廣島パイレーツ・チャンネル

広島の名も無き”田舎侍”が地元プロスポーツを中心に色々と書いて行く過激なスポーツコラムや、広島の市政や街づくりについても

丸の内26時

2007-12-30 17:03:58 | Weblog
 今夜は年末恒例の『レコード大賞』(TBS系)をやっていて私も最後の方だけ見た。 私は誰が賞を取るかとか特に興味は無かったのだが... そして同じチャンネルでの次の番組『一夜だけの復活! イカすバンド天国』を見て懐かしさに感激してしまった。 私は”イカすバンド天国”も”イカの天麩羅”も好きなもので。 そう言えば私が高校の頃、クラスにバイトして楽器を買い、バンドをやっている連中がいたなと思い出したりしていました。 この頃はまだこの番組も無かったし、アマチュアバンドブームも無かったのだが... 番組に登場した個性的なバンドも忘れていたが名前を聞くと記憶が蘇ってしまった。 『ノーマ・ジーン』と言うバンドがいましたがこの名前はハリウッドの伝説的女優マリリン・モンローさんの本名から来ているのだったか。 こう言う番組での審査って難しいみたいですね。 パフォーマンスと歌の実力が両立していれば良いですが、歌はこっちのバンドが上手いけど印象に残ったのはあっちとかなると... 同時期に広島ローカルのバラエティー番組でもこの番組のパロディーの『タコ天』をやっていましたが、公正な審査が難しくてすぐに止めてしまいましたし。

                 

ココリコ遠藤と千秋が格差離婚(日刊スポーツ) - goo ニュース

 先日の新庄剛氏と大河内志保さんに続いてまた離婚報道とは。 新庄氏の方は以前から離婚の噂があったりしましたが、こちらはちょっと意外でした。 ”どこかの球団”の熱烈なファンである千秋さんがデイ○ースポーツに野球中心のコラムを掲載しているのですが、それらしい語句は無かったですし。 今となってはそう言えば夫の事に関する記述がほとんど無かったなと思えますけど離婚する程の事になっているとは全く...

 上の記事が本当なら何となく納得するものもあります。 結婚は家と家との結び付きとはもう言わなくなりましたが、駆け落ちとかでもない限り結婚すれば相手の親や兄弟とも関わって行かないといけませんから。 普通は共通の話題(趣味)があれば話が合っていい関係になれるはずなのですが、この夫婦の場合は”どこかの球団”の熱烈なファンである共通点を通じて”住む世界が違う人達”と交際する事になってやりにくさを感じていたのかも知れませんし。

                 

 ネットのニュースによると今年も毎年恒例の”冬コミ”、すなわち漫画の同人誌即売会・コミックマーケット、略してコミケが東京ビッグサイトで始まったのだそうだ。 コミックマーケットは年に2回、盆休みと正月休みの時期に行われていて夏の方は”夏コミ”と呼ばれたりしていますけど。 実を言いますと私も昔はよく行っていました。 もっとも私は絵は全く描けないのでもっぱら見て買う側だったのですが。 コミケでは同人誌を作って売る側も、見て買う側もみんな同じお祭りの”参加者”と呼びます。 私は各種のお祭りやイベント、スポーツ観戦に対していつも”参加者”のつもりでいるのですが、その原点はここなのでした。

 私がコミケに行っていたのは20歳から30歳の間、広島から行っていた時は新幹線を利用し、大阪で学生をやっていた2年間は近くなったので夏も冬も行っていました。 JRの『青春18切符』を使用し、大阪を早朝に出て8時間、夕方には東京に着いて荷物をロッカーに預けて早速秋葉原に行き、食事まで済ませてから深夜に東京駅まで戻って来ます。 当時の丸の内はタダのオフィス街で盆休みや正月休みには誰も居なくて開いている店も少ない寂しい状況でした。

                 

 賑わっていた東京駅も24時が近付くと静かになり、ピーーーーン、ポーーーーーーンと言う音ばかりが響き渡る世界になります。 東京ビッグサイトに行くには丸の内か八重洲の乗り場から都バスに乗って行くのと、新橋駅から『ゆりかもめ』に乗る方法があります。 東京から隣の神田に行けばカプセルホテルもありますけど始発のバスに乗らないと現地に着いてものすごく待たされる事になるからまともに寝てはいられません。 そこで私は東京駅で夜明かしする事にしました。 待合室で過ごせれば良いのですが、残念ながら終電が過ぎると駅は閉鎖されてしまいます。 それなので私は駅舎の外、丸の内駅舎の交番の前でスポーツ新聞を被って仮眠を取りました。 先日、この交番で警察官が自殺する事件がありましたけど、あの場所の前で大胆にも夜明かしをしていました。

 冬は寒く、夏は暑い中で当然熟睡は出来ないまま2~3時間が過ぎた頃、駅から音がしてシャッターが開きました。 どうやら午前4時に駅が開くみたいです。 私は大急ぎで駅舎に駆け込み、いつも清潔な丸の内南口のトイレで着替えと洗顔を済ませてロッカーに荷物を預け、早速駅前のバス乗り場に並びます。 朝4時だと言うのに結構な行列が出来ていました。 朝の6時前頃に都バスが出しているビッグサイト行きのシャトルバスがやって来ました。 運賃200円で20分程走ったところでビッグサイトに到着しました。

                 

 ビッグサイトに着いたものの開場は10時でまだ入れません、一般参加者はビッグサイトの駐車場で10時まで待つ事になります。 海に面した駐車場は吹きさらしで冬は寒くて夏は暑かった。 今だったらDSなどの携帯ゲーム機やテレビを見たりゲームも出来る携帯電話があって簡単に暇を潰せますが、当時の私は本を読んで開場までの4時間を過ごしました。 駐車場には開場を待つ数万人の人が順番待ちの行列を作り、窮屈で時間が経たなくて4時間が一日にも感じられました。 ちなみに駐車場に設けられた露店は街のそれと変わらない普通の価格でした。 運営側から業者に余計な価格の上乗せをしない様に厳しく通達されていたのだそうで。

 そしてやっと10時になり、更に私の順番が回って来るまで30分ほど掛かりました。 私は待ち時間にチェックしておいたパンフレット(電話帳の様に分厚くて重たかった...)で探したお目当ての本を売っているブースを探して開場を巡る。 今にして思えばそれほど同人誌集めに熱心だった訳でも無いが、あの熱狂的な”お祭り”の雰囲気とエネルギーが好きだったのだろうと思います。 4時間ほど開場を巡った後、”戦利品”を手に東京駅に戻り、駅の食堂で東京最後の食事を済ませた後、荷物をまとめて大阪の時は14時頃から在来線で、広島の場合は17時頃から新幹線で東京を出ました。

                  

 私が最後に東京に行ったのは5年ほど前だったでしょうか? この時はコミケでは無くて観光旅行だったのですけど。 東京も再開発が進んで随分変わったらしいですが。 東京を出る前、丸の内のレンガ造りの駅舎に向かって「また来るね。」と別れを告げて電車に飛び乗ってから時が流れた... またいつか東京に行ってみたいですけどね。 しばらくお金を入れていなかったが”東京貯金”また続けないと...


 ...異常です。