢が、そんなブービーにはまるとは到底思えない。
少なくとも、不正蓄財に有利なのは不動産なんかよりもキャッシュに決まっておろうが。小沢邸くらいであると、10億や20億くらいの隠し金庫が存在していたって、別に不可能ということでもあるまいに。持ち運びとか保管に有利なように考えるなら、無記名債券だの裏書のない株券だの、そういうのが昔はあったかもしれないが、今時、そういうのがないのでアレなのかもしれんが。
いずれにせよ、真に金持ちであれば、キャッシュで持っていることは全然困難じゃない。その方が、誰の目にも触れないわけだし、圧倒的に有利。なのに、わざわざ不動産を購入して、発見して下さいと言わんばかりに、本人名義の登記で公開するということ自体が不自然である。
小沢邸の近くの土地なんだけど、テレビでよく映されていた不動産だけど、あれって、小沢の家に近いということで、確かに秘書だの書生だのといった人たちにとっては、便利ではあるよね(笑)。
⑧不実記載?不記載?
違反事実というのが何なのか、ということについて、法曹などの専門家が指摘しないと一般には理解できないな。
また例示で申し訳ないけど。
父が宅急便で商品購入をしました。小包が家の到着した1/1には、息子しかいなくて、息子が商品の代引き1000円を立替て、商品を受け取りました。父は、じゃあ、来月の小遣いに1000円を増額して払うから、それでチャラな、と言い、2/1にそれで決済しました。
この時の金の動きをみると、
ア)息子:1000円支払、商品受取る
イ)息子→父に商品受け渡し
ウ)父→息子に1000円支払+毎月の小遣い支払
ということになります。
父と息子の帳簿が別であれば、次のような感じになります。
・父の帳簿
1/1 商品受取
2/1 1000円 息子に支払
2/1 ○○円、小遣い支払
・息子の小遣い帳
1/1 1000円業者に支払
1/1 商品受取
1/1 父に商品渡す
2/1 父より1000円もらう
2/1 小遣い○○円もらう
こういうのを実質的に父の取引だけだとみなせば、父の帳簿情だけの記載で
1/1 商品受取
2/1 1000円支払
というふうに、一気に結末に行くということもある、という話です。厳密に言えば、息子の小遣い帳に正確に記載してないではないか、という指摘はできるし、業者、父、息子の間でも物と金の動きが正確に反映されていない、ということもいえますが、本質部分では商品を受け取って1000円を払ったのは父ですから。そのこと自体には、間違いはないわけです。
こういうのが、ダメだ、違法だ、というなら、仕方がないかもしれませんが。
⑨以前には小沢の事務所の家宅捜査をやったのに?
今回、再びガサ入れという「お約束の儀式」というものが大々的に実施されたことがよく分からない。なぜ、前回の時ではダメだったのに、今回またやってみようと思ったのだろうか?
おまけに、鹿島本社って、「政治資金規正法違反容疑」って、よく裁判所がそんな家宅捜査令状を出したな、とは思いますよね?一体全体、小沢の事件とか容疑にどういった関連があって、本社にまで乗り込んでいったのか疑問ではある。それでいて、小沢本人の身辺にはガサ入れされてなかったわけでしょう?自宅にも、事務所にも?おかしいですね。
かなり濃厚な疑いというのがあるなら、本人に直接行けばいいものを、何故か関連の薄い鹿島に行くとは、これ如何?
⑩何が気になるか?
目的が別にあれば、別に証拠があろうとなかろうと関係ないよ、ということなんでしょう。
セレモニー、そのものに意味があるということさ。
一斉家宅捜索、という、あの検察がザッザッザッと並んで行進してゆく、あのテレビ的「絵」が何よりも大事で求められていた、ということさ。そういうことなら、鹿島に行った理由は分かるわ。
小沢の持っていた4億円、これと、直接結びつかなくたっていいんだよ。金には色が付いてないからね(笑)。
たまたま持ってた4億円と、ゼネコン系が出したという数千万円、この「連想」が働いてくれさえすればいい、ということなのさ。
極端に言えば、こんな例と一緒さ。
競馬で10万円ゲットした男がいたとしよう。で、昨晩、コンビニ強盗で15万盗まれた事件がありました。この男と、コンビニ強盗に何か繋がりはあるか?
なくたっていいのさ。男が持ってた10万円が、「どうやって手に入れたか」というのが不明でさえあれば、誰かは「ひょっとすると、強盗で奪った15万円の一部なんでは?」という疑念を生じてさえくれればいい、ということなのだから。事実というのは、「炎上」ではほぼ関係なくなる。その演出さえできていればよい、ということ以外にはない。
まさに、マジックの手法と同じさ。仕込みは別な方の手にある。けれど、ハンカチを振ったり、観客の目を引く大袈裟な身振り手振りをするんだよ。そう、大いに”目立つ”手のほうこそが、ダミーなのさ。多くの人々の目を欺くためにあるのだ。
何かを必死に覆い隠したい時か、何かに注意を向けられては困る時か、はたまた別な狙いを秘めている時か、失脚狙いの「○国情報部関係が刺した」のか(笑)、何がどうなのかは判りませんが、やけに必死なのが変なのさ。
以前の、財務省主計局官僚の「集団強姦事件」の構造と近いんだよ。
しかし、今般の特捜の動きは、妙だなという雰囲気はある。
以前の追及や西松事件、水谷事件などの捜査で何も出てこなかったのであれば、いつまでも違法と言い続けるのは無理があるのではないかと思えるが。
これはありがちな「マジック」の手法なのではないか、という疑念もあるわけである。
やけに、マスコミと検察の動きが揃いすぎてやしないか?
こんなに「まつり状態」になるのって、どうも不可解。
マスコミ各社が追いかけ回すという図もそうだし、情報が五月雨式に小出しに流されてくるのも気がかりではある。検察がこんな戦術を選ぶという意図が判らない。言ってみれば、「大炎上」を演出しようとしている「工作員部隊」乙、みたいな感じ(笑)。
ネット上で影響力の大きい人たち―いまは、誰とは言わない―が、揃ってネタ提供というのも、微妙に「微妙」。
新聞などに出ている図解とかを見ても、確かに金の流れというのは、とても分り難い。怪しげな動かし方と言われても不思議ではないかもしれないが、シンプルに捉えるとそうでもないような気もする。
①連結で見る
これまで報道では複雑怪奇な感じになっているけれど、資産と負債の両者を見れば、割と単純では。しかも、小沢と陸山会を分けると難しいのだ。これを、一種の連結決算のような風に捉えると、次のようになるのでは。
<資産> <負債>
定期預金 4億円 小沢に借金 4億円
不動産 4億円 銀行に借金 4億円
これで、釣り合っているように見えますけど。
上段は、陸山会の収支報告書に出てくる部分、下段は記載がなかった部分、ということです。金の釣り合いだけ見れば、使った金と、何に化けたか(定期預金や不動産)、というのは比較的明確なのでは。
たとえば、ここから定期を取り崩して銀行に返済してしまうと、定期と銀行借金が相殺され不動産と小沢の借金だけが残ることになります。
②下段を不記載なのは何故か?
まず、不動産の名義人は政治団体ではできない、ということがあったらしい。登記できないとか、所有権を持たせられない、というようなことで、法律上の法人格を有していない、といったことなのでは。それに、銀行から借金するにしても、法人が融資を受けられないということなら、小沢個人ということになるわけで、つまり下段は実質陸山会の取引であるとしても、帳簿上に載らない事項なのであれば、記載から漏れるということになってしまうのでは?
銀行の借入名義人は小沢個人、不動産所有権も小沢個人、ということになるなら、外見的には報告書に記載するべき事項に該当するのかどうかについて、総務省(弁護士?検察?)なりの公式見解を基礎とする以外にはないのでは。以前の騒動の時には、それで「不動産取得は記載しない」という事項であることが判明していたのであれば、それ以上のものではないんじゃないかな。
③定期担保は何故?
外見的に小沢の個人的取引と区別が付けられなくなるのを避ける、という意図だったのであれば、所有権とか登記上は小沢とするしかないとしても、担保設定が「陸山会の金」ということになると実質上では陸山会にあるということを示すべく、①の連結表記にした時に実質所有が分かるようになっている、というようなことなのではないかな。
④陸山会は小沢にいくら返すのか?
まず、小沢の4億がある。他には、小沢名義の銀行借入があるので、負債サイドにある上下段の金を返すことになる。陸山会に無かった金で、小沢サイドからやってきたのだから、当然に返すことにはなるね。だから、8億円だよ。
小沢中心でみた時の金の出納は、
a)最初に渡した4億:出金
b)銀行から融資4億:入金
c)銀行から受けた4億:出金
d)陸山会から返済8億:入金
e)銀行に返済する4億:出金
ということであれば、出た金と入った金は等量で釣り合っている。
実質は、小沢の最初に出した4億が陸山会から再び戻ってきた、というのと同じである。
⑤議員個人の借金は報告書に記載するか?
もし、他の議員たちについて、全員が等しく記載しているということであるなら、記載するべきなのかもしれない。だが、もしそうなっていないなら、小沢だけに記載義務を求めるのは難しいのではないか。
例えば、ある議員が政治活動や選挙資金などで銀行融資を受けていて、1億円の借金があるとしよう。
一方で、自分の政治団体に議員個人が5千万円を拠出(団体への貸付、ということ)して、収支報告が成り立っている場合、議員名義の銀行借入1億円を「不記載だ」と責め立てているのだろうか、ということである。実質的に議員個人名義の借金が政治団体への資金拠出であるとしても、報告書に載せてないのであれば、小沢以外の議員についても検察は家宅捜索でも何でもやって摘発すべきではないかな。
⑥小沢の持っていた4億を調べる理由は何か?
閣僚とか、議員の収入や資産公開でもいいんだけど、持ってる資産が数億円とかになっていれば、「その金はどこから出したのか言ってみろ」と要求するということでしょうか?
例えば、福島大臣が社民党なのに(これは別に関係ないか)資産が数億円もあって、「やけに持っていすぎやしないか?」という疑念を持たれると、「その金の出所を吐け!」ということで全マスコミから追いかけ回されて、検察にガサ入れくらって追及されねばならんのか?
これって、恐怖の警察統制国家か何かですか?
蓄財もできない、ってことなんでしょうか?自民党議員で、5億円以上の資産を有していた議員なんて、それこそいっぱいいたんじゃなかったでしたか?
⑦不正蓄財に不動産を買うか?
これは誰だったかも指摘していたけれど、本当に隠し財産を目論むなら、登記簿なんて誰でも調べてよくて、簡単に見ることのできるのに、不動産を買うということがあると思うか?
まあ、かなりのバカなら、「どうせ分かるまい」ということでうっかり買ってしまうかもしれんが、小沢がそんなにマヌケとは思えない。せめて、架空の名義とか、自分以外の名義人で登記するといったような「不正手段」みたいなことを考えるであろうとは思うよ。それを、そのまんまダイレクトに「自分名義」で登記したりなんかするか?親族でもないんだよ?
相当頭のキレる小沢が、そんなブービーにはまるとは到底思えない。
少なくとも、不正蓄財に有利なのは不動産なんかよりもキャッシュに決まっておろうが。小沢邸くらいであると、10億や20億くらいの隠し金庫が存在していたって、別に不可能ということでもあるまいに。持ち運びとか保管に有利なように考えるなら、無記名債券だの裏書のない株券だの、そういうのが昔はあったかもしれないが、今時、そういうのがないのでアレなのかもしれんが。
いずれにせよ、真に金持ちであれば、キャッシュで持っていることは全然困難じゃない。その方が、誰の目にも触れないわけだし、圧倒的に有利。なのに、わざわざ不動産を購入して、発見して下さいと言わんばかりに、本人名義の登記で公開するということ自体が不自然である。
小沢邸の近くの土地なんだけど、テレビでよく映されていた不動産だけど、あれって、小沢の家に近いということで、確かに秘書だの書生だのといった人たちにとっては、便利ではあるよね(笑)。
⑧不実記載?不記載?
違反事実というのが何なのか、ということについて、法曹などの専門家が指摘しないと一般には理解できないな。
また例示で申し訳ないけど。
父が宅急便で商品購入をしました。小包が家の到着した1/1には、息子しかいなくて、息子が商品の代引き1000円を立替て、商品を受け取りました。父は、じゃあ、来月の小遣いに1000円を増額して払うから、それでチャラな、と言い、2/1にそれで決済しました。
この時の金の動きをみると、
ア)息子:1000円支払、商品受取る
イ)息子→父に商品受け渡し
ウ)父→息子に1000円支払+毎月の小遣い支払
ということになります。
父と息子の帳簿が別であれば、次のような感じになります。
・父の帳簿
1/1 商品受取
2/1 1000円 息子に支払
2/1 ○○円、小遣い支払
・息子の小遣い帳
1/1 1000円業者に支払
1/1 商品受取
1/1 父に商品渡す
2/1 父より1000円もらう
2/1 小遣い○○円もらう
こういうのを実質的に父の取引だけだとみなせば、父の帳簿情だけの記載で
1/1 商品受取
2/1 1000円支払
というふうに、一気に結末に行くということもある、という話です。厳密に言えば、息子の小遣い帳に正確に記載してないではないか、という指摘はできるし、業者、父、息子の間でも物と金の動きが正確に反映されていない、ということもいえますが、本質部分では商品を受け取って1000円を払ったのは父ですから。そのこと自体には、間違いはないわけです。
こういうのが、ダメだ、違法だ、というなら、仕方がないかもしれませんが。
⑨以前には小沢の事務所の家宅捜査をやったのに?
今回、再びガサ入れという「お約束の儀式」というものが大々的に実施されたことがよく分からない。なぜ、前回の時ではダメだったのに、今回またやってみようと思ったのだろうか?
おまけに、鹿島本社って、「政治資金規正法違反容疑」って、よく裁判所がそんな家宅捜査令状を出したな、とは思いますよね?一体全体、小沢の事件とか容疑にどういった関連があって、本社にまで乗り込んでいったのか疑問ではある。それでいて、小沢本人の身辺にはガサ入れされてなかったわけでしょう?自宅にも、事務所にも?おかしいですね。
かなり濃厚な疑いというのがあるなら、本人に直接行けばいいものを、何故か関連の薄い鹿島に行くとは、これ如何?
⑩何が気になるか?
目的が別にあれば、別に証拠があろうとなかろうと関係ないよ、ということなんでしょう。
セレモニー、そのものに意味があるということさ。
一斉家宅捜索、という、あの検察がザッザッザッと並んで行進してゆく、あのテレビ的「絵」が何よりも大事で求められていた、ということさ。そういうことなら、鹿島に行った理由は分かるわ。
小沢の持っていた4億円、これと、直接結びつかなくたっていいんだよ。金には色が付いてないからね(笑)。
たまたま持ってた4億円と、ゼネコン系が出したという数千万円、この「連想」が働いてくれさえすればいい、ということなのさ。
極端に言えば、こんな例と一緒さ。
競馬で10万円ゲットした男がいたとしよう。で、昨晩、コンビニ強盗で15万盗まれた事件がありました。この男と、コンビニ強盗に何か繋がりはあるか?
なくたっていいのさ。男が持ってた10万円が、「どうやって手に入れたか」というのが不明でさえあれば、誰かは「ひょっとすると、強盗で奪った15万円の一部なんでは?」という疑念を生じてさえくれればいい、ということなのだから。事実というのは、「炎上」ではほぼ関係なくなる。その演出さえできていればよい、ということ以外にはない。
まさに、マジックの手法と同じさ。仕込みは別な方の手にある。けれど、ハンカチを振ったり、観客の目を引く大袈裟な身振り手振りをするんだよ。そう、大いに”目立つ”手のほうこそが、ダミーなのさ。多くの人々の目を欺くためにあるのだ。
何かを必死に覆い隠したい時か、何かに注意を向けられては困る時か、はたまた別な狙いを秘めている時か、失脚狙いの「○国情報部関係が刺した」のか(笑)、何がどうなのかは判りませんが、やけに必死なのが変なのさ。
以前の、財務省主計局官僚の「集団強姦事件」の構造と近いんだよ。