報復が怖いけど、やっぱ書いとくわ。
この前から気になっているんだけど、やけにあっち方面の肩を持つという傾向が垣間見えるわけだな。
コレね>反検察の言論人は概ね出揃った感じかな 切込隊長BLOG(ブログ) Lead‐off mans Blogmore
おんなじ「一郎」なんだから、もっと配慮してやれよ、とか、慶応閥なんだから親身になれよ、とか言いたいわけではない。軽い冗談です。
一応、当方の主張というのは、以前から書いてきた通りである。
09年3月時点
3/17>西松献金事件の背景を読む
3/28>改革なんて、多分無理
個人的には、別に、民主支持だの、小沢支持だのといった、特定の政治思想や傾向を持ってきたわけではないよ。過去の記事をお読みになってきた方々であればお分かりになると思いますけれど、昨年の政権交代直前でさえ民主支持ではなかったですよ。
ただ、今回の一件は、次元が違う。
09年3月時点では、検察に対する評価をするだけの情報とかがそんなにはなかった。でも、今は、評価に加えられるであろう情報は、増えているから。検察の対応の仕方なんかも、当時と今では見える部分は異なるわけで。
土地購入問題、所謂小沢ハウスという話は、07年のことです。
そして、西松献金事件以降では、代表辞任に追い込まれることになったわけです。
平たく言えば、政治的には一度制裁を受けている、ということになるかと思います。
そして、その事件後に選挙はあったわけですよ。
過去の国会議員さんたちで、疑惑とか何とかがあった後に、選挙という洗礼を受けることによって、一応のみそぎ的義務を果たした、というような対応になってきたのではないかと思います。つまり、それが選挙民の選択なのだ、ということでしょう。
小沢のエグイところとか、経済学部出だけに金にはうるさいとか、そういうのは実際どうなのか知りませんが、色々とグレーみたいなところがあったかもしれません。たとえそうだとしても、今回の騒動は解せないわけなんですよ。
切込氏は、二階さんとどういった関係にあるのか知りませんが、顔見知りですか?それとも、同じ政治思想を持つ同志として、何らかの接点を持ってきたとか、人脈を介して繋がりがあったとか、そういうのはどうですか?
利害関係にある当事者が情報を出すなら、立場の表明でもしたらよいのではないかと思いますけれども、どうなんでしょうか。背後関係を探られると、何か痛いところでもあるのかな?
ないのであれば、それなりに表明しておくべき事柄があるやもしれませんな。まあ、別にいいんですがね。
で、問題の二階派のことなんですが、記憶をもう一度呼び戻していただきましょう。
小沢の秘書だった大久保被告は突然の逮捕。事情聴取もなし。いきなり、逮捕。これが09年3月ですな。
二階さんの会計責任者の秘書は、逮捕されてない。身柄拘束?何をバカな。事情を聞かれただけ。しかも、大久保逮捕の後に、検察の横暴ではないかという批判の集中砲火を浴びた後から、自民党議員の関係に捜査着手となっただけ。
>西松建設の違法献金事件 - Yahooニュース
そうして、東京地検特捜部の判断はどうなったか?
6月に嫌疑不十分で『不起訴処分』。しかし、検察審査会で不起訴不当の議決が出された。そうすると、次は起訴かな、と思うでしょ?
そうはイカの金●。検察は、再び不起訴処分としたんですよ(笑)。まあ、会計責任者はずっと否認を続けていて、だけど逮捕されずに、起訴もされない、と。これが、権力行使の恣意性ということなんですわ。
で、また7月の検察審査会での議決は、『不起訴不当』。
要するに、特捜部は初めから「二階ルート」の献金問題なんて、やる気なんかなかったってわけ。起訴する気も、ハナからないわけ。唯一の狙いは、小沢のところだけでしょ。だからこそ、突然の大久保逮捕だったわけで。
で、二階さんの会計責任者はどうなったか?
昨年の12月に、略式起訴で罰金100万払って、こっそり終結。昨年3月に起訴された大久保被告の初公判は、その後に控えているという事情があったからだろうね(笑)。
言ってみれば、一事不再理の原則(*1)、これを最大限活かしたい、ということさ。
事後的に騒ぎになったとしても、「いや、二階さんは、もう裁判が済んでいるから、終わったこと」というふうに片付けられるでしょう?
2度も嫌疑不十分で不起訴になっていた事件で、なおかつ当初から数ヶ月間に渡って否認を続けた事件が、何と「略式起訴」で手打ちということになったということですわな。これがおかしくない、正当であるというのなら、「説明義務(笑)を果たせ」ってなもんだわな。検察の正当性について、是非ともご高説を拝聴したいものですな。
(*1):
おなじように、小沢の件についていえば、代表辞任で「一事不再理」原則みたいなものと一緒であろうし、政治的には決着が付けられた話であるはずなんでは?
説明義務を果たせというのは、ただ聞いても簡単には理解できないから、というだけではないのか?図解なんかも複雑にしたり、マスコミ情報が不可解なものを数多く入れれば入れるほどに、一般国民には何のことだか判らなくなるだけ。前のこれとこれの話です、なんて言ったって、普通には判らんわな。そういうのを利用しているのは、検察とマスコミなんじゃないのか?
で、今後、残るのは「大久保被告の事件」ということ。更には、そこから小沢へのルートを「どうしても開きたい」という特捜の思惑があるわけさ。大久保被告の事件で、公判維持さえも困難になるかもしれないと危惧すれば、どうなるかな?
新たな突破口を見つけ出さねばならない、ということさ。
西松事件も、水谷事件も、既にあったネタを再利用しているに過ぎない。しかも、検察側の「都合のよい情報」というのが数多く織り込まれているので、どれが事実なのか、誰にも正確に判らないんだよ。
大久保被告が逮捕された直ぐ後に、NHKが「~と供述していることがわかりました」とか、報じていたけれども、実際には、あれが事実ではなかった、と別な新聞記事などでは否定されたりした。西松関係者の公判は終結しているのに、何故か大久保被告は起訴だけされているけれど、公判が開かれないという事態が続いていたのもおかしいんじゃないのか?逮捕に踏み切る時点で、物証なんかはほぼ揃っているでしょうし、裁判が開始できないはずないからね。なのに、数ヶ月間もの空白期間。何故?(まさか、政権交代して民主党の法務大臣がやってくるのを待っていたとか?笑)
NHKが言っていたように、認める供述をしたのであれば、難なく裁判をやって終わらせられるはずでしょう?
数ヶ月間もの否認を続けていた二階さんの会計責任者は既に裁判が終わって、大久保被告の裁判が開けないはずないだろ?(笑)
嫌疑が不十分だったのに、何故かアッサリ決着。これ如何?
で、今年になってから、何故か『鹿島本社』に家宅捜索。東北支店じゃなくて?(笑)
何故に?
しかし、水谷建設には行かず。
どうして?
在京のテレビ局を総動員する必要があったもんなあ~。
テレビの絵を必要としたから、だろう?
だから、近場じゃなけりゃならなかったんじゃないの?
あんまり遠くに分散していると、各局が数箇所へクルーを送り込むのが対応できなくなるもんね。
はは~ん、と。
切込氏がどうということを言ってるわけではありませんが、普通は、煽動情報を流す「●●分子」みたいなのは配置しておくのが、常道なんじゃないですかねえ?煽動とは限りませんけれども、言論を引っ張れるような影響力を有する人たちには、それなりの役割ってものがあることもあるわけで、そういうのはビジネスの上においてもひじょーに大切ですよねえ?
識者でもいいし、学者でもいいし、色々とあるだろうけど、言論人も当然ありえるわな。ある陣営なんかに都合のよい情報や主張を代行(笑)してくれる人材を、当然重用するわけである。だったら、話は早いな。よく判るよね、ってなもんでして。
ああ、JALのタスクフォースね、ああいうのに、呼ばれて参加していたとか、デューデリだかで特需にありついて「かっぱぎ」をやっていた面子なんかを並べて確認すると、ビジネスってこういう人脈・系列でできているのね、ってのが見えてくるって話にも似てるかも。
旧日本郵政公社の超オイシイ物件やタカリ事業で、転がして懐にガッポリ潤った連中なんかがいたのと、構造的にはほぼ近いわな。
まあ、世の中、そういう風にできているし、コネが最強だから、別に下々の者には関係ないからいいんだけどさ。
で、「反検察」軍団の反対側にいる、珍妙なネタ投下部隊はどういう軍団なのかな、というのが気になる今日この頃です。
親●軍団とかにかなり近い存在なのであれば、それはそれでいい具合。
工●員乙。
ああ、参考までに、有価証券報告書の話は、ホリエモンの一件を取り立ててどうこう言いたいわけじゃないけど。あれね、西武グループ解体となったことの方。堤さんの件。
それと、例の「財務省主計局官僚の集団強姦事件」ね、あれは親告罪適用じゃないらしいから、東京地検発表によると「処分保留」になったままで終わったんだけど、検察審査会でどういった議決が出されたか、誰か調べてくれないかな?
あんな悪質事件が処分保留で終わるのは解せないんだよね。不起訴不当とか、起訴相当とかの厳しい意見が付いても不思議じゃないんだよ。もし審査会の結果が残ってないとすれば、それはどうしてなのか、疑問が増えるわけさ(笑)。
追加です。
略式裁判のことですが、毎日新聞のネット上の記事があったのに、何故かキャッシュしか残ってないのな。慌てて消したからなのかな?よく判らん。
でも、以下に引用しておきますから。
=====
2009年12月9日 21時17分 更新:12月9日 23時43分
西松献金:二階氏秘書を略式起訴 100万円略式命令
準大手ゼネコン「西松建設」による違法献金事件で、東京地検特捜部は9日、自民党の二階俊博前経済産業相の長田(おさだ)武敏政策秘書(63)を政治資金規正法違反(虚偽記載、他人名義の寄付受領)で略式起訴した。関係者によると、長田秘書は「西松側から『社名が出ないようにして献金する』と言われ了承した」と容疑を認めているという。東京簡裁は同日、長田秘書に罰金100万円の略式命令を出し、長田秘書は即日納付した。西松建設を巡る一連の捜査は終結した。
民主党の小沢一郎幹事長側への総額3500万円の資金提供については3月、公設第1秘書、大久保隆規被告(48)が特捜部に逮捕・起訴された。特捜部は(1)大久保被告より金額が低い(2)長田秘書が容疑を認め反省している(3)小沢氏側と異なり公共工事受注に絡む二階氏側からの便宜供与がない--ことから略式起訴を選択したと説明している。
献金者側の西松建設、国沢幹雄元社長(70)は既に同法違反で有罪が確定しており「さらに立件するのは酷」として不起訴(起訴猶予)にした。
起訴状によると、長田秘書は西松建設から06~08年、総額900万円の企業献金を受けたにもかかわらず、二階氏が代表を務める「自民党和歌山県第3選挙区支部」(和歌山県御坊市)の政治資金収支報告書に個人からの献金と虚偽記載したとされる。
西松側はATM(現金自動受払機)を使い、収支報告書に寄付者名を記載する必要のない1人5万円の個人献金60人分に分散し、年300万円を支部に送金していた。支部の会計責任者は地元支援者の会社社長だったが、特捜部は長田秘書が会計実務を担当していたと判断した。【岩佐淳士、伊藤直孝】
◇「処分は誠に残念」二階氏
二階氏は9日、「(秘書は)長年活動してくれただけに処分は誠に残念。政治資金の受け入れについては誤解を受けることのないよう指示を徹底した」とするコメント文を出した。
【ことば】略式起訴
公判を経ずに100万円以下の罰金または科料を科す場合の手続きで、簡易裁判所に審判を請求する。容疑者が事実を認めて同意した時にだけ行うことができる。簡裁は書面審査で有罪と判断すれば略式命令を出す。略式命令に異議があれば14日以内に正式裁判を求めることができる。
◆解説 「便宜供与なし」と判断
西松建設を巡る虚偽記載事件では3月、民主党の小沢一郎幹事長の大久保隆規・公設第1秘書が逮捕・起訴された。また、鳩山由紀夫首相の偽装献金問題を巡っても近く刑事処分について判断が出る見通しだ。だが、法務・検察幹部は「民主の次は自民、というバランスを取ったのではない」と強調。この時期の処分となったのは長田秘書が今月になって容疑を認めたためで、しかも900万円という比較的少額でも立件したのは、政治資金規正法違反に対して厳しい態度で臨む検察側の姿勢を示したものと説明する。
昨年6月には坂本由紀子前参院議員が代表を務める自民党支部が約137万円の経費を架空計上したとして、静岡地検が担当者を在宅起訴した(有罪確定)。虚偽記載額がわずかで、しかも「入り」ではなく支出面での立件。「自分たちで作った法律だからこそ、きちんと守らなければならない」。別の幹部はそう話し、議員立法である以上、内閣提出の他の法律より議員にとって規範性が強いとの考えを示した。
とは言え、長田秘書については4月ごろから否認を続けていたのに在宅のまま捜査し、半年後に認めた後で略式起訴。一方、大久保被告は事情聴取を経ず、3月にいきなり逮捕。その落差は大きい。検察側は「小沢氏側と違い、公共工事受注に絡む便宜供与がないからだ」と説明するが、捜査手法の正当性に理解を得るためには、18日に始まる大久保被告の公判で、小沢事務所が公共工事受注を差配するために発したとされる「天の声」の存在を確実に立証する必要があるだろう。【小林直、岩佐淳士】
======
以上ですけど、解説にも書かれているように、「天の声」問題は残ってるわけです。しかも、検察側主張というのは、大久保被告の発する「天の声」というような言い方なんですな。これで、どうして小沢の線が?
更に追加だけど(20時過ぎくらい)。
12日の切込氏の記事>小沢さん4億円入金関連で官報掲載を騒いでる微妙な奴らは何なのかな 切込隊長BLOG(ブログ) Lead‐off mans Blog
この中では、切込氏は
『公務員の守秘義務とか明後日の方向から検察批判をしている人は何らかの背後関係があるんじゃないかと疑ってしまいますね。』
と仰っています(←誰かを批判する時の引用口調の定型版)。
それは、オレも書いてますけど。こんなどうでもいい部分はおいといて、
『単に金額が一緒なだけで、性質も使途も時期も全然違うものです。というか、しょっぱなの入金が10年以上前とか、自民党離脱したときじゃないかとか、そういう方面のミステリーだと思います。』
という部分について、切込氏なりの言論人というのか、売文稼業の人なりの「けじめ」ってもんをつけてくれることを期待したいですな。
この前から気になっているんだけど、やけにあっち方面の肩を持つという傾向が垣間見えるわけだな。
コレね>反検察の言論人は概ね出揃った感じかな 切込隊長BLOG(ブログ) Lead‐off mans Blogmore
おんなじ「一郎」なんだから、もっと配慮してやれよ、とか、慶応閥なんだから親身になれよ、とか言いたいわけではない。軽い冗談です。
一応、当方の主張というのは、以前から書いてきた通りである。
09年3月時点
3/17>西松献金事件の背景を読む
3/28>改革なんて、多分無理
個人的には、別に、民主支持だの、小沢支持だのといった、特定の政治思想や傾向を持ってきたわけではないよ。過去の記事をお読みになってきた方々であればお分かりになると思いますけれど、昨年の政権交代直前でさえ民主支持ではなかったですよ。
ただ、今回の一件は、次元が違う。
09年3月時点では、検察に対する評価をするだけの情報とかがそんなにはなかった。でも、今は、評価に加えられるであろう情報は、増えているから。検察の対応の仕方なんかも、当時と今では見える部分は異なるわけで。
土地購入問題、所謂小沢ハウスという話は、07年のことです。
そして、西松献金事件以降では、代表辞任に追い込まれることになったわけです。
平たく言えば、政治的には一度制裁を受けている、ということになるかと思います。
そして、その事件後に選挙はあったわけですよ。
過去の国会議員さんたちで、疑惑とか何とかがあった後に、選挙という洗礼を受けることによって、一応のみそぎ的義務を果たした、というような対応になってきたのではないかと思います。つまり、それが選挙民の選択なのだ、ということでしょう。
小沢のエグイところとか、経済学部出だけに金にはうるさいとか、そういうのは実際どうなのか知りませんが、色々とグレーみたいなところがあったかもしれません。たとえそうだとしても、今回の騒動は解せないわけなんですよ。
切込氏は、二階さんとどういった関係にあるのか知りませんが、顔見知りですか?それとも、同じ政治思想を持つ同志として、何らかの接点を持ってきたとか、人脈を介して繋がりがあったとか、そういうのはどうですか?
利害関係にある当事者が情報を出すなら、立場の表明でもしたらよいのではないかと思いますけれども、どうなんでしょうか。背後関係を探られると、何か痛いところでもあるのかな?
ないのであれば、それなりに表明しておくべき事柄があるやもしれませんな。まあ、別にいいんですがね。
で、問題の二階派のことなんですが、記憶をもう一度呼び戻していただきましょう。
小沢の秘書だった大久保被告は突然の逮捕。事情聴取もなし。いきなり、逮捕。これが09年3月ですな。
二階さんの会計責任者の秘書は、逮捕されてない。身柄拘束?何をバカな。事情を聞かれただけ。しかも、大久保逮捕の後に、検察の横暴ではないかという批判の集中砲火を浴びた後から、自民党議員の関係に捜査着手となっただけ。
>西松建設の違法献金事件 - Yahooニュース
そうして、東京地検特捜部の判断はどうなったか?
6月に嫌疑不十分で『不起訴処分』。しかし、検察審査会で不起訴不当の議決が出された。そうすると、次は起訴かな、と思うでしょ?
そうはイカの金●。検察は、再び不起訴処分としたんですよ(笑)。まあ、会計責任者はずっと否認を続けていて、だけど逮捕されずに、起訴もされない、と。これが、権力行使の恣意性ということなんですわ。
で、また7月の検察審査会での議決は、『不起訴不当』。
要するに、特捜部は初めから「二階ルート」の献金問題なんて、やる気なんかなかったってわけ。起訴する気も、ハナからないわけ。唯一の狙いは、小沢のところだけでしょ。だからこそ、突然の大久保逮捕だったわけで。
で、二階さんの会計責任者はどうなったか?
昨年の12月に、略式起訴で罰金100万払って、こっそり終結。昨年3月に起訴された大久保被告の初公判は、その後に控えているという事情があったからだろうね(笑)。
言ってみれば、一事不再理の原則(*1)、これを最大限活かしたい、ということさ。
事後的に騒ぎになったとしても、「いや、二階さんは、もう裁判が済んでいるから、終わったこと」というふうに片付けられるでしょう?
2度も嫌疑不十分で不起訴になっていた事件で、なおかつ当初から数ヶ月間に渡って否認を続けた事件が、何と「略式起訴」で手打ちということになったということですわな。これがおかしくない、正当であるというのなら、「説明義務(笑)を果たせ」ってなもんだわな。検察の正当性について、是非ともご高説を拝聴したいものですな。
(*1):
おなじように、小沢の件についていえば、代表辞任で「一事不再理」原則みたいなものと一緒であろうし、政治的には決着が付けられた話であるはずなんでは?
説明義務を果たせというのは、ただ聞いても簡単には理解できないから、というだけではないのか?図解なんかも複雑にしたり、マスコミ情報が不可解なものを数多く入れれば入れるほどに、一般国民には何のことだか判らなくなるだけ。前のこれとこれの話です、なんて言ったって、普通には判らんわな。そういうのを利用しているのは、検察とマスコミなんじゃないのか?
で、今後、残るのは「大久保被告の事件」ということ。更には、そこから小沢へのルートを「どうしても開きたい」という特捜の思惑があるわけさ。大久保被告の事件で、公判維持さえも困難になるかもしれないと危惧すれば、どうなるかな?
新たな突破口を見つけ出さねばならない、ということさ。
西松事件も、水谷事件も、既にあったネタを再利用しているに過ぎない。しかも、検察側の「都合のよい情報」というのが数多く織り込まれているので、どれが事実なのか、誰にも正確に判らないんだよ。
大久保被告が逮捕された直ぐ後に、NHKが「~と供述していることがわかりました」とか、報じていたけれども、実際には、あれが事実ではなかった、と別な新聞記事などでは否定されたりした。西松関係者の公判は終結しているのに、何故か大久保被告は起訴だけされているけれど、公判が開かれないという事態が続いていたのもおかしいんじゃないのか?逮捕に踏み切る時点で、物証なんかはほぼ揃っているでしょうし、裁判が開始できないはずないからね。なのに、数ヶ月間もの空白期間。何故?(まさか、政権交代して民主党の法務大臣がやってくるのを待っていたとか?笑)
NHKが言っていたように、認める供述をしたのであれば、難なく裁判をやって終わらせられるはずでしょう?
数ヶ月間もの否認を続けていた二階さんの会計責任者は既に裁判が終わって、大久保被告の裁判が開けないはずないだろ?(笑)
嫌疑が不十分だったのに、何故かアッサリ決着。これ如何?
で、今年になってから、何故か『鹿島本社』に家宅捜索。東北支店じゃなくて?(笑)
何故に?
しかし、水谷建設には行かず。
どうして?
在京のテレビ局を総動員する必要があったもんなあ~。
テレビの絵を必要としたから、だろう?
だから、近場じゃなけりゃならなかったんじゃないの?
あんまり遠くに分散していると、各局が数箇所へクルーを送り込むのが対応できなくなるもんね。
はは~ん、と。
切込氏がどうということを言ってるわけではありませんが、普通は、煽動情報を流す「●●分子」みたいなのは配置しておくのが、常道なんじゃないですかねえ?煽動とは限りませんけれども、言論を引っ張れるような影響力を有する人たちには、それなりの役割ってものがあることもあるわけで、そういうのはビジネスの上においてもひじょーに大切ですよねえ?
識者でもいいし、学者でもいいし、色々とあるだろうけど、言論人も当然ありえるわな。ある陣営なんかに都合のよい情報や主張を代行(笑)してくれる人材を、当然重用するわけである。だったら、話は早いな。よく判るよね、ってなもんでして。
ああ、JALのタスクフォースね、ああいうのに、呼ばれて参加していたとか、デューデリだかで特需にありついて「かっぱぎ」をやっていた面子なんかを並べて確認すると、ビジネスってこういう人脈・系列でできているのね、ってのが見えてくるって話にも似てるかも。
旧日本郵政公社の超オイシイ物件やタカリ事業で、転がして懐にガッポリ潤った連中なんかがいたのと、構造的にはほぼ近いわな。
まあ、世の中、そういう風にできているし、コネが最強だから、別に下々の者には関係ないからいいんだけどさ。
で、「反検察」軍団の反対側にいる、珍妙なネタ投下部隊はどういう軍団なのかな、というのが気になる今日この頃です。
親●軍団とかにかなり近い存在なのであれば、それはそれでいい具合。
工●員乙。
ああ、参考までに、有価証券報告書の話は、ホリエモンの一件を取り立ててどうこう言いたいわけじゃないけど。あれね、西武グループ解体となったことの方。堤さんの件。
それと、例の「財務省主計局官僚の集団強姦事件」ね、あれは親告罪適用じゃないらしいから、東京地検発表によると「処分保留」になったままで終わったんだけど、検察審査会でどういった議決が出されたか、誰か調べてくれないかな?
あんな悪質事件が処分保留で終わるのは解せないんだよね。不起訴不当とか、起訴相当とかの厳しい意見が付いても不思議じゃないんだよ。もし審査会の結果が残ってないとすれば、それはどうしてなのか、疑問が増えるわけさ(笑)。
追加です。
略式裁判のことですが、毎日新聞のネット上の記事があったのに、何故かキャッシュしか残ってないのな。慌てて消したからなのかな?よく判らん。
でも、以下に引用しておきますから。
=====
2009年12月9日 21時17分 更新:12月9日 23時43分
西松献金:二階氏秘書を略式起訴 100万円略式命令
準大手ゼネコン「西松建設」による違法献金事件で、東京地検特捜部は9日、自民党の二階俊博前経済産業相の長田(おさだ)武敏政策秘書(63)を政治資金規正法違反(虚偽記載、他人名義の寄付受領)で略式起訴した。関係者によると、長田秘書は「西松側から『社名が出ないようにして献金する』と言われ了承した」と容疑を認めているという。東京簡裁は同日、長田秘書に罰金100万円の略式命令を出し、長田秘書は即日納付した。西松建設を巡る一連の捜査は終結した。
民主党の小沢一郎幹事長側への総額3500万円の資金提供については3月、公設第1秘書、大久保隆規被告(48)が特捜部に逮捕・起訴された。特捜部は(1)大久保被告より金額が低い(2)長田秘書が容疑を認め反省している(3)小沢氏側と異なり公共工事受注に絡む二階氏側からの便宜供与がない--ことから略式起訴を選択したと説明している。
献金者側の西松建設、国沢幹雄元社長(70)は既に同法違反で有罪が確定しており「さらに立件するのは酷」として不起訴(起訴猶予)にした。
起訴状によると、長田秘書は西松建設から06~08年、総額900万円の企業献金を受けたにもかかわらず、二階氏が代表を務める「自民党和歌山県第3選挙区支部」(和歌山県御坊市)の政治資金収支報告書に個人からの献金と虚偽記載したとされる。
西松側はATM(現金自動受払機)を使い、収支報告書に寄付者名を記載する必要のない1人5万円の個人献金60人分に分散し、年300万円を支部に送金していた。支部の会計責任者は地元支援者の会社社長だったが、特捜部は長田秘書が会計実務を担当していたと判断した。【岩佐淳士、伊藤直孝】
◇「処分は誠に残念」二階氏
二階氏は9日、「(秘書は)長年活動してくれただけに処分は誠に残念。政治資金の受け入れについては誤解を受けることのないよう指示を徹底した」とするコメント文を出した。
【ことば】略式起訴
公判を経ずに100万円以下の罰金または科料を科す場合の手続きで、簡易裁判所に審判を請求する。容疑者が事実を認めて同意した時にだけ行うことができる。簡裁は書面審査で有罪と判断すれば略式命令を出す。略式命令に異議があれば14日以内に正式裁判を求めることができる。
◆解説 「便宜供与なし」と判断
西松建設を巡る虚偽記載事件では3月、民主党の小沢一郎幹事長の大久保隆規・公設第1秘書が逮捕・起訴された。また、鳩山由紀夫首相の偽装献金問題を巡っても近く刑事処分について判断が出る見通しだ。だが、法務・検察幹部は「民主の次は自民、というバランスを取ったのではない」と強調。この時期の処分となったのは長田秘書が今月になって容疑を認めたためで、しかも900万円という比較的少額でも立件したのは、政治資金規正法違反に対して厳しい態度で臨む検察側の姿勢を示したものと説明する。
昨年6月には坂本由紀子前参院議員が代表を務める自民党支部が約137万円の経費を架空計上したとして、静岡地検が担当者を在宅起訴した(有罪確定)。虚偽記載額がわずかで、しかも「入り」ではなく支出面での立件。「自分たちで作った法律だからこそ、きちんと守らなければならない」。別の幹部はそう話し、議員立法である以上、内閣提出の他の法律より議員にとって規範性が強いとの考えを示した。
とは言え、長田秘書については4月ごろから否認を続けていたのに在宅のまま捜査し、半年後に認めた後で略式起訴。一方、大久保被告は事情聴取を経ず、3月にいきなり逮捕。その落差は大きい。検察側は「小沢氏側と違い、公共工事受注に絡む便宜供与がないからだ」と説明するが、捜査手法の正当性に理解を得るためには、18日に始まる大久保被告の公判で、小沢事務所が公共工事受注を差配するために発したとされる「天の声」の存在を確実に立証する必要があるだろう。【小林直、岩佐淳士】
======
以上ですけど、解説にも書かれているように、「天の声」問題は残ってるわけです。しかも、検察側主張というのは、大久保被告の発する「天の声」というような言い方なんですな。これで、どうして小沢の線が?
更に追加だけど(20時過ぎくらい)。
12日の切込氏の記事>小沢さん4億円入金関連で官報掲載を騒いでる微妙な奴らは何なのかな 切込隊長BLOG(ブログ) Lead‐off mans Blog
この中では、切込氏は
『公務員の守秘義務とか明後日の方向から検察批判をしている人は何らかの背後関係があるんじゃないかと疑ってしまいますね。』
と仰っています(←誰かを批判する時の引用口調の定型版)。
それは、オレも書いてますけど。こんなどうでもいい部分はおいといて、
『単に金額が一緒なだけで、性質も使途も時期も全然違うものです。というか、しょっぱなの入金が10年以上前とか、自民党離脱したときじゃないかとか、そういう方面のミステリーだと思います。』
という部分について、切込氏なりの言論人というのか、売文稼業の人なりの「けじめ」ってもんをつけてくれることを期待したいですな。